いやいや、子供の頃からアニメにお金落としてたでしょ?

家の収入状況にもよるだろうけど
id:annnnnnna:20080130:1201677269 の続き か?

ただ、現実的に考えると小中学生やお金持ってない高校生大学生がアニメDVDとか買いまくれるわけがないってのも事実なんだよね。

http://d.hatena.ne.jp/sikii_j/20080130/p1

子供にとってTVアニメは常にフリーライドできるものであり、正当な対価を支払うことは馬鹿馬鹿しいどころか、そんな発想すら難しいのではないか?

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080130/1201711942

タイトルにも書いたけど、子供がアニメにタダ乗りしてるっていうところからおかしい。当人がお金を払ってる意識はないかもしれないけど、親が金払ってますから。アニメ関連商品ってDVDしかないわけじゃないですよ。子供向けアニメのCMとか見ないんですか?


つーかそもそも子供向けアニメと大きいお友達向けアニメじゃ機能が違う。
子供向けアニメは、劇中で使用するアイテムをスポンサーが商品化して売り出す(スポンサーが商品化して売り出す予定のアイテムを劇中で使う とも言えるが)。それを子供が親におねだりするように仕向ける30分枠のCM番組であると考えられる。タダで見ているつもりでも、お金を払う可能性が生まれ得るということ。アニメが面白ければ商品も売れるわけで、「面白い」に対して対価は支払われている。
一方で、大きいお友達向けのアニメは劇中で使うアイテムをおもちゃにしてもあんまり売れない(と思われている)ので、そういう商品展開はまずしない。また、深夜アニメのスポンサーはDVDとかCDを出してる所と相場が決まっているので、展開できる商品もDVDやCDに限定されてくる。というわけで、大きいお友達向けアニメの放映によって期待されるお金の動きは「タダでアニメを見る→そのアニメのDVDを買う」というなんとも間抜けな構図になってしまっているんだろう。この流れの中にある「タダで見たものにお金を払う」ということへの違和感は理解できる。
アニメの対象年齢って話の内容云々よりもスポンサーに金を落とすかどうかって話じゃないかと。今は土日朝の子供向け番組でもDVD出してる(しずくちゃんだってDVD出てるんだぜ)けど、大きいお友達はグッズ買わない代わりにDVD買えよと(ハヤテですら、あの時間帯に放送してるからキャラ物文具がグッズとして出てくるんだぜ)。
子供と大きいお友達の間にいる中高生は、夕方にやってるジャンプアニメでも見てゲーム買えってことかな(夕方アニメのCMはゲーム系が相対的に多い)。あとガンプラとか。


メインターゲット以外の層は別に完全にタダ乗りでもいいじゃないかと思う。どうせ最初っから勘定に入ってないだろうし。ただ、自分がメインターゲットのアニメを見て面白いと思ったらちゃんと金落とせよと思う。ここについては意見が一致してると思うけど。


つーか金もってない奴なんて商業的にはいないも同然でしょ。そいつをわざわざ引きずり出して金出せ金出せって言ってるわけじゃないと思うんだ。「俺、金持ってないからDVD買えませーん」なんてわざわざ宣言してる奴らは黙ってろ。誰もお前には聞いてない。「幾らなら買える」なら言ってもいいが、買わない買えないだけの宣言なぞ不要。

追記

ブコメから

2008年02月01日 himagine_no9 アニメーション この種のパッケージビジネスの話になるとき、どうして皆 パッケージ化による付加価値の話をしないのかな? ほんとにパッケージに金を払ってる人たちが議論してるのかしらん。

パッケージによる付加価値って何ね?前のエントリでも書いたけど、枚数が多すぎる事が大きなデメリットになってるし、映像特典で嬉しいと思ったのは砂沙美魔法少女クラブの中の人が踊ってる奴(映像特典のために買った唯一のDVD)くらいだ。よくあるノンテロップOP/EDとか別にうれしくない。マイメロ1巻についてきた何かと、CDについてたぬいぐるみは箱に入ったまま積みっぱなしで邪魔だし、正直なところDVDには本編入るだけ入れるだけでいいと思ってる。
あと、物理的な付加価値じゃなくて、精神的な価値として「いつでも見られる」とかの価値も正直どうでもいい。アクエリオンとかハルヒとかは放映当時に買ったんだけど、開封せず並べたまんま。「いつでも見られる」は「いつまで経っても見ない」とほぼ等価だなあと思う。


個人的にはパッケージ化による付加価値でもっとも嬉しいのは「棚に全巻並ぶと壮観」かな。これがなかったら買ってない。この感覚がわかる人は多分買ってると思う。