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マニー・パッキャオ vs ミゲール・コット

WBO世界ウエルター級タイトルマッチ

12回TKOで挑戦者マニー・パッキャオが勝ちました。
パッキャオの動きはちょっと鈍いかと思いましたが、前半に2回のダウンを奪い後はパッキャオの一方的な試合運び。
最後の3ラウンドはミゲール・コットはアウトボクシングで逃げ腰、しかしパッキャオに詰められると防戦一方でTKOで敗退しました。
ミゲール・コットはアントニオ・マルガリートとの敗退から復活し本来の力量を見せていましたが、対パッキャオ戦ではアントニオ・マルガリートに敗退した時とまるで同じ、顔を切り、腫らしながらノックダウンこそしなかったもののロープを背にして必死に耐えていえるだけ。レフリースットップを受けてしまいました。

パウンド・フォー・パウンドはパッキャオか?
ミゲール・コットが勝った場合のフロイド・メイウェザーとの試合も楽しみといえば楽しみでしたが、こんなにパッキャオの一方的な試合になるとは予想しませんでした。スピードがあって攻撃的で荒々しいボクシングスタイルがパッキャオですが、あらゆる角度から打ち込むパッキャオのパンチが、防御センスではパッキャオより上手いと思われたコットの顔面にあられのようにヒットしていました。逆にパッキャオは正確無比と言われたコットのパンチをまともにもらっていないことは、セコンドでのお互いの表情の違いを見れば一目瞭然です。
パッキャオはそんなに強いのか・・・?
残すはフロイド・メイウェザーとの頂上決戦で真のパウンド・フォー・パウンドが決まるのでしょうね。
ボクシングでアジア人がパウンド・フォー・パウンドと称号されるとは・・・。


今後、パッキャオが対戦するのはフロイド・メイウェザーのみ。他の誰と戦っても勝って当たり前。だったら無敗のメイウェザーを倒してもらいたいです。


パッキャオは5階級制覇を達成しましたが、もちろんこれはアジア人初。
しかし、オスカー・デラ・ホーヤのように計画的に対戦相手を選び1階級づつ上げて前人未到の6階級制覇したのではなく、パッキャオはフライ級から始まってウエルター級のチャンピオンまで階級を上げました。階級制覇を目指していれば9階級制覇(スターダムにのし上がってからは7階級制覇)になったところです。
パッキャオがこだわったのは対戦相手であったようです。

マルコ・アントニオ・バレラ
ファン・マヌエル・マルケス
エリック・モラレス
オスカー・ラリオス
デビッド・ディアス
オスカー・デラ・ホーヤ
リッキー・ハットン
ミゲール・コット

そうそうたる相手を全て倒しています。そのどの試合も年間ベスト試合に選ばれるほどの白熱した試合でした。

あと一試合、今世紀最高の試合となるでしょうフロイド・メイウェザーとの決戦を来年は観戦できるはず。ファイトマネーも興味ありますが、パッキャオがフロイド・メイウェザーを倒してしまえば・・・これは想像するとどえらいことです。
世界のボクシング界の動向をアジア人であるパッキャオが握っているのです。