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Monitor Audio Radius 90HDのスピーカースタンド自作・・・完成

スピーカースタンド自作

で、オイルステインですが色はチーク。
塗ってみて思ったんですが、うちの高級飛騨高山のソファーがチークだったんでチーク色にしましたが、微妙に違っていました。もっと薄くすれば良かった。
チークがこんなに濃い色だとは思いませんでした。


オイルステイン塗ったら仕上げはウレタンニスです。
木材の表面処理をほとんど行っていないので艶有りクリアでもツヤツヤにはなりません。
ですからつや消しクリアにしました。
つや消しクリアは艶有りクリア塗ったあとにつや消しクリア塗ると奇麗になるという塗装の師匠のお言葉を忠実に守っていますが、木の場合あまり関係ないかと思われました。

クリア塗装が終了しましたら、500番の紙ヤスリで磨きをかけます。

お次ぎは、スピーカーにつきものはインシュレーターです。
インシュレーターは絶縁という意味でオーディオの世界では制振材として使われている言葉です。
で、大変興味深い記事がありました。
インシュレーター注文したらナットが届いたという記事です。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3408/20120605/31160/
届いたのは誰が見てもメッキされた袋ナットです。
メーカーはエミライ
http://www.em-audio.com
「エミライは、アメリカのG Ride Audio社のインシュレーター「GRA-GEMB」を発売しました。
価格9,800円。(3個セット)
高域から低域まで、特に低域の歪み感を減らし、中域の倍音成分の再現に効果を発揮。接触面積の低減と安定設置を両立させるためキャップ形状とし、真鍮に極厚のクロムメッキを施した。
「G Ride Audio」は、音楽を知り尽くしたスタジオエンジニアが貴方のためにオーディオ機器/オーディオアクセサリーを ハンドメイドで制作する新進気鋭のオーディオブランドです。
XRCDプロデューサーの田口晃氏とバーニーグランドマンマスタリング(L.A.)のチーフテクニカルエンジニアの トーマス”ベノー”メイ氏がタッグを組み、質実剛健な製品を貴方にお届けします。
G Ride Audio製品は、全てトーマス”ベノー”メイ氏の手作りで作られ、田口晃氏の試聴によるチェックが 行われます。」
素晴らしい文言ですね。田口サンという方、こういう形で名前を出されて大丈夫なんだろうか?←余計な心配。
多分、手に取って裏返さなかったか、袋ナットという存在を知らなかったんだと思います。←勝手な推測。
手作りという言葉をどこまで手作りといっていいのかというと、これ難しいです。
ひょっとしたらトーマス”ベノー”メイさんは近所のホームセンターで袋ナット買ってきて、いい音になるようにヤスリで削ったのかも知れません。
それでも手作りといえば大きな意味での手作りのなかの一つになります。
一般的には製品としての手作りとは設計して、無垢の素材から削りだしで作り上げたのを手作りだと言っていいかと思いますが、オーディオ界の文化の違いなんでしょうね・・・。
ですから、たとえトーマス”ベノー”メイさんがホームセンターで袋ナットを買って紙ヤスリで2、3回ゴシゴシ磨いて、メッキ処理業者さんにお願いしたとしても大きな意味で手作りですし、その磨き加減に音響に対しての匠の技術があるといっても別になんら問題はないわけです。
しかし、倫理や道義に対してどうなんだというと、個人の判断に依るところが大きいので、たとえ消費者センターに袋ナット、メッキ処理、これ上記の文言に対しておかしくないか?ということはできても、音という抽象的なものはメーカーが「そうだ」と言えばそうなってしまうのです。
ここは大人、ああ、だまされちゃった・・・。で冗談で済ませるとこがギャグになって面白いですね。

裏には袋ナットよろしくネジが切ってあります。
この方の情報提供のおかげでインシュレーターは袋ナットで大丈夫だということが判明しましたので、ホームセンターで袋ナットを購入してきました。
この方に感謝いたします。


でスピーカースタンドの完成。

こののちスピーカーブラケットをビス止めして、スピーカーをマウントして終了です。

Monitor Audio Radius 90HDのスピーカーマウントはアルミ製ですが、ちょっとひ弱な感じがします。
ブラケット同士の繋ぎはM4の六角ボルト1本ですがせめてM6ではないかなと思います。

ボルトを締め込みすぎて樹脂製のワッシャーが潰れてしまいました。

ガッシリ固定という感じではなくて指ではじくと揺れます。
アルミ製のブラケットが揺らぐというのはいつか折れるということです。スピーカーは10年は使いますからね。
メーカーだから大丈夫、というのは幻想です。
これが機械メーカーですとこういう重量物の接続はしないです。
ということで、スピーカースタンドの完成。

ケーブル接続はバナナプラグの外ケース外すと挿入可能でした。

単体で試聴しましたところ、Monitor Audioの中高音の透明感はバッチリです。
サラウンドスピーカーなので低音は求めておりません。
で、スピーカーを交換してシステムとしての音の何が変わったのかというと、精神的に満足しました。
いや、それではダメなので強いていうと、サラウンドスピーカーからの音が良く聴こえるようになりました。
いや、それでもダメなのでよく考えていうと、音楽は2chさらにサブウーハーを含めて2.1chで十分であると思いました。
だったら、スピーカー交換した意味ないじゃないかということですが、投資と苦労のわりに明らかな変化もなく、ただ、やはりいい音になったに違いないという精神的な満足感でした。
ということで、今年はオーディオを強化しようという目標の残りはサブウーハーの違和感のみとなりました。