ちょー大型でモーレツになりそうな台風6号マーゴンがやって来る

タイトルがお軽めにレトロな方向に大げさっぽいですが、この形容詞は正式な気象庁表記なんですよ。台風の強風域の範囲によって「大型(500km〜800km)」とか「超大型(800km以上)」などと言います。で、風の強さの度合いによって「熱帯低気圧」→「台風」→「強い台風」→「非常に強い台風」→「猛烈な台風」 と表記変化するんですね。これ豆ね。豆柴。

さて、前回わが島に来て酷い目に遭わせて去っていった台風2号。小型ながらもフィリピンで猛烈な台風になり勢力があまり衰えず台風慣れした南西諸島で大きな被害を与えて去っていきました。わが島でも倒壊家屋が20軒近く。近所歩いてて全壊した家や屋根が飛んで畑にそのまま落ちてるのを目撃しました。知人の家にいったら庭に面して張り出してある15メートルくらいの軒先がすっかり綺麗に無くなってました。大工さんの家だったので速攻で新しいのが出来てましたが。あとガジュマルが根っこごとひっくりこけたりとかあり得ない被害が続出してましたね。

その台風2号より激しく巨大で強い台風6号マーゴンがやって来るらしいということで(;゚Д゚))))ガクガクブルブルしていましたですね。

今発表のスペックはこちら↓

台風第6号 (マーゴン)
平成23年07月16日21時45分 発表<16日21時の実況>
大きさ 超大型
強さ 非常に強い
存在地域 沖の鳥島近海
中心位置 北緯 21度55分(21.9度)
東経 137度05分(137.1度)
進行方向、速さ 北西 20km/h(10kt)
中心気圧 935hPa
中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
最大瞬間風速     70m/s(135kt)
25m/s以上の暴風域 全域 220km(120NM)
15m/s以上の強風域 南側 1000km(550NM)
北側 650km(350NM)

昼の気象庁予報では台東島付近に接近する時に915ヘクトパスカルになるよという予報でしたが今の予報では最大値は920hPa。しかし風力の勢力は島を襲った台風2号に匹敵してます。更に大きさは激しく巨大です。


デジタル台風トップ http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/
衛星画像でみると大きさが判りますが困り果てるほどでかいですね。これがラピュタだったら人口あふれかえった国が植民地にしたくなる規模ですな。

天気図(庵オリジナル)はこんな。

またいい加減な天気図で済みませんが、進路は暴風域が大東島をかすめて屋久種子島、九州大隅半島南部、四国などの沿岸部を東に移動していく予定(未定)らしいです。いつも居座り台風に睨みをきかせている太平洋高気圧(サブハイ)さぶちゃんがいないもんでフリーダムに振る舞っています。更に梅雨前線が未だにダラクサといるので、刺激された梅雨前線が北の方でどかどか雨を降らせているようですね。

ちゃんとした進路図も貼っとく

気象庁 http://www.jma.go.jp/jp/typh/

本土に最接近する時点での勢力予報は925hPa 風速は50 最大風速は70という沖縄や奄美でも困難来たら大被害だよという規模ですから、ただでさえ長い梅雨で地盤が弱り、新燃岳噴火の影響で灰が降り積もってるとこなどに大きな災害が起きることが懸念されます。

本土に行くにはあまりに強くて大きいので太平洋沿岸上を通るとはいえ逆に勢力が衰えず西日本から関東にかけて、強風域の大きさがでかいんで被害地域が瀬戸内海とか内陸までヤバいんじゃないかと想像してしまいます。

準備を怠らず、強風域が入る前にあらゆることを済ませておきましょう。
「あらゆること」とは
*よしずやすだれ外し(巻き上げててもすっとんでく)
*用水路のチェック(よくある死亡フラグなんで安全な時に)
*庭やベランダ、テラスの植木鉢や簡易物置、
 ゴミ箱を飛ばない所にまとめる。
*植木が折れないように添え木などに縛るなど補強する
*網戸外し(風でもげて飛んでくんだ)
*雨戸の補強(風でもげて飛んでくんで打ち付ける)
*屋根の補強
*土嚢積み 浸水しそうな地帯は。
*車やバイクはガレージか建物の影に
 (風ですっ飛んだり倒れたりしてあとで泣く)
*外飼いの犬は犬小屋ごと家に入れる
 (犬小屋は風で飛ぶし、犬も飛ぶ)

暴風域入る地帯はこれ全部やっとくといいです。強風域なら臨機応変に。よしずは巻き上げといた方がいいけどね。