休日モード

模型・DIY・趣味全般のブログ

MTB Photographer その1

マウンテンバイクの写真を撮る

MTBが好きなんですが、なにげなく見ているMTB
注目するのは選手や機材ですが、その情報を提供する「百聞は一見にしかず」な写真はどうなんだ?ということで色々と探ってみました。
どうしてもHOW TOものに興味がわくのですが、Mountain biking photography tips題してマウンテンバイクを撮影する方法です。
余談ですが、雑誌のレース写真を見ていると高確率でフラッシュを使っています。フラッシュは便利なんですが、フラッシュを使うのはなかなか難しいです。

デジイチに付いている内蔵フラッシュが使えるのかどうかですが、フラッシュにはシャッタースピードの上限値があります。
だいたい1/30〜1/250以下です。このような制限のあるなかで、昼間、シャッタースピードの適正値が1/250より速い時に1/250のシャッタースピードでフラッシュ使うと悲しい写真になってしまいます。
で、シャッタースピードが1/250になるように色々苦心しないといけなくなります。
そうなると、レンズやカメラに問題があったり、ハイスピードシンクロ対応した外付けフラッシュが必要になります。で、そうなると諦めましょう。
それと、フラッシュの光の届く距離はどのくらいだろうということを知っておかないと、これまた悲しい写真になります。
いくらオート撮影が進歩してもフラッシュはなかなか手ごわいです。
本当はプレフラッシュ写真と言うのがあって、フラッシュ使った結果適正な露出になりませんよという警告なんていうのが自動であれば言うことないのですが。
フラッシュが届く距離の簡易計算方法は「(ガイドナンバー÷絞り値)×係数=光の届く距離」と取り扱い説明書に書いてあります。
係数とはISO感度のことで、
ISO100:1
ISO200:√2=1.4
ISO400:√4=2
ISO800:√8=2.8
ISO1600:√16=4
デジカメの場合ほとんどがISO200が最低な感度になりますのでちょっとややこしいのですが、Olympus OM-Dに付属のフラッシュはガイドナンバー(GN)は10(ISO200)です。
これはISO200で絞りを10にしたときに光は1m届くという意味です。
GNはISO100を基準としているので、ここで係数が必要になってきます。
ISO800の時は2.8/1.4=2となるのでF10ですとISO感度を800にした場合、光は2mまで届くということになります。
実際、キットレンズの開放F値は3.5〜5.6とかですから、ISO800の時、5.7m〜3.5mまで光は届くことになります。
ISOを400にした時は4m〜2.5mです。
この距離は絞りとISO感度に関係してきますが、シャッタースピードが変化すれば当然絞りも変わってきますので、シャッタースピード優先で撮影する場合、とりあえずその場の環境の写真撮って絞りとISO感度を確認して内蔵フラッシュが使えるかどうか判断したほうがいいです。
カメラの設定はシーソーゲームなようなものなので、さらにフラッシュの光量調整などはレース前にお友達に撮影ポイントに立ってもらって何度かフラッシュ撮影して内蔵フラッシュが使えるかどうか判断したほうが確実です。
富士見で全日本やジャパンシリーズなんかのレース写真撮っているプロのカメラマン見てると、定点撮影の場合、フラッシュ2個をライダーを挟むように設置してリモートで発光させて写真撮っていました。
ライダーにとってはフラッシュは邪魔物なのであまり近い距離でフラッシュ使うとあとで怒られますし、視界の邪魔にならない方向で使うのがマナーなのかなと思います。

ストロボ計算機
フラッシュを使う場合上記のようなややこしいことがあります。
で、Mountain biking photography tipsを翻訳ソフトで日本語にしました。

    • マウンテンバイク写真撮影のヒント
      • マウンテンバイクはフォトジェニックなスポーツだ。
      • 汗、泥、速度・・などなど、ズームバーストやスローシンクロなどのカメラテクニックを試すにいい素材だ。
ズームバーストの写真

スローシンクロな写真

      • また、他のスポーツ写真と違ってマウンテンバイクの写真は重い望遠レンズなど必要でないし、キットレンズで十分すばらしい写真が撮れる。
    • マウンテンバイク写真撮影に適したカメラとレンズ
      • 24mm〜105mm(35mm換算)のレンズがあれば十分である。
      • 超広角レンズ10〜20mmまたは12〜24mmがあればよりライダーの視線にあったアクション的なショットが撮れます。
      • で、薄暗い森の中でライダーの動きの一瞬を捉えたり、スローシンクロ用途のために、フラッシュが必要です。
    • 最高のカメラの設定を使用
      • クロカンなどのMTBスポーツは他のスポーツに比べて動きの遅いスポーツで、ライダーは同じライン取りを行います。そのためにマニュアル設定を行いやすいことになります。
      • フォーカスモードはマニュアルで定点フォーカス(プレフォーカス)で撮る。これは重要だと思います。
      • ホワイトバランスはプリセットを使う。オートではないということ。日光時のホワイトバランスを使うのがベストだ。
      • いいチャンスを得るためにシングルショットではなく連射モードにする。
      • 露光はシャッター優先モードで撮影する。
    • では、シャッタースピードはどうなんだ?シャッタースピードの選択はMTBの写真では重要だ。トップライダーは信じられないスピードで走り抜けていきますが、それでも他のスポーツのスピードに比べると遅い。光の条件、ライダーの動く速さ、カメラを動かす速度でも異なるが出発点としてのシャッタースピードというものがある。
      • 1/250:ライダーが速く走っているような写真にはならないが、詳細が確認できる写真になるだろう。
      • 1/60:ライダーとマシンを確認できる範囲で背景が流れ始める速度です。
      • 1/30:被写体ブレが発生する速度です。創造的な写真には使えます。
被写体ぶれ写真・・・背景は止まって被写体のみ動いている。シャッタースピードが遅い・・ほとんどこの失敗が多いかと思います。

絞り固定、フラッシュ使わないならISO感度上げるしかない。

    • サイクリング写真撮影技術:パン・・・流し撮りというか被写体をカメラで追っかけること
      • ライダーの動きに従ってカメラを移動させてカメラの構図の中にライダーをキャッチする。
      • フォーカスポイントはライダーの頭に合わせる
      • 体(下半身は膝をついて固定、腰の回転で被写体を追う)は固定です。そうすることでブレをなくします。

    • パン写真をうまく撮るには
      • パンしやすい場所を選ぶ
      • ライダーが動くカメラを横切るルートを確認する
      • 芝生や舗装された地面が理想です。
      • マニュアルフォーカスでうまくいかない場合はコンティニュアスAFモードで撮影しましょう。その場合、AFエリアは背景を拾わないようにAFエリアの設定を行っておきます。
    • パン写真の失敗はあまりにも早くカメラを動かしすぎた、シャッターをあまりにも早くあるいはあまりにも遅く設定してしまった。ことに起因します。
カメラとライダーの速度があっていないのでライダーの動きとカメラの動きを同じにしてシャッターを切るようにする・・・まぁ、これが一番難しいんですけどね。

カメラが横ではなくて上下に動いてしまっている。常に一定に横にカメラを動かす。シャッターボタンを離すまでカメラを上下に動かさない。・・・まぁ、これも一番難しいんですけどね。

シャッタースピードが遅すぎた。速いシャッタースピードを選ぶ・・・回数重ねて経験するしかないです。


これが、MTBの写真を撮る基本であるようです。
要点は、カメラ固定し、1/60〜1/250程度のシャッタースピードから一瞬の写真を撮る。
カメラをライダーに合わせて動かしながらパン撮影をすると背景が流れて動きのある写真が撮れるです。
マニュアルフォーカス推奨していますが、優秀であれば追尾AFが便利かなと思います。
ただ、AFが効かないとシャッター押せないので、マニュアルフォーカスはフラッシュ以上に重要な技術だと思います。
そういう場合、EVFはちょっと不向きかと思われます。
ここのサイトはズームバーストとかのテクニックを紹介していますので、また自動翻訳でご紹介いたします。でも、写真のTIPs全般に言えることですが、かゆいところには手が届いていないです。
でも、フォトショップでこういう効果は簡単に出来てしまったりします・・・。

切り取りな写真

パン写真