徳佐川橋梁

SL山口といえば結構テツの人には有名なところでしょうが、そのSLが走ることで少し有名な徳佐川橋梁です。
構造形式はラチスガーダ橋。これはかなり珍しい構造形式で、ラチスというのは格子構造のことなのですが、通常では鋼板を用いる部分に格子構造を用いることによって鋼材使用量を少なくしようという試みなわけです。

なんでこんな構造使用になったかというと、答えは明快で、建造されたのが戦中だったので鋼材使用量に制限がかかってたわけですね。しかし物資輸送のキモの鉄道橋を作らないわけにはいかず、やむを得ずこういう構造になったようです。
現代では材料費よりも人件費のほうが断然高価なので、何か特別な理由でも無い限り、こういった作るのがめんどくさそうな橋は作られることはないですね。

ところで、SLで有名な、と書きましたが、残念ながらSLが走っているところを見ることはできませんでした。
なんかあと数時間待てば来ていたそうですが、血気盛んな若者がそんなに同じ場所にとどまっていることはできないのです。(本当はみんな体力が限界に来ていたので早く帰りたかっただけ)
ということで今回の旅行は膜を^H^H幕を閉じました。