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レトラ517改めウェーブ コンプレッサー517

そろそろ戦車の作成が終わりそうですので、肝心の色塗りの準備をしなくてはいけません。
色塗りはエアーブラシで塗ります。
模型の色塗りは、やってみると分かるのですが、そういいつつエアーブラシで色を塗ったことがないですが、
筆塗りは超高等テクニックが必要
缶スプレーは限界が早い
エアーブラシは非常に簡単で美しく仕上げられる。
と、ネットで書かれてある。
それと、模型を作らなくてもエアーブラシって持っていたらなにかと便利だろうと。
思っていましたが、エアーブラシ買って10数年、全く使う機会がありませんでした。
ほとんど使っていませんがこんな秘密兵器を持っています。

レトラ517改めウェーブ コンプレッサー517


空気を圧縮する機械です。
その昔、模型や絵を絵描かないくせにハイパーリアリズムの影響でエアーブラシ用のコンプレッサーの安物を持っていたのですが、音が騒音レベルだったので1番音の静かな物を探していたらレトラ5/17を見つけました。
当時、とても高額だった記憶があります。
使いもしない機械を買った理由は、この形状にクラっときました。どうみてもコンプレッサーに見えない。
しかも、デンマーク製。
何故か買ってしまったのです。
当然ですが、殆ど使っていません。
さらに、エアーブラシで使うハンドピースも持っていません。
たまにプロロロロロって動かしてエアーを出していました。
今回、10数年経って模型を作るにあたってようやく引っ張り出しました。
製造が1996年です。
ぎょえ、18年も前のものです。
動くのかな?
とりあえずオイル交換と動作チェックをする事にしました。

レギュレーターがどうなってるのか確かめましたところ、なにやら白い結晶が・・・
空運転だけでも18年も放ったらかしにしているとこうなるんですね。




ゲージはpsiとbar表示。Mpa表示のほうが分かりやすいです。

ということで、レギュレーターは交換しなくてはいけません。
で、エアフィルターはどうなってるのか?

繊維状のフィルターにはオイルのシミがあります。

今回、専用オイルとフィルターを注文したんですが、このオイルが5000円以上
この陳腐なフィルターが3000円以上もしました。
フィルターはもう18年前でしたので、値段からして中身が変わってるんじゃないだろうと思って注文したんですが、なんと中身は同じ。
こんなの300円です。ぬいぐるみの中綿詰め込んでいるのと同じです。
この価格設定はひどいですね。waveさん。


で、このSJ-27Fという高級オイル。
コンパチのオイルはあるのかなと思っていると、SME 7050 Synthetic Compressor Oilというオイルがあるらしい。
価格は安いにせよ海外通販になるので、ここはおとなしくWaveで買ったほうがいいうように思います。
蓋を開けて古いオイルを吸い取りました。
このモーターの部分は3点でスプリングで吊られています。オイルは1/4程度浸かる状態のようです。

モーターヘッドの横のパイプが空気を吸い込むのですが、モーターが回転するとオイルがミスト状に飛び散りました。
こうやって見ると空気フィルターの役割は重要であるようなのでこまめに交換した方がよさそうです。


Oリングは4mm
Oリングにはグリース塗って蓋を閉めます。

で、オイルとフィルターを交換してスイッチON

18年経過しているにもかからわず、動いていないような無振動と無音でポポポポと空気を吐出しました・・・ちょっと感動。
しかし、この汚れは何?

空気の吐出を塞いで上部のドレンコックを開けると

ありゃ18年前の結露水がこのような状態でフレームのパイプの中に残っていました。
ということで
逆止弁とドレン関係をばらして、水洗い、キャブレタークリーナーでパイプ内を洗浄しました。
3時間も洗っていました。

これがドレン。チューブはパイプ内に伸びてパイプ内の結露水を上部のコックをひねることで外部に出しています。
使用後は必ずここのコックをひねって水抜きをしたほうがいいです。

これは逆止弁

再度組み立ててドレンを開けて汚れが出ないことを確認してクリーニング終了です。

で、思いました。
レギュレーターを買わなくてはいけませんが、圧縮空気にオイルが混じっているようなのでミストセパレーターが必要であると。
ということで、別途レギュレーター、ウオーターセパレーターにミストセパレーターを購入するのでした。