最近のyoutubeのこと

http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2006/07/youtube.html
俺アニメとゲームしか知らないからアニメ中心で考えるよ

客の態度がでかい

パロディ同人やってる身分でゴチャゴチャ言っても説得力ないかもしれないけど、白派・使ったほうが良い派の「タダで宣伝してやってるんだからちょっとのことには目を瞑れよ」みたいな態度が嫌。
需要側と供給側の力関係はしばしば「お金を貰う供給側」が下に扱われがちだけど、その金額に見合ったサービス/コンテンツを提供しているのだから、需要と供給/客と店は対等な立場であるべきだと考えている。なので、「俺たちお客様は神様なんだからよぉ」みたいな驕った態度が気に食わない。著作権法的に白とか黒とか以前の問題。
なの「youtubeにアップロードされることはプロモートになっている可能性があるのだから、著作者にとってもお得ですよ」みたいな一方的なお得感の押し付けは納得できない。
納得できないけど、押し付けられているのが善意なだけに著作者側も突っぱねる事によるイメージ悪化を懸念して黙っているだけでしょう。

ちょっとハルヒを例にとります

youtube全体だと例えづらいので、勝手にアニメの涼宮ハルヒの憂鬱(以下ハルヒ)に例えます。
例えば以下の条件で動画がアップロードされた場合

  1. ハルヒが1話もアップロードされなかった場合
  2. ハルヒが全話アップロードされた場合
  3. ハルヒが最終話以外アップロードされた場合
  4. ハルヒが1話おきにアップロードされた場合

1番よりは2番以下の方が著作者にとってお得(=DVDや関連CD・書籍が売れる)と、そういう主張なのでしょうが客観的なデータとしてこれを立証できますか?パラレルワールドでもない限り「結果」を示すのは不可能ですよね?全く同じ購買層が全く同じだけ購買欲をそそられる別のアニメなんて作れないし。
なんとなく3番か4番だとDVDの売り上げが伸びそうな気もしますが、この根拠を提示できない限りはお得感の押し付けです。
「俺たちが宣伝してやれば売り上げが上がる」も「勝手に動画をアップロードされると売り上げが落ちる」も今の所具体的な根拠は示されていないように感じます。自分に主張に合った方を叫んでるだけ。

歩み寄りの一歩目をファンが踏み出せ

著作者側がファンの「善意の押し付け」という暴走を許すためにいちいち「不特定多数のファン」に歩み寄ったりしません。何か新しい事をやりたいと思ってる奴が歩み寄るべきだと、そうは思いませんか?こちらは相手の連絡先は知ってるんだし。
黒を灰色にとかほざいてますが、いきなり黙ってアップロードしておいて文句を言われたら「宣伝してやった」なんて著作者が納得できるわけないでしょう?そんな態度では黒は黒のまま、もしくは数の暴力で無理やり黙らせるか、そんな横暴なファンがファンを名乗って良いと思ってます?
ファンが黙ってアップロード→著作者が黙って見逃す/著作者が発見次第通報して削除 を繰り返し、わがまま同士の根気合戦なんかやっててお互い楽しいと思える?ここには当事者同士の話し合いが一切ない、youtubeを間に挟んだ間接的なコミュニケーションがあるだけ。日本←→アメリカ←→日本なんつう歪なルートでコミュニケーションとらなくてもいいじゃん。なんで直接話し合わないの?
アンケートなんかで客観的なデータを取って著作者に提示して同意の上でアップロードとか、そのくらいの手間をかければいいのでは?法律を変えるだの変えないだのの話があるけど、著作者の同意さえ得ていれば現行の法律で良いわけだし。

俺の勘だけど

ネット上に録画されたアニメがアップロードされる事はDVDの売り上げを減らすとは俺も思ってない。「アニメなんて見れればいいよ派」と「DVDはコレクターズアイテムとして必須だよ派」が大勢を占めているのではないかと思う。
ただ、ハルヒなど独立U局でしか放送してなかったようなアニメの場合、見られなかった地方の「DVDはコレクターズアイテムとして必須だよ派」がネット上で動画を見ることによってDVDを買うということはあり得るだろうと、そう思います。思いますが、こんなもんはただの妄想であり、これを客観的な数値として示さない限り「損害が発生した」の方が法廷では通りうる主張ではないかと。

著作者とファンが対等に話し合える世界

はじめに「需要と供給/客と店は対等な立場であるべきだと考えている」と書きました。ファンが好きなアニメのプロモート活動として動画をアップロードすることをボランティアで行うのなら、親切の押し付けにせず「協力して売り上げを伸ばしましょう」くらいの姿勢で著作者側に具体的な意見を提示してみては?アンケートの結果、「動画がアップロードされればDVDの売り上げが伸びる」ような結果が出たとしても、それを踏まえて著作者側がアップロードを許可するかどうかは知りませんが。
また、アップロードOKになったとしてもこれで売り上げが増えたのか減ったのかはやはりパラレルワールドでもない限り確認は不可能。著作者とファンがいがみ合うような構図が続くよりはいいんじゃねえかと思います。
データを示してもNGかもしれないし、示さなくてもOKになる場合もあるかもしれない。俺は著作者じゃないからわかりません。プレゼンのうまい奴が話のわかりそうなところに説明してみて、1つでもOKが出たら他も従うかもしれないんじゃないかなぁと。甘いかな?*1

同人の場合

まあ多くは黒です*2。が、ファン活動として同人活動を認めてるところも増えてきています(多くはエロゲだけど*3 )。これは対話による歩み寄りなんかではありませんが、こういう前例があるからといって著作者側が折れるまで強硬的な態度を続けるのが「法律を変えるために必要」な事ではないと思います。というか、著作権の話なら対話によって歩み寄る事ができればそもそも法律を変える必要なんてないと思います。
ネズミーが幼稚園のプールの絵を消させた件も「言ってくれればOKしたかもしれないのに」的なことを言ってたらしいし。

*1:マリオのスーパープレイ動画くらいなら任天堂がOKしてくれそうな気がするんだけど(アニメじゃないが)

*2:「法律を変えさせよう」とも「俺たちが宣伝してやった」とも言ってないけど

*3:これは他のメディアよりもエロゲが著作者とファンが対等に近い立場で話し合う事ができうることの証ではないかと勝手に思ってます

告訴状解読

http://d.hatena.ne.jp/orange-strange/comment?date=20060716#c

http://www.hirono-h.net/2006/data/kokusojyou2006_blog.html

一通り読むのに2時間かかった。

あー

http://hirono-h.net/data/kokuhatu_2005_02_06.html
これのほうがよっぽどわかりやすいわ。これはス○ー○ー犯罪ですね。失恋の腹いせに殴ったと。

最高に重要じゃなさそうな部分の抜粋

多すぎるので消した。
6月18日〜7月5日あたりが物凄く酷い、告訴状として1文字も機能してない。日付で位置指定できる告訴状っていうのがそもそも酷いんだが。

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