飯間浩明「辞書を編む」三省堂国語辞典第7版の編集者による改訂作業の話

飯間浩明「辞書を編む」光文社(2013年4月20日発行)を今日買ってきて一気に読了した。

三省堂国語辞典第7版の編集者による改訂作業の話だが、実に面白い内容だ。

編集方針が、現在使われている言葉を収録して、中学生程度の利用者でもわかりやすいように言葉の解釈(語釈)を書くということなので、大変身近に感じることもある。難しいことをわかりやすく書く、という著者の苦心にも共感し、辞書を買って見ようかな、という気持ちになった。

それにしても、スイスロール、RDD、素髪とか、知らない言葉もいっぱいあり、現在使われている言葉が相当なスピードで変化していることが良くわかる。

また、架電のように1960年代に登場して、最近、一般的になった言葉もあると。

辞書を買ってみようかな、とう気持ちになった。

それにしても辞書編纂者にとって脅威なのがインターネットのフリー辞書というのは身につまされる。

いずれは辞書の多くはなくなっていくかもしれない。フリーとの競争ほど難しいものはない。