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休日モード

2011-10-12 A-2が全編に出てくる映画「バルタザールどこへ行く」

The Few A-2 Flight Jacket 5年目のシーズン突入と「バルタザールどこへ行く」という映画

今年も暑かったのでほぼ存在自体が薄れていたザ・フュー A-2フライトジャケット

10月になっても20度超えるし、ヘタすると25度超えてる日もあってよく汗をかくので革ジャンなんて袖を通す気にもならないです。

で、ようやく秋が近づき(季節は秋が深まりつつある季節ですが)フライトジャケットを着てカッコつけようかと思ったりしました。

自分で自分の姿が見えないので助かっているのですが、最近思うのはフライトジャケットに合うメガネがあるのではないかと気になっています。

一昔前はメガネはボーナスで買わないと買えないアイテムでしたが、最近は財布を気にすることなくスタバで時間つぶしている間にメガネが出来てしまうので、たまには街に出てメガネでも物色しようかと考えています。

で、話は変わりますが「バルタザールどこへ行く」という映画をWOWOWで見ました。

A-2が出てくる映画で有名なのは「大脱走」のスティーブ・マックイーンだとかあるのですが、こんな「シネマ」っぽい映画で全編にわたってA-2が出てくる映画も非常に珍しいと思います。


バルタザールどこへ行く(原題:Au Hasard Balthazar)

映画はA-2を普段着で着用している若者が主人公の映画ではありませんが、革ジャンイコールアウトロー的なものがあってA-2を着た若者も少し道を外れています。

ロバが人の手を渡り歩き、行く先々の人々になんらかの影響を与えているかのように生と死にかかわらず人生を終わらせてしまうような「聖なるロバ」が主人公の映画です。

映画的には大変面白い映画で、最初は人間からみたロバの物語、しかし中盤以降はロバからみた人間の物語となっていきます。

昔の映画って本のページを1ページ1ページめくるようなカットごとの演出で今見ると新鮮なんですが、この映画もそうです。

今の映画から見るとやはり陳腐な演出かもしれません。しかし、映画には引き込まれてしまいます。

見終わった後は、この演出は陳腐でもなんでもなく、非常に冷静な演出だということがわかります。

違った意味での息つく暇もない映画で、節々にある「間」がなんとも言えない。

こういう映画はCGを使った壮大な映画より何度も見返してしまうような映画です。

映画を勉強する人は多分、こういう映画を何度も見て語るのだと思います。


監督 ロベール・ブレッソン

白黒の1964年フランス・スェーデン合作映画です。


アメリカで生まれたA-2がヨーロッパ映画で、しかも舞台がフランスなのが興味深いのですが、おかげでこのフランスの青年の存在感が際立っています。

この映画に出てくるA-2は人気のあるラフウェアではなくてドゥボウ A-2です。このドゥボウのA-2が非常に自然に見えます。

やはり台衿があるのとないのでは、ないほうが普段の街着に合っているのではないかと思います。

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A-2もさることながらこの映画に出ている女優さんがコケティッシュな魅力満点です。

アンヌ・ヴィアゼムスキーという女優さんで、映画では青年に翻弄され身を落としていく役柄です。

**は盲目・・この映画はそのような人間の愚かさを分かりやすく淡々と描いているようです。

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5年目のザ・フュー A-2フライトジャケット

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とうとう5年目のシーズンを迎えたFew A-2ですが、何のくたびれもなく、オークション的には擦れのない中古美品です。

大事にメンテされているA-2なんですね〜というのではなく単に着る回数が少ないだけです。

まだ肩にもなじんでいないので着心地は体とジャケットのあちこちに空間が出来ています。

馬革は着るとこうなります。これがラムスキンとかですと体にフィットするのですが、馬革は固いんですね。

で、この固さが経年で味が出てきます。

染はアニリンですが、ラッカーやカゼインだとワイルドに変化します。

シーズンインの時にオイルアップして、シーズン終了時にもう一度オイルアップして幅広のハンガーに部屋干ししておきます。

箪笥の中に吊るしておくのは良くないです。

自然の中での湿度とか陽の明かりを浴びることが大事で、そうなると、やはり革の一番のメンテは着ることなんですね。

ということで、今年こそは毎週着ようと心に決めるA-2ですが、日本は暑いか寒いしかないので数回しか着ないで終わります。