Cannondale Synapse Carbon 5 納車の日
UPするの忘れてしまいましたが、半月程前に納車されました。
そういえば最近、身近な人もかなり凄いらしいロードバイク入手しました。
ロードバイクは中学生時代におやじに買ってもらった丸石の黄色いロードバイク以来です。
あの時は死ぬほど嬉しかったです。
今でも覚えています。
思えば、ロードって今も昔も基本的には変わっていないのです。
リアが6速から10速になって、カーボンとかアルミの素材が出てきたこと以外は。
去年の今頃はロードなんてって思っていましたが、体型の変化と共に心境の変化もあったようです。
ラ・フランスタイプのプクーを許しちゃいけません。
このバイク、ピナレロのように格好がいいとは思わないのです。ただ、サスペンションバイクに慣れ親しんでいると、振動は吸収するものだという考えがあって、
パワーで乗り越えるとか、ペダリングを100%推進力に変えるなどということに興味がないのです。
手がしびれない、ほっぺたがバイブしない程度の振動吸収性は欲しくなります。
で、このバイク。振動を吸収してくれます。しかもバネやらエアではなくてカーボンのしなりで。
カーボンのしなり・・・素材のもつしなりを乗り物で体感するなんて贅沢ですし、極上感覚です。
自転車でしか成し得ない世界だと思います。
僕はアルミのバイク、カーボンバックのアルミバイク、カーボンでもガチガチのレーサーバイクとか試乗しましたが、そのどれよりもしなるバイクです。
で、振動を体で受けるとこれがまた疲れてしまいます。しかし、このバイクだとあまり疲れないのです。
それはホイールのおかげだと言われるかも知れませんが、確かにホイールのおかげではありますが、フレームが振動を吸収するという感覚は驚き以外のナニモノでもないです。
もっと早くフレームは振動を吸収することが出来るのだということが、体でわかっていれば、MTB選びも変わっていたはずです。
カーボンフレームに否定的な意見もありますが、カーボンは自転車のフレーム素材としては最高の素材だということがわかります。
ただ、カーボンから始まったロードバイク乗りはカーボン以外のロードに乗れなくなるかもしれません。
パナチタンには興味はありますけど。。
重さなど
フロントホイール EASTON EA90 SLX:620g
タイヤ・チューブ:Vittoria Zaffiro Pro Slick, 700 x 23c:360g
フロントクイック:55g
リアホイール EASTON EA90 SLX:845g
タイヤ・チューブ:Vittoria Zaffiro Pro Slick, 700 x 23c:360g
リアクイック:60g
スプロケット:256g(Shimano 105, 12-25)
サドル:306g
フレーム:4.89kg(クランク・ハンドル・STIレバー他付き)
合計:7.752kg
10kgを大きく切った自転車に乗るのは生まれて初めてです。
片手で遠投出来るくらいの軽さです。
サドルとハンドルバーを変えるとさらに200gは軽くなります。
で、ちょろっと乗ってみましたが、お台場で乗った時と乗り比べて何が違うかというと、ホイールです。
当たり前ですが、漕ぐのをやめてもずっと進むのです。これにはびっくりでした。
ロードバイクに限らず、MTBもそうですがコンポは別にDEOREで十分です。
コンポをXTRにするのであれば、その分のお金をホイールに投資すべきだと思いました。
BB
ボトムブラケットは30φです。見慣れたねじ込み式のBBは付いておらず、ベアリングが圧入されています。
このベアリングはセラミックベアリングにも交換可能です。
軽量化に役立っています。
サイクルモードでも感じましたが、カーボン製のロードバイクのフレームはBB付近が物凄いボリュームとなっています。
リアバック
これが、Synapseのリアバック。
フレームが微振動を吸収するという恩恵をこれまで感じたことありませんでしたが、フレームは振動を吸収してくれます。
これは体験しなくては分からないのですが、霊魂を信じるより分かりやすです。
アスファルトの細かい振動を感じません。
これは驚きでした。自転車の技術は本当に凄いと思います。
チェーンステイが扁平加工されていてシートステイが湾曲しています。
カーボンのしなりをこのような形で利用しているのです。
フォーク
オーディオの世界でもそうなんですが、先端を鋭利にすると振動をよく伝えてくれます。
スピーカーをとんがった円錐状のスパイク型インシュレーターの上に置くとスピーカーの振動を床に逃がすのです。
地面からの振動をカーボンに伝えて吸収するためにフォークの先端が尖っており、さらにアルミのエッジを接着せず、フルカーボンにすることで効率を良くするという
そういうフォークです。
これはSyanapse Carbon 5から装備されています。
ディレイラー
FDはバンド式ではなくてフレームのブラケットに取り付けられています。
こういうFDの規格があるとカーボンフレームの普及が促進されます。
RDは10速対応の105
当たり前ですが変速性能はDURA-ACEには劣ります。DURA-ACEがスパッという感じの変速ですと、105はカチッていう感じの変速です。
レバーの引き代も105のほうが大きく感じます。でも、ちゃんと変速しますから問題ありません。
こういう違いは疲れはててもう自転車降りたいとか、そういう時に感じるストレスだと思います。