韓国の社会起業家訪問(まとめ)

最近のハードスケジュールにバテてしまってましたが、忘れないうちにまとめ。


今回は3泊4日の滞在でしたが、実質2日間の短い訪問でした。
短い中で全部で9つの団体の方にお会いしてきました。


<初日>

  • 失業克服国民財団
  • 幸せを分ける財団
  • 希望製作所
  • 社会起業家支援ネットワーク
  • We Can Center
  • SIFE

<2日目>

  • 一緒に仕事する世界
  • 社会起業家支援センター
  • noridan@ハジャセンター


こうやって書いてみると本当に濃い。。。


総括して思ったことは、行く前に予想していた韓国の状況とはかなり違っていたということ。
「百聞は一見にしかず」ですね。


行く前の印象は、
「政府主導の失業対策」であり、活動の主体も「民主主義運動の担い手たちで50代中心」と思っていました。


でも、実際は社会サービス創出のための「投資」であり、
政府や企業の寄付といった甘いものではなく、
事業としての自立性が要求するものだったし、
担い手も20代や30代が中心だった。


社会起業家をネットワークしたり、支援する人々は、
欧米の先進的なモデルをよく研究して、それを韓国にどのように生かすのか模索していたし、
韓国にあったスキームをどんどん作ることに貪欲だった。


社会起業家たちは、自身を社会起業家だからと驕らず、
本質的な商品やサービスの質で市場に評価される事に注力していて、とても好感が持てた。


そこには「社会起業家だから」という言い訳めいた論理は存在せず、
むしろその点を隠して、市場で質の高いサービス・商品を提供して、
社会起業家」とか関係ない次元で認められて初めて存在価値があると
全員が悟っていたことに感動した。


新しい雇用、新しい市場、新しいライフスタイルを世の中に示すために必要なことは
社会起業家」というタイトルやフレームではなく、自分たちが実力で世の中に認められることだ。

そういったメッセージをどの起業家からも感じた。


同世代の日本の社会起業家と名乗る人々と比較しても、
彼らの事業活動や使命感、価値観は学ぶことがとても多いと思う。


本当に感動しっぱなしの2日間だった。


学生時代からほとんどライフワークのように追いかけているこの分野において、日韓の架け橋になれたことを本当に光栄に思います。