東国原知事はよくやっていると思うよ

さっきのエントリで名前を出したが、東国原知事がテレビで叩かれていた件がネットで流れ、誤解が解けたようで安心した。
初動から東国原知事は身を粉にして対応しており、口蹄疫のニュースは地元鹿児島のテレビも伝えていた。本州以北はどうか知らんが、九州地方では最大のニュースだから当然である。だから東国原知事は地元の為によく頑張ってるなー。という印象でしかなかったので叩かれていたってのはマジによく意味が分からなかった。しかしネットの情報のお蔭で、どういうことかよく判った。
なんと地元の新聞である南日本新聞の記者の突っ込みがけんか腰というか、質問ではなく批判めいたものというか、そもそも質問者のくせに質問が全然簡潔でなく、わたくしだったら途中で寝てしまいそうなことを口蹄疫に冒された牛の涎のごとくだらだらと垂れ流してるもので、あれではあまり寝てもおらず、もうテンパッてる現場の中で動き続けて来た人にとっては切れない方が不思議である。
人間怒るときは怒った方がいいと思った瞬間である。

地元はそれだけ切羽詰まった状態なのだ。

我が島も種牛を育てる畜産農家が沢山ある。感染が拡大している状況は不気味である。もっとも離島で、ま、ただでさえ生態系が孤立しすぎてからすと雀がいないという土地なのでまだマシであるが、鹿児島等隣接する県の人たちも気が気ではないだろうと思う。

また畜産農家の人は牛を大切にしていて、まぁそれがいずれは人に食われる為に殺される運命のものと思っても、育てている時に愛着がわくようだ。島の牛飼いさん達もそんな感じ。だから殺処分の措置は断腸の思いであることは想像出来る。食肉牛を育てる過程で、「命を食べられることで生きる」的な宗教観めいたものが生まれるのかは判らないが。

とにかく、先の読めない自然の災害レベルの事態の中で眼界はあるだろうが東国原知事はよくやってると思うので、メディアさんも応援してあげて欲しいです。