「推定少女」桜庭一樹

推定少女 (ファミ通文庫)

推定少女 (ファミ通文庫)

これは何とも微妙な感じのお話でした。この前に読んだ『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』ほどのインパクトはなかったような気がしてます。


銃を手にしてゴミ箱に寝ていた謎の美女と、家出少女カナの逃避行!?
そもそもの原因となった、あの日に何が起こったのか?

そういう謎を気にかけて読んでたんですが。だいたいこんなこと?という内容は示唆されるものの、最後には何となくなぁなぁになっちゃってて。いったいぜんたい、真実のほどはどうだったの?と私は聞きたい。
新しいお父さんともうまくやってけるようになったのかしら?それでホントに平気なの?って思っちゃう私は古い人間なのかな。

そして不思議少女の正体はなんと○○人? まぁ最初から胡散臭かったですが。
白雪と名づけられたこの少女と、「僕」という人称で現されるカナが逃げてく途中のあんなことこんなこと、それらを愉しんで読めばいいのかもね。