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スピーカーセレクター または アンプセレクターの作成 セイデン ロータリースイッチ56SGP

スピーカーセレクター アンプセレクターの作成

スピーカーの音やアンプの音を聞き比べたいという気持ちはスピーカーやアンプが増えると強くなります。
いちいちスピーカー端子からケーブル抜いてアンプに差し替えるのはめちゃくちゃ面倒くさいです。
で、スピーカーセレクターを買おうかと、安いのは数千円、高いのは数万円でピンキリですが、驚くような値段差ではありません。
値段の差はロータリースイッチの値段の差です。
今のところオーディオ関係のスピーカー切り替えスイッチで一番と言われているのはセイデン製ロータリースイッチ 56SGPであるようです。
何が凄いのかというとスイッチの切り替え感と接点抵抗が5mΩ以下でDC5Aまで流せるということだそうです。
普通の耳の持ち主であれば1Aも流せば近所から苦情が来るでしょうからスペック的には十分すぎます。
稀にセレクターをリレー駆動する方がいらっしゃるようですが、音声信号の通り道をリレーを使うというのは考慮の余地がありますので避けましょう。
これは受注生産品であるようなので注文しました。


今回、入力1点に対してスピーカーR、L両チャンネルで出力切替3点がほしいので、4回路3接点が必要になります。
セイデンの場合は2段4回路3接点の品番56042になります。
また、アンプの切り替えはアンプ2系統で行うつもりなので本来なら2接点という事になりますが、仕様は6接点まで同じです。
タイミングはOFFを選びます。
タイミングがOFFというのは接点が切り替わるタイミングで導通を完全に遮断するという仕様です。
ですから音を鳴らしながら違うスピーカーに切り替えることが可能となります。
アンプ切り替えの場合もタイミングはOFFにするといちいちアンプの電源を落とす必要はありません。
ただし、接点の切り替えは小電流で切り替えるほうが接点の寿命もスピーカーに対しても優しいのでボリュームは下げて切り替えます。
これをアンプ3台とスピーカー3台の切り替え連動にする場合、接点の切り替え点数が2倍になるために接点の接触抵抗が2倍となります。
あまり気持ちのいいものではないのでスピーカー切り替えとアンプ切り替えは独立させたほうがフラシーボ効果は高くなります。
初めてロータリースイッチを使う方はその配線方法に悩むと思われますので手書きですがスピーカー3台もしくは3台のアンプ切り替え用の配線を書いておきます。



タイミングOFFで使用する場合
隣の接点は必ず空き接点とします。
セイデンのロータリースイッチの接点数の変更はストッパーの位置調整で決めますのでタイミングOFFの接点数の基盤は2〜6接点まで共通となります。
ケーブルはOFCの1.5mm電線使用しました。
ロータリースイッチでスピーカーの切り替えを行った音質劣化は僕の耳では全く感じません。
感じるという方、一体どれだけの音量で音を流しているのでしょうか??
気になる材料費ですが
ケースはWATZのジャンク品をオクで落札したものです。
セイデン56SGP 2-4-3価格27,800円という超高いお値段になります。
後はスピーカー端子が16個 高いので400円くらいですから、6400円
アルミケースもいいもので2500円くらいです。
OFC1.5mm電線8mくらい
ゴム足とスイッチ、なくてもいいハンドルなどを買っても1500円くらいです。
同じセイデンのロータリースイッチで製品化されていますオーディオデザインのスピーカーセレクターHAS-3S Proが6万円しますのでロータリースイッチが27,800円ということを考えるとオーディオ業界によくあるぼったくりではないですね。
ロータリースイッチを2個使用したのはアンプ2台の聞き比べを一台のスピーカーで行うためで、スピーカー切り替えとは独立させています。


オーディオの楽しみはスピーカーやアンプの音の違いを比べるという贅沢な楽しみもあります。
スピーカーセレクターやバナナプラグが邪道だとかいう評価は気にしないで好きなように楽しみましょう。