日本船燈 ニッセン ライフボートランプの詳細 おわり
日本船燈 ニッセン ライフボートランプ
灯窓ガラス
二重のホヤになっていますが、二重にすることで雨と風を防いでいます。
ハリケーンランプ以上の風雨への耐性があります。
試しに口でいくら吹いても炎はびくともしません。
写真のごとく外からの風と雨は完全にシャットアウトしています。
中はこんな感じです。
ランタンでいうところのベンチレーター
全てリベット打ちです。
この穴は空気を入れるための穴ですが、ホヤを受ける箇所とはロウ付け溶接されています。
処理的に大変美しいと思います。
芯の部分
組立は全てロウ付けです。
同じく芯の部分
油つぼの芯の入る部分
ストレーナーのような筒にスリットが入っています。
火口は向きがあるらしくこのようなガイドがついています。
取っ手は上と下についているのですが、下の取っ手の用途がわかりません。
380ccのタンク容量で22時間燃焼します。
4cdとはろうそく4本分ですが、ハリケーンランプと同じです。昔の人はこの明かりの下で読み書きをしていました。
さすがにキャンプ場でこれで本を読もうとは思いませんが、メインランタンを消すと真っ暗になるキャンプ場です。
ライフボートランプは夕方から朝まで常備灯として大活躍しそうな気がします。
点灯なんですが、点灯は二重ホヤですからホヤを上げてライターで点灯というわけにはいきません。
灯窓ガラスを外してなすびのようなホヤを上げて点灯させます。
ススなんですが、芯を出しすぎるとススが出ます。
芯はドーム状の火口の頭すれすれくらいで火をつけるとススの出が少なくなりした。
ススは不完全燃焼なんですが灯油の状態や芯の状態でも変わってきます。
一年前の古い灯油使いましたので影響があったかもしれません。
また、空気の影響かと思いますがホヤと灯窓ガラスを付けるとススの出方が変わってしまったりします。
灯窓ガラスを付けると芯調整が出来ないので、ちょっとススに関しては経験が必要かと思います。
室内で長時間点灯するのでしたらパラフィンオイルなどランプオイルにいたほうがいいと思いました。
はやくキャンプしたくなりました。