[サッカー]

いつもより早めに寝て3時過ぎに起きる算段だったのだけれどちょぴり寝坊。
TVをつけたときにはブラジルが先制して0−1になってた。予想に反して、カカーもロナウジーニョも出場していて、ブラジルの前線はアドリアーノロビーニョと超豪華な面々。


しばらく観ていたら中村の超ゴラッソなミドルが決まって日本が追いつく!!!このゴールは当分は語り継がれそうな素晴らしいゴールだった。個人的には“チームでの機能性"という点からあんまり中村俊輔という選手を評価していないんだけれども、やっぱりこういうゴールを見てしまうと彼に脱帽せざるをえなくなってしまう。


追いつかれたあとのブラジルはぐぐっとアクセルを踏み込んできて、ロナウジーニョのゴールであっさり日本を突き放す。ここから前半終了までのブラジルの圧力は本当に凄かった。チーム全体がナチュラルに意思統一させて、試合の流れを作り出す様は到底追いつけるものじゃあないと思った。こればかりは一朝一夕で身につくものじゃない。


少なくとも逆転負けはするはずはないと思ったか、ブラジルは後半からカカーとアドリアーノを下げてきた。ジーコはいつになく積極的な交代策をとり、小笠原と玉田に代えて中蛸と大黒を投入。ハーフタイムにベンゲルが「稲本を入れて中田を前に出すべき」とコメントしていたが、この交代はベンゲルと同じ趣旨でなされたものだったんだろうと想像する。そういう意味ではジーコって不思議な(一流の)勝負勘を持っているんだろうなあ。


試合終了間際に良い位置からの中村のFKを大黒が押し込んで日本が追いつく。勝たなければ先がない日本はそのあとも積極的なアタックを続ける。ロスタイムにまたしても大黒が決定機を迎えたけれどマルコスに防がれてジ・エンド。スタンドからは「ニッポン!」コールも聞こえてきて、すごく面白い試合だった。


今大会はここで終わってしまったけれど、非常に有意義な3試合だったし、見ているほうも久しぶりに感情移入して代表の試合を見ることができて楽しかった。ギリシャ戦・ブラジル戦で見せてくれた4−4−2のサッカーを今後も続けて欲しいなと思う。


それにしても加地の幻のゴールが見れなかったのは残念だったなー。