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付属のRAW現像ソフトはどうなのか・・・?OLYMPUS OM-D E-M5購入に向けての覚書5

OM-D発表後、カメラばかりです。
で、些細なことですが、RAW現像時の画質劣化がカメラ付属ソフトで顕著だ、とかあるのかと思います。
いや、些細でない事かも知れません。
JPEG:8bit
RAW:12bit
この数字の差はデカイですから。

Pentax

PENTAX Digital Camera Utility 4


Pentaxユーザーはお世話になりますが結構評判の悪いソフトです。
確かにRAWデータを加工する用途では使えないソフトなんですが、そこそこのJPEG編集ソフトとRAWデータを単に現像するソフトで、加工はカメラ本体で行ってソフト側のRAW加工はおまけ機能程度と割り切って使えばいいです。
僕はフォトショップのほうがはるかに使いやすいので使っていません。結構これ重いですし。
幸い、Pentax K-7はRAW現像は独自のPEF以外にフォトショップで使えるDNG選べます。
いろいろDigital Camera Utility4の評価は価格コム等で参考になりますが、ここのサイトは写真付きでわかりやすいです。
ここではDigital Camera Utility4で現像した時とフォトショップでRAW現像した時の比較を行っています。
PENTAX 645D オーナーサイト
でも、645DはちゃんとしたRAW現像ソフト付いているのかなと思ったら、同じなんですね!
あくまでも付属ソフトはRAW 現像に対応するJPEG画像管理ソフトと考えておきましょう。
で、Digital Camera Utility4単体でRAWデータをJPEG、TIFF8bit、TIFF16bitで現像した時の比較をしてみました。

オリジナル(640に縮小)

上左:JPEG、上右:RAW/JPEG現像、下左:RAW/TIFF8bit現像、下右:RAW/TIFF16bit現像

(クリックするとオリジナル表示になります)

モニター上で300%拡大したときの写りですが、仕上がりみるとJPEGで現像したほうが効率的です。
サイズ的はJPEGが9.25MB、RAWファイルが15.5MB、JPEG変換ファイルが12.2MB、TIFF8bitが41.6MB、TIFF16bitが83.1MBでした。
まあ、3倍拡大なんて普通しませんが、等倍でも違いはわかりますよ。
(クリックするとオリジナル表示になります)

多分、他社の有料現像ソフト使うともっと違いが顕著なのかと思います。

Olympus

OLYMPUS Viewer 2


コンデジについていたソフトがOLYMPUS Viewer 2でしたので入れてみました。
オリンパスのRAWデータがないのでわかりませんが、見た目はペンタックスのほうが分かりやすいですが、操作は完全にオリンパスが上だと感じます。
どのあたりかというとペンタックスはカスタムイメージでコントラスト調整はスライドバーで、調整幅も±4段階という大雑把ですし、数値を入れられない。オリンパスは入れられるし±100段階です。
この違いはとても大きいです。フォトショップはスライドと数値入力可能ですから。
OLYMPUS Viewer 2はJPEG用とRAW用、人物写真用にインターフェイス変えています。それぞれカメラ側の機能に依存します。
こちらのほうが良いような感じがしますね。
あまり悪いレビューもありません。ただ全てのアートフィルターがRAWデータに対応というのが多いいのですが、肝心のRAW現像した時の画質劣化に関しての評価があまりないです。
ということは、PENTAX Digital Camera Utility 4のように目立つほど悪くは無いということでしょうね。
OLYMPUS Viewer 2とLightroomとの比較
OLYMPUS Viewer2の不思議
オリンパスペンタックスほど気にすることないようです。
JPEGとRAW現像したJPEGでは等倍程度で違いがわかります。
通常は1600万画素もの写真データを等倍で表示させることもないでしょうが、なんといいますか街撮りとかしていると遠くの看板の文字とか、ビルの窓の中とか、陸橋を渡る人の顔とか、高層ビルの階数数えたりするときに写真の一部を600%とか普通に拡大しますので、そういうときに気になります。


RAWファイルは現像して初めて写真になりますので、それなりの画質を求めるのでしたら付属ソフトではなくてお金出してそれなりのソフト買いましょうということです。
付属ソフトに多くは求めませんが、RAWデータはメーカーごとに違うのでせめてメーカーからのRAWに特化した有料ソフトの提供があってもいいのではないかと思います。