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iPhone 5 用のコンバーションレンズをiPhone5に取り付けてみた。

iPhone 5のカメラの性能

素数:800万画素
レンズ構成:5枚
F2.4/33mm(35mm換算)程度
画角:66度程度
ISO:50〜3200
色々なサイトで評価の高いiPhone5のカメラですが、仕事でのちょっとした調査でも個人用のiPhone5で写真を撮ってメールで送るということを普通に行っています。
iPhoneを仕事用の携帯として配る会社も増えて、LINEで連絡を取り合い動画や写真を共有するということがここ1年でかなり増えてきました。
写真に関してはコンパクトデジカメの仕事でしたが、このような用途ではコンデジは一切使わなくなりました。SDカードでのやり取りや会社に戻ってからのメールでの転送という効率の悪いデータの共有化は面倒くさくて無理、iPhoneなしでは考えられないようになりました。
僕の会社はまだ携帯ですが、業者さんからくる写真や動画などはずべてiPhoneからで、業者さんのほうから早くLINEにしてくれという要望があるくらいです。
今の管理者が携帯やネット世代ではなく、夜の飲み会世代であるために会社組織がこういうの一番遅いのです。
で、iPhone5のカメラ用アクセサリーは色々あるのですが、交換レンズというか広角や望遠のコンバーションレンズがあるので秋葉原で安いのを3個程買ってみました。
どちらかというとガラクタっぽいですが、望遠、ズーム、広角系のレンズです。
ラクタとはガラガラという音と、クタというゴミをあらわす「芥(あくた)」の略であるそうです。

MOBILE TELEPHOTO LENS

メーカー不明の12倍望遠系のコンバーションレンズです。
ですから400mmクラスの望遠レンズになります。
スペック考えると凄いかもしれないと思います。
メーカーは不明なんですが、スペックはちゃんと書いてあります。
最短焦点距離:3m
倍率:12倍
視野:272m???
画角:70度???
このスペックで理解できるのは倍率と最短焦点距離だけです。
で、このレンズは秋葉原で1680円です。
箱はまさにapple系のダンボールに写真が印刷された白いシートを貼ったようなもので、箱だけで重量感あります。

素材はおいといて、なかなか豪華なパッケージングで、この価格でこの程度のルックス保持しているのでどこに価格なりの品質が出てくるのか楽しみです。

レンズ本体はアルミ製です。三脚の載せるためのリングも付いていてまるで超望遠レンズのような仕様です。

レンズはガラス製で、ある角度でレンズ面が緑色に反射するのでコーティングされているようです。

レンズをマウントするのはゴムの質感のある保護ケースで真鍮製のネジが埋め込まれています。
このねじ山は2山しかありませんのですぐに緩みそうな感じがします。


三脚はプラスチック製と金属製が混じっているようなものですが、足が伸びます。


で、このようにセッティングするのですが、使い勝手は非常に悪いのでこの三脚は本当にいらないです。

しかし、これが1600円ですから写りとか試してみる価値あります。
レンズはガラス製でも本体はプラスチック製かと思っていましたし、使えないとはいえ三脚が付いて、ベルベット製のポーチもあって1600円とは安いですよね。
で、iPhone5はちゃんとフォーカスしてましたし、いいことにフォーカスリングが付いていますからiPhoneがフォーカス諦めてもちゃんとフォーカス出来ます。

サンコー iPhone5用16倍ズーム & マクロレンズキット

で、次は望遠系のズームレンズですが、秋葉原で4000円程度のバラエティーグッズとしては高級品です。
箱もapple系の重厚感のある箱で、中身捨てても小物入れとして活躍できそうです。

中身は1600円の望遠レンズと同じような感じですが、レンズの本体はこちらのほうがより本格的かなと思います。
ただ、このレンズ、使えないというか、問題多いいです。

このレンズ、ズーミングすると恐ろしく伸びるのです。
16倍ということですから500mmクラスの超望遠レンズになるのですが、こういうのってカメラ用のズームレンズというより天体望遠鏡です。


このゲージは多分焦点距離ですが、この距離に被写体置いてもiPhoneはフォーカス諦めます。
またフォーカスリングとかないのでズームリング回しながら、つまり倍率変えながらフォーカスしないといけません。
何度もズーム繰り返しているとこの部分が抜けてしまいました。ズームして伸びたり縮んだりしていたのは、ただ、ねじ込んでいるだけでした。

で、マクロ用のコンバーションレンズですが、これはレンズはガラス製ですが、本体はプラスチック製です。
ズームレンズでマクロもできるなんて凄いなーと思っていたんですが、マクロレンズという普通の感覚は捨てたほうがいいです。
マクロというより望遠をさらに望遠にするテレコンバーターみたいなものです。
60倍から220倍という驚くほどの倍率で、じゃあ、近接した被写体を拡大して撮れるのかというと物凄い苦労しても被写体の輪郭すら確認できませんでした。
これなにかのシャレなんだと思いました。

で、装着してそれぞれ最大に伸ばすとこんなに長くなります。

この長いレンズを装着するケースはオールプラスチック製の貧弱なもの

レンズのねじ込み先もプラスチック製です。
数回使ったら折れますか、亀裂入りそうです。
このカバーが使えないとこのレンズはガラクタどころか燃えないゴミになります。
こういうのデザイナーっていると思うんですけど、わかっていると思うのですが、ちょっとコストアップしてこの部分を金属製にするとか考えると思うのですが、先のメーカー不詳の安物レンズのほうがよほど考えています。

で、一番短い状態でiPhoneに装着して三脚に取り付けてみましたが、いつか倒れそうです。
無風の状態でも何故か画面が揺れています。iPhoneに振れることは厳禁ですからシャッターは押せません。

一番レンズが長い状態ですが、iPhoneを三脚に固定するホルダーが外れるか

このように倒れてしまいます。
このサンコーという会社、バカです。
で、サンコーという会社を調べてみたんですが、製造メーカーというよりレアモノショップというバラエティ商品の通販会社でした。
そういうことで、色々期待した僕がバカでした。

使えない三脚ですが、雲台の部分は金属製です。

Olloclip iPhone 3-IN-ONE PHOTO LENS

で、これはちょっと本格的っぽいアメリカ製のワイド、魚眼マクロレンズを三位一体としたコンバーターです。
秋葉原で4000円ちょっとで買いましたが、これ本格的なレンズっぽいので期待度満点です。

これが魚眼レンズ。円周魚眼レンズになりますので丸く映ります。

で、これがワイドレンズiPhone5の約2倍の広角レンズになります。33mmですから12mm程度になると思われます。

広角レンズを外すと10倍のマクロレンズになります。焦点距離は13mmですからこれこそマクロレンズですね。

iPhone5に取り付けるとこんな感じです。
しっかりホールドされるのでズレたりブレたりしません。


ということで、それぞれの映りを比較して常時カバンに入れとくかガラクタになるのですが、予想すると望遠系のレンズは全滅かと思います。