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Anno Job Log

2018-07-03

[]experienced or expressed genderとは何か。

自称専門家としてはカミングアウトするのには勇気がいるが、DSM-5のexperienced or expressed gender(体験し、または表出するジェンダー)の意味がよくわからない。

DSM-IVのgender identityに置き換わる用語で、性別違和の概念定義の中核的要素なのだが。

DSM-5では、いろんな言葉の定義が述べられているが、experienced or expressed genderは完全スルーで意味不明。

gender identityとどう違うのかがわからない。

ちょっと調べても、論じた文献なども見つからず。


やっとアメリカ精神医学会のサイトで以下の記載発見。

https://www.psychiatry.org/patients-families/gender-dysphoria/what-is-gender-dysphoria

>People with gender dysphoria may often experience significant distress and/or problems functioning associated with this conflict between the way they feel and think of themselves (referred to as experienced or expressed gender) and their physical or assigned gender.

すなわち、 the way they feel and think of themselvesの意味であることが分かる。「自分自身の感じ方、とらえ方」という意味である。


ただ、その前のところではこんな記載もある。

Gender dysphoria involves a conflict between a person's physical or assigned gender and the gender with which he/she/they identify.

ここでの性別違和の定義は、身体・指定性別と「the gender with which he/she/they identify」の葛藤。

すなわち、experienced or expressed genderは「the gender with which he/she/they identify」と同じ意味だと分かる。

しかし、そうであるなら、identifyを使っているので、gender identityとほぼ同義。

でもgender identityは使いたくなかったのだろう。


ただ、 the way they feel and think of themselvesにせよ、the gender with which he/she/they identifyにせよ、「express」は関係ないと思うのだが。



謎。

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