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あんとに庵◆備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-09-22 清貧道を極めてみようかと決意す

[][]ローゼン閣下フランシスコ麻生太郎、総裁になるについての所感 20:41 ローゼン閣下、フランシスコ麻生太郎、総裁になるについての所感を含むブックマーク ローゼン閣下、フランシスコ麻生太郎、総裁になるについての所感のブックマークコメント

自民党の総裁選はオバマ・クリントン戦より地味にすばやく決まったようだ。まぁ、めりけんさんのは大統領選に向けてのだから賑やか度が違ってて当然だが、とにかく総裁選の結果が出た。

わたくしはミクシで「麻生太郎の口の悪さを愉しむ」コミュなどというのに入ってるが、そのコミュではお祭り状態で、ここ数日は参加コミュログの上位はほとんどがこのコミュのトピで苦笑してしまったが、皆さん喜んでおられるようである。他にカトリックのコミュなどにはいっているがこちらでも「カトリック信者である麻生太郎が首相になったよ!!!」と、皆さん喜んでいる。

麻生太郎は個人的な宗教についてはあまり語らないんで、知らない人も多いようだがカトリックの洗礼を受けていて、洗礼名をフランシスコという。フランシスカンたる私としては喜んだ方がいいのかもしれないが、あんまり関係ない。ネットで何故か「信徒総代」などと書いているのがあったりするが、なんだそりゃ?ってなほどにカトギョーカイでは名前が出てこない。

つまり、宗教的にはニュートラルをそこはかとなく求められる日本という国の政教分離的なるものをきちんとわきまえた政治家ともいえる。・・・が、ほんとはただのなんちゃって信者なだけなんじゃ?

イタリアなどではカトリックの首相だってよ!とか話題になったらしいよ。

▼Taro Aso, un cattolico in corsa per la guida del Giappone

(カトリックの麻生太郎、日本の指導者になるべく奔走中・・・てな意味なようだ)

http://www.ilsole24ore.com/art/SoleOnLine4/Mondo/2008/09/taro-aso-cattolico-elezione-giappone.shtml?uuid=f35be562-863a-11dd-96c0-d66fc13e6223&DocRulesView=Libero

この記事によると、麻生太郎はイタリア紙の質問に対し、宗教的スタンスはあまり明快に打ち出したくないとの意向があるらしく、まぁなんとなく伝統としてそうであったと述べている。

実は今回の総裁選、カトリック信者は麻生、与謝野。プロテスタント信者が石破。とクリスチャン率が高かった。日本の宗教比率からいっても耶蘇率の高さが異常である。

明治大正を通じ、知識階級とか貴族階級などがこぞって耶蘇にかぶれた時期があり、西洋文明を知るには耶蘇を通じてみたいな風潮があったようだ。祖母も曽祖父から西洋の作法と思考を学ぶ為に近所の聖公会系の女学校に行かされたのだが、そういう時代があった。その残滓が子孫に受け継がれているという按配。(あ、今読み返してカンチガイされると困るんで補足しとく。うちの場合は曽祖父が単にスノッブだったので上流な人々に倣って祖母を行かせただけだろうね。まぁ庶民も血迷う、そういう時代だったということで。)

代々そういう家だとある意味自然体にクリスチャンな人々であり、ゆえにまぁ余裕があるというか、政教の問題にいちいち自分の宗教を持ち込まないでいられるのだとは思う。

ゆえにイタリア紙が放つ「カトリックの首相だってうっひょー!」とかいう質問には、「だからナニ?」程度でかわしてるという感じか。イタリア紙でもその辺りの背景を韓国の例を出してあまり宗教色を出すべきではない事情を説明している。

ちなみにイタリア紙では大平正芳元首相をカトリックだと紹介しているが聖公会の間違いである。アングロカトリックだから間違いではないのだがローマカトリックではない。


で、NHK抱負などを述べていた。うちの母は麻生さんはボンボン過ぎて庶民のことなどわからないだろうから与謝野さんが良いわなどといっていたくせに、麻生さんの受け答えが大層わかりやすいなどといきなりマンセー評価していた。消費税問題について、食品などは無税でもいいんじゃね?などといっていた辺りに期待したようである。わたくしは麻生氏はキャラが立っているのでまぁそれなりにねた的に好きではあるが政治家としての技量がどうであるか判らないんで、そっち方面での判断はつきかねる。


麻生氏がラッキーだったのは地方遊説をじっくり行うことが出来たため地方とのつながりを堅牢にすることが出来たことに尽きる。更に小沢対決が待っている状態で小沢に対抗できるキャラは結局麻生しかいないという判断もあっただろうが、この現状の政局では、それこそ馬鹿ヤローといって解散せざるを得ないような難しい要素が沢山ありそうなんで、短命な内閣になるんじゃないか?とか、その責任とって辞めさせられる短命な首相になるんじゃないか?とか思っちゃったりしますよ。

わたくしは福島みずほなんぞ嫌いなんだが、今度の総裁決定について彼女が述べたコメント「最も短命な首相になるかも」に思わず一瞬、同意してしまった。なもんで、フランシスコ・ローゼン閣下が短命に終わりそうなのはちと哀しいので、ここは一つ粘って小沢に負けないように頑張ってほしいと願うものです。特にうちの母が評価した、不景気の問題や庶民の生活の圧迫への解決への抱負については応援したいものがある。


・・・・でも、たぶん次の選挙で自民には入れないけどな!ごめんよ。

◆◆

上記のイタリア紙の翻訳は以下のブロガーさんが載せておられた。

○イタリアたわいのない話

http://www.lachirico.com/2008/09/21/tokyo/

■麻生太郎、クリスチャン首相としてイタリア紙が注目!

日本文が読めるんでこっち読んでください。ただし翻訳が間違っている所あり。

negli ultimi mesi in Corea del Sud molti monaci buddisti sono scesi in piazza per protestare contro il presidente Lee Myung-bak, devoto cristiano, accusandolo di favorire appartenenti al suo credo nell'amministrazione e comunque di marginalizzare le tradizioni buddiste del Paese.


韓国では最近、敬虔なカトリック教徒であるイ・ミョンバク大統領がカトリック教徒の閣僚を優遇するあまり、仏教僧らによる抗議のデモが行われていた。

イ・ミョンバクはイタリア語文を見てわかるが、「クリスチャン」とあるだけでカトリックではない。実は彼はプロテスタント長老派の長老だということで、彼の教派の信者を積極的に採用した為にまぁ仏教徒に反発食らったわけです。

訳文ではカンチガイしてカトリックなどと訳されているが全然違う。

イタリア紙が敢えてプロテスタントの具体的な教派を書かずに「クリスチャン」とぼかしているあたりは、もしかしたら、イタリア紙ってのはリベラルが多いし、ゆえに宗教野郎は政治に口だすな的な、宗教者の政治への色気を牽制してのことかもしれない。イタリアのカトリック聖職者は政治に色気多いからなぁ。あと日本のカトリック聖職者もだな。イタリアと違ってこっちは左翼が多い。ローマ・カトリックは伝統的に政治的なことに色気を示すのだが、ろくな結果になったことがないのは歴史が示す通り。

まぁわたしゃそもそもが外国語なんぞよくわからん人間なんで翻訳の妙はよく判りませんが、勝手にイタリア紙的な事情を妄想してみた。

迷える大羊迷える大羊 2008/09/22 22:00  麻生さんには、キリスト教業界をうろつくようになったころから注目してました。別に政治的に支持してるとか、人格的に尊敬しているってことではなくて、「こんな人でもクリスチャンやってられるんだ・・」ってことで。
 口が悪く、余計な敵を次々とつくる、若かりしころは結構、女性関係が派手、でも、悪びれることなくクリスチャンやってるところに、変に安らぎを覚えたんですよね〜。
 また、彼は靖国神社に参拝してますが、一部の教会、クリスチャンの他宗教に対する妙に構えた姿勢(焼香しないだの、七五三ペケだの)に辟易していたので、このことを知ったときには「おお〜」と思ったものでしたね。まあ、他宗教の尊重というよりは、政治的な事情なのでしょうけど。

 今後を注目したいところです。

antonianantonian 2008/09/22 22:07 麻生氏は、爺さんの七光りなとこもラッキーな感じ。特に地方においては。それが生きたのかな?
まぁ色々な意味で話題はありそうな人ですね。をちするに面白くはあるが政治はそういうのと違うレベルで動くのでその辺りの力量を見守りたいです。

政治の場でゴリゴリと宗教色を付帯させる人は困りますよね。

chappie-ochappie-o 2008/09/22 22:52 聖☆おにいさんの2巻はもう買われましたか?

フランシスカン叢書第一巻ってのも出ましたね…

antonianantonian 2008/09/22 22:57 清貧だから、我慢する。来月は清貧解除されるんで、きっと買う。
フランシスカン叢書は清貧をモットーとするものには高いな。聖☆お兄さんの方が清貧に優しいですね。

chappie-ochappie-o 2008/09/22 23:02 やはり仏陀とイエスは清貧のプロですな。
叢書の方、必要とあらばお貸し致しますので。宜しければそのうちタリーズででも。

LuciaLucia 2008/09/23 11:44 悪名高きアレッサンドロ・ボルジャはローマ教皇になってからも教皇庁において愛人や子供たちと堂々と暮らし、当時の多くに枢機卿方も、愛人を侍らせて贅沢三昧に耽っていたのですから、カトリック信徒だから皆聖なる生き方をしていると思ったら大間違い。でも、出来るなら、貧しい人、病む人、孤独な人の気持ちが分かる指導者になって欲しいですね〜。
そう願う以上、カトリック信徒が皆一致して、そうなるように彼を照らして下さいと祈る以外にないのでしょうが…。
みんなの信仰が本物なら、奇蹟(としか言いようのない変化)も起こるかも知れません。

夢之介夢之介 2008/09/23 15:14 僕はとりあえず麻生さんを支持しますね。
トップは明るいほうがいい。
与謝野さんがカトリックとは初耳。

toto 2008/09/23 21:56 うちの神父さん(イタリア人・フランシスコ会)は麻生が昔から大嫌いです。「あの人はカトリック信者でござーい、とやるから嫌いです」だって。なんかウラを知ってるのかな。私的には麻生と聞くと昭和天皇を思い出します。あの天皇は口癖が「あ、そう」だったからね。

antonianantonian 2008/09/23 22:18 ちゃびお様>
叢書・・・いいなぁ。でも読み通せる自信なし。
タリーズならいつでも行けまっせ。今日も前通った。

Lucia様>
ぼるぢあはまぁ地獄行きでしょうなぁ。ああいう権力にある人って生きてるときが地獄ってのをどこかで感じてたんじゃないかな。捨てられないもんがありすぎるのって地獄な感じします。

夢之介様>
麻生氏は手放しで支持しかねる要因もあるんだよな。なんつーか「とてつもない日本」とか目線が、アントワネットかおぼっちゃま君か?お前は?みたいな。それより闇のドン野中氏を怒らせてるんで色々ありそうな悪寒。野中さんは一筋縄ではいかん人やさかい大変やで。どう収まるかもこれから見えてくるかな?

キャラ立ちはしてるんだけど、不安要因も多い。でも小沢にぶつけるなら麻生か?ってあたりの路線なのかな?小沢さんってのもどこか不安さ(すぐ投げ出す)があるけどキャラ立ちしてる。したたかなんで、麻生さんも大変だと思うよ。

to様>
神父様のその理由が何故嫌いに繋がるかよくわかんないんだが、色々あるのかなぁ。

わたくし的には、麻生さんが地方遊説した結果がどう彼の中にあるかがわからないんで、今度の抱負も次の選挙の票集めっぽい気もしなくもないし。なもんで生暖かく見守ります。

rice_showerrice_shower 2008/09/24 09:57 ま・ここっとさんの所でもコメントしたけど、最近ずっと皇室とキリスト教の関わり(主に昭和天皇の皇太子時代以降かな)についての本を読んでいて、今上天皇と(実家がクリスチャンの)美智子妃の軽井沢での出会いをウラで“仕掛けた”のは、(閣下の爺さん、臨終洗礼を受けた)吉田茂だったと知った。 大川周明が若き日、キリスト教に傾倒していた、なんてことも知ったよ。
“信仰”が重要なテーマとなるアメリカの大統領選(予備選を含む)と較べるのも何だが、候補者個人の“依って立つ”価値感が全く論点にならぬ
この国の精神世界はどうなのよ。

LuciaLucia 2008/09/24 10:21 antonian 様、悪名高きアレッサンドロ・ボルジャの孫がイエズス会の聖人フランチェスコ師でしょう?そうなると、彼もチェーザレも、フランチェスコのゆえに地獄には行かなかったかも。というより、地獄とは、自ら神から離れて、永遠に孤独にさいなまれる状態であるとするなら、悪行を重ねた人でも、地獄に行くとは言えないのではないでしょうか?
イエス様と一緒に十字架につけられた「よき盗賊」のように、イエスを信じる人は皆救われるのでは?
そう考えるから、カトリック教会では「煉獄」という場を考えたのではないでしょうか?
とはいえ、私はこの点についてはあまり詳しくはありません。ただ私は、神様の慈しみと憐れみは、私たち人間が想像できる範囲を遥かに超えている、と信じているだけなのです。

確かに麻生氏の軽々しい発言は、彼の人間性が現れたものでしょう。そしてそこには、苦しむ人たちへの思いやりの欠如が明らかです。ただ、今度総裁に選ばれたことを、自分の功徳の故と考えないで、神様から使命を与えられたのだと受け止めて、今後、キリスト教的な視野に立った政治改革を実現して行かれるなら、日本も少しは良くなるのではないかと私は考え、今はそれを願っているのです。
与えられたきっかけが人間を変えることもあると信じて。

antonianantonian 2008/09/24 14:22 rice_shower様>
宗教団体が政治のロビー活動の場になるなんぞぞっとするので、そういうほうがいいと思いますよ。アメリカみたいなのは嫌ですね。

Lucia様>
軽々しくみえたとしてもそれは表象。現時点でのあり方は判りかねるし、声明どおりの考えをどこまできちんと果たすか、その政治手腕は不明なので表象のみでは判断しかねます。更に独裁制ではないので、サポートしていく政治家たちの働きも無視できないでしょうし。
もっとも、自民党自体今もっとも危機にあるかもしれません。しかし対する民主も烏合の衆的にアレなんで、いやはや。

rice_showerrice_shower 2008/09/24 20:22 小泉さんの時は、アメリカ的新自由主義に舵を切るのだ、との姿勢が明確だった。
麻生氏は保守を標榜し、“価値観外交”とやらを主張しているのだから、“如何なる価値を保守するのか”を明言してもらいたいし、国民もそこを見極めねば、この政権の評価のしようが無い、ということですね。

antonianantonian 2008/09/24 20:41 正直、その価値とやらが見えないんだよなぁ。対処療法的な言質が多いし。一瞬、物事をはっきりいう辺りで表面的に評価されやすいけど、根本のトコが見えないんで、実は判らん。

pettypetty 2008/09/24 23:07 フランスのカトリック全国紙 La Croix でもローゼン閣下は第四世代のカトリックと報じています。しかも閣下のお名前を Taro Francisco Aso と紹介。日本人の洗礼名をミドルネームにして書くのってどうなんでしょうね。記事は、クールビズでネクタイをしない襟元からのぞく十字架や、終戦記念日には聖母被昇天のミサに行くこと、今回の総裁選の候補者5人の内二人がカトリックで一人はプロテスタントであることなどからはじまり、日本のキリスト教の歴史も俯瞰していました。BBCやABCのサイトでも「日本初のカトリック首相」と報じてました。

antonianantonian 2008/09/25 02:46 うーむ。
欧米では日本人としては特殊な宗教観に反応したくなるんでしょうか。ルモンドあたりが、ナショナリストだと批判的な評を書いていたってのをどこかで読みましたが、そっちもどうなのかなぁ?とは思いました。

chappie-ochappie-o 2008/09/25 12:54 西欧だと歴史的な背景もあって、自身の属する教派がそのまま自身の依って立つコミュニティなりクラスを意味しますから、政治的な論点になりえる。現実においては聖と俗が渾然一体となっており、現在の日本のように信仰は個人のものって単純には言い難いってことですね。若い世代や都市部では徐々に変わってきているようですが。
良くも悪くも、日本人って宗教に対してナイーブだよなぁと思います。

peterpeter 2009/01/21 20:10 麻生さんって鷹を装った、鳩じゃないかと思っていたが、カトリックというのもうなずけるなあ。カトリック信者が周りにいますけど、確かにキリスト教の教えに基づく行いをしている人は少ないと思います。なんのための宗教だという話ですね。日曜日に教会へ行けばいいってもんじゃないと思う。

antonianantonian 2009/01/21 22:28 pater様>
そんなヘタレ駄目カトリックしか周りにいないというのはたいへんにお気の毒ですがpeterさんはもう少しまともなカトリックの人をお友達にするなど頑張ったほうがよいでしょう。

日曜日に教会すら行かないわたくしの周りには「キリスト教の教えに基づいたような行い」をしてる人の数は大変に少ないですな。カトリックでもプロテスタントでも教派を問わず少ないっちゅうか、まぁ世間的に普通。

とはいえ、キリストの教えに基づく行いについてマザー・テレサなんぞを参考にしたいとがんばってみたいと常々思っています。しかし結局、周りには教派を問わずヘタレクリスチャンが集まってしまいますな。
類は友を呼ぶというから仕方がないかもしれませんな。

で、最後にミサ行ったのはクリスマスなんだが、友人は年に1回しか行かないってのもいる始末だ。やれやれ。

antonianantonian 2009/01/21 22:30 つまりまぁ、日曜日に教会行ってるカトリックの人の方が私よりマシってことだな。さいてーだな。わし。

そういうわけで、下には下がいるのでそんなことで驚いていてはいけませんよ。>paterさん

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