09-01-26
■[book]最近買ったもの
- 作者: 大島渚,四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 現代思潮新社
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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去年の秋、東京国際映画祭でバッタリ会った四方田先生に「いよいよ出ますよー」と言われていた本。大島渚&内藤誠両監督による、未発表だった脚本『日本の黒幕』が収録されています。大島渚のヤクザ映画として鳴り物入りで始まりながら、脚本執筆が時間切れとなってしまい、大島の手で映画化できなかったことは本当に残念でなりません。映画化の際は監督:降旗康男、脚本:高田宏治。主人公の少年がビッコである意味がまったく最後まで見えてこない映画となっていましたが、大島&内藤脚本ではちゃんと足が不自由であることに意味が持たされています。
- 作者: 葛井欣士郎,平沢剛
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/08/23
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アートシアター新宿文化の創設者で、ATG作品のプロデューサーだった葛井欣士郎のインタビュー本。去年の夏に出たからすっごい中途半端な時期ですが、とにかく最近買ったので。
■[cinema][TV]『警視-K』解放前線
去年の11月、監督・勝新太郎に注目しようぜテキストで、勝新太郎が監督した『唖侍・鬼一法眼』の1回目の話題を出したところ、12月の『殺しのはらわた』オールナイトで、ゲストの鶴田法男監督が参考映像としてこの『唖侍・鬼一法眼』1回目を見せていて、(ウワッ!頭のチャンネルが合った!)と思いました。監督勝新太郎の再評価ブームは確実に来ている。
佐々木浩久監督もブログで、つい先日『座頭市(89年度版)』のお話を書かれていました。
監督としての勝新太郎は、これまで決して高い評価を得ていたわけではなくて、一部で盛り上がったことはあったものの、溢れかえるアヴァンギャルド性にはついていけない人も多く、失敗作といわれたり退屈とまで評されていました。確かに『警視-K』を初めて観たときは、セリフがまったく聞き取れないままの長回しや、不安定なカメラワークなど前衛的すぎて面食らいます。でも映像的趣向はナイーブなまでに隅々まで凝らされていて、頭のチャンネルさえ合致すれば、その異様なほどセンシティブな独創的世界は、磁気を狂わす磁石のような魅力を湛えています。基本的に勝新の作風は、ダウナーなのです。アッパーなものはカルトとしてもわかりやすく、パーティームービーになったりしますが、アシッドにはダウナー系も存在しているように、勝新作品はまさにそれです。その代わり、観る者の波長がゆらゆらしたものに一度合ってしまうと、予測のつかない演出の虜となって、もう一瞬たりとも画面から目が離せない。
最近の週末は、昔スカパーのV★パラダイスで録画した『警視-K』を一日中マラソン視聴したり、『顔役』や『座頭市 折れた杖』などを観ています。でも、これ等の作品はDVD化はおろか、『顔役』なんて一度もソフト化すらされていない。『警視-K』はVHSがレンタルで置いてあるお店もあるので、比較的観やすいとはいえますが、DVD化が積極的にされていない状況は、評価としてあまりに陰に追いやられすぎです。もっと手軽に観られるようになって、層が厚くなれば頭のチャンネルのガップリ合った人が現れて正統な評価もされるはず。
本当はわたし自身が監督・勝新太郎論を書きたい……。今年中くらいに、発表のあてがなくとも書き綴りたい。今の派遣仕事の期限が切れたら、資料探しの旅に出ようかなーと思っています。これまで書物になっているのは映画作品『座頭市』の役者・勝新ばかりなので、勝新が全霊で打ち込んだ監督・勝新太郎の作品を言葉にしたい。TV版『座頭市』に、『警視-K』にまっとうな評価を。ここは『警視-K』の静かな解放最前線。
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2007/01/17
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- 出版社/メーカー: ポリドール映像販売会社
- 発売日: 2007/06/27
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- 出版社/メーカー: ポリドール映像販売会社
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以上三つ、TVドラマ版『座頭市』のDVD-BOX。
- アーティスト: 勝新太郎
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2003/01/22
- メディア: CD
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- 作者: 勝新太郎,吉田豪
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2008/08/25
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- 作者: 春日太一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/12/16
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TVシリーズ『座頭市』の途方もない現場の逸話。芸術家であり、大映京都→映像京都のスタッフに思い通りの仕事をさせた職人たちの夢であり、そしてテレビマンにとっては悪夢といえる勝新の姿。お金と時間のかけ方が発狂沙汰です。必読!







