EMSどーん

日本からはスーツケース1つとバックパック1つできました。が、帰るとなるとなぜ荷物が増えているのだろう。

もともと、スーツケースもバックパックも、荷物制限ぎりぎり、この航空会社ではこのくらい大目に見てくれるらしい、という情報まで調べ、ダメって言われたら超過を払おう、と言う気持ちで、でもチェックインのお兄さんに、まあいいよ、と情けをかけてもらってのギリギリの荷物量だったので、こちらで減っていなければ帰るときにも荷物は厳しい。まあプノンペン空港はあんがいゆるゆるなので、文句も言われない気もするが、あんまり重たい荷物を持って動くのもいやだ(注1)と言うことで、事前に日本にEMSを出すことにした。

日本からカンボジア、カンボジアから日本はどちらも、なぜか通常航空便よりEMSサービスのほうが安いのです。.早くて安い!使わない手はないな。はじめに気がついたときに、日本の郵便局で、「カンボジアに送るんですけど、通常航空便よりEMSの方が安いのはなんでですか・・・?」と聞いたら、局のお姉さんに「え?本当ですか?そんなエリアがあるんですか?」と言われた。お姉さんも知らなかったらしい。でもアジアの一部地域では、通常便より速達の方が安くなる場合がありますよ。

さて、荷物を送るには郵便局に行きます。EMS窓口に荷物を持っていきます。私はワットプノムのとなりの中央郵便局に行きました。ここで注意。日本だと好きな箱に自分で好きに荷物を詰めることができますが、カンボジアではそれはできません。もしあなたが荷物の重さのバランスを考え、すきまきっちりぴったりに段ボール箱に詰めて荷物を持っていったとしても、郵便局で全部ぶちまかって悲しい思いをするので無駄なことはやめましょう。荷物は送りたいものを大きい箱に全部入れるか、バックパックなどに詰めてお姉さんの前に並べるのがよろしい。その分量を見て、お姉さんたちが箱を選び、作り、詰める作業をします。自分で詰める作業はできません。

でもお姉さんたちはプロですから、それはちょっと壊れ物!とか、それは真ん中あたりに入れて!くらいの指示をすればそれは見事に詰め込んでくれます。隙間までぎゅうぎゅうに。私の荷物は一番大きなEMSの箱でも入りそうに無く、2つにわけないといけないのか・・・?と思っていたら。だいじょーぶ!もんだいないから!と言われ、お姉さんたちの作業を横目にラベルを書きました。ちなみにラベルも超簡単。日本の宅急便並みの簡単さ。税関申告書とかなにもいりません。なんで・・・?

さて、お姉さんたちは当然箱に入りきらない荷物なので、ふたが閉まらない、どうするかと思ったら上に別の段ボールをあてて、その上からガムテープでぐるぐる巻きに。明らかに直方体ではなく、なんかいびつなマフィンのような荷物が出来上がっているのですが、それでいいのですか・・・?いいか、お姉さんたちが良いというならいいか。秤に乗っけて主さをはかり、重さに応じて料金を支払う。あと段ボール代(私のは3ドルだった)も追加で。荷物の送料は27キロでした。

カンボジアから日本へのEMSは上限30キロ、大きさは最長辺1.5メートル、最長辺+短辺1×2+短辺2×2が3メートル以内、が条件です。ちょっと複雑ですがXYZと軸をとったときに、Z軸が一番長い辺だとすると、それが1.5以内、XY軸平面の四角形の周辺+Z軸方向の長さが3メートル以内、と言うことです。・・・どうなの、この説明はわかりやすくなっているの?ともかくかなりで買い物が送れる、と言うことです。お姉さんたちのプロ技で、ちょうど良い重さで発送になった私の荷物よ、私より一足早く、日本に到着してね!

注1 私の使っている航空会社は預ける荷物の他に機内持ち込みが10kgオーバーで許されるというちょっと珍しい仕組みだが、でもトランジットの間10キロ超の荷物を持って動くのは結構イヤ・・・。
注2 荷物が届くのには公称で3日ほどとありましたが、お姉さんがいうのにはたぶん1週間くらいとのこと。どちらにしても私より先に日本に帰るね。