SBIとフジの提携について:溺れる者は蛇をつかむ

どうもこの提携は当然、ライブドア外しであるが、それでも何か腑に落ちないのである。SBIの言葉が口先だけのものに聞こえてしょうがないのである。本心はここにはない感じがする。ではどこにあるのか。フジテレビを初めとして、マスコミを「支配」しようとしているのではないだろうか。ライブドアよりはるかに野心が大きいような感じがする。そうであっても、まだわからない。ライブドアの方が、目標が明確だと思う。どうも、「保守反動」のフジサンケイとソフトバンクは波長が違うと思う。前者は共同体型であり、後者は経済合理主義だろう。水と油である。結局、うまくいかないと思う。SBIはフットワーク軽く、転身するのではないだろうか。フジサンケイは、崩壊するのではないだろうか。


「コンテンツ・メディア・ブロードバンド関連企業を投資対象とする
ベンチャーキャピタルファンドの共同出資による設立について

2005年3月24日
ソフトバンク・インベストメント株式会社
株式会社フジテレビジョン
株式会社ニッポン放送

 このたびソフトバンク・インベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾 吉孝、以下SBI)、株式会社フジテレビジョン(本社:東京都港区、代表:村上 光一、以下フジテレビ)及び株式会社ニッポン放送(本社:東京都千代田区、代表:亀渕 昭信、以下ニッポン放送)の3社は、SBIの100%子会社であるSBIベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区、代表:中川 隆、以下SBIベンチャーズ)を運用者として主にコンテンツ・メディア・ブロードバンド分野におけるベンチャー企業の発掘・育成を目的とするベンチャーキャピタルファンドを共同出資により設立することで合意いたしました。

 このたび新たに設立するベンチャーキャピタルファンド「SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合(通称:SBIビービー・メディアファンド)」は、SBI及びSBIベンチャーズ、フジテレビ並びにニッポン放送が合計200億円を当初出資し、主に映像・音楽・出版等のコンテンツ事業、メディア関連事業及びブロードバンド関連事業を行うベンチャー企業への投資を行ってまいります。
 同ファンドでは、SBIグループが持つ通信・インターネット分野における事業ノウハウ及び同分野におけるベンチャー企業育成の実績と、フジテレビ、ニッポン放送の持つ放送分野における豊富なコンテンツ・制作能力・技術力・人材等を融合することにより、放送・通信・インターネットの各分野にまたがる有力なベンチャー企業を発掘・育成し、ファンドの運用パフォーマンスの向上を目指すとともに、投資対象領域となる産業分野の発展への貢献を図ってまいります。

 また、SBI、フジテレビ及びニッポン放送は、相互の協力関係を強化すべく、ニッポン放送保有するフジテレビ株式353,704株(発行済株式の 13.88%)を株券消費貸借によりSBIが借受けることについてあわせて合意しており、このたびのベンチャーキャピタルファンドの設立及び運営を軸として、今後、事業シナジーを積極的に追求しながら、それぞれの企業価値の向上を目指してまいります。
 なお、当該消費貸借の実施により、消費貸借期間中、対象株式の議決権はSBIに移転し、SBIがフジテレビの筆頭株主となります。

1.新設ファンドの概要
(1)名称 : SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合
(2)基金規模 : 200億円
(SBI及びSBIベンチャーズ:20億円、フジテレビ:160億円、ニッポン放送20億円)
(3)投資対象 : 主として映像・音楽・出版等のコンテンツに関する事業、メディアに関する事業及びブロードバンド関連事業を行う国内外の会社(公開・未公開を問わない)または投資事業組合
(4)運用期間 : 約5年間(2年間の延長の場合あり)
(5)決算期 : 12月末

2.株券消費貸借契約の内容
(1)契約締結日 : 平成17年3月24日
(2)貸借株数 : 株式会社フジテレビジョン株式 353,704株
(3)貸主 : 株式会社ニッポン放送
(4)借主 : ソフトバンク・インベストメント株式会社
(5)貸借期間 : 平成17年3月24日〜平成22年4月1日


以上」
SBI
http://www.sbinvestment.co.jp/news/html/050324_a.html