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ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air のオーバーホール Intense Slopestyle フロントフォークのオーバーホール その5

ロックショックス リリック DH Solo Air フロントフォークのオーバーホール

エアチャンバー側の組み立て

    • オイル関係は
      • レッドラム
      • スリックハニー
      • ジュディーバター
      • セミバスオイル
      • M-Prep Grease
      • WAKO'Sフッ素スプレー


ダンパーオイルは#7.5のフィニッシュラインです。
標準は#5ですが、もうちょっとダンパー効かせたいので#7.5にしました。
ロックショックスのサイトでは#5で丁度いいみたいなこと書いてありますが。

スリックハニーは即効性があるということでインナーレッグに塗ったりするのですが、このグリースは固形物とオイル分が分離しやすいグリースです。
つまり即効性はあるけど持続性のないグリースです。
Oリングに何かを通すときにOリングの滑りをよくして傷を付けない用途に使っています。
オイル関係で高性能だと思うのがマニトウのサスペンション用に買ったMOTOREX M-Prep Greaseというサスペンション用のグリースです。
スリックハニーより粘度があってシマノの万能グリースであるデュラエースよりも粘度が低いです。
エアピストンやダンピング用のピストンのOリング用にとてもいい感じです。
ジュディーバターはダストシールあたりに塗ります。
同じくMOTOREXのセミバスオイルはロックショックスでいうところのレッドラムのようなものですが、レッドラム(15wt)よりも粘度が低いです。
5W-40という粘度になります。ロワーレッグに注入するオイルになります。
今回はレッドラムにするかセミバスオイルにするか悩むところです。

エアピストン

Oリングとスポンジフォームの交換です。

組み込むときにはスポンジフォームにはレッドラムを染み込ませます。

ネガティブピストン他


ピストンの内側、シャフトが通る部分のオイルシール用にOリングが挿入されています。
このOリングを外すときはピストン本体の内壁に傷を付けないようにと注意書きがあります。
ケガキ棒のようなもので取り外しました。


動くところにはMOTOREX M-Prepを塗っておきます。

OリングもMOTOREX M-Prepを塗ります。

ピンボケですがスポンジフォームにはレッドラムを染み込ませます。

トップアウトバンパーが入るところにもMOTOREX M-Prepを塗ります。

ネガティブピストンのOリングにMOTOREX M-Prepを塗ります。
指が届かないので爪楊枝でたっぷり塗ります。

キックプレート、トップアウトバンパー、ネガティブピストン、ネガティブピストントップアウトバンパーをシャフトに挿入します。
キックプレートはネガティブピストンもしくはエアピストンが移動したときにエアピストンをウエーブワッシャー分引き上げてポジティブ側のエアーをネガティブ側にブローさせるためのもだそうです。
そうすることでポジティブとネガティブを均一圧にしていると書いてありました。
なるほどー(本当はよくわかっていません)
シャフトにネガティブピストンを挿入するときはピストン内側のOリングに傷を付けないようにシャフトの挿入端にスリックハニーを塗っておきます。

ピストン類を何度かスライドさせてOリングとグリースをなじませて、余分なグリースは取り除いてエアピストン部は完成です。

ロックショックス リリックはストロークを160mmと170mmにインナースペーサー入れて変えることが出来ます。

160mmにする場合はインナースペーサーはこの位置に挿入します。

プロショップのようにどこかをチューンするっていう手法を持っていないので、消耗品の交換は機能維持で終わってしまいますが、素人メンテナンスは気持ちの問題で、みんな新しくしたので喉のつっかえが取れた、みたいな感じを得ることができます。
しょぼい走りでも何度かボトムアウトさせてましたので、エアチャンバー側は心配はしていましたが、なんともありません。
ロックショックスってボトムアウトする構造であるようです。