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aoilab  明治大学 建築史・建築論研究室(青井研究室)blog

 

2016-10-22

2016年度 台湾調査後半!

夏休み毎年恒例の、台湾調査についての報告です。
前半は永靖、後半は二水の調査を行いました。
今回は8/16〜8/20、二水についての報告です。
ちなみにホテルは田中で、二水へは毎日電車で通っていました。

二水はもともとあった旧市街と、1910年代に鉄道の開通によって新たに発展した新市街とが存在し、
その2つの市街地をつなぐように、廟や公共施設が建てられたということが事前の調査で分かっていました。
そこから先は実際に町を歩いて調査していきます。
まずは地積図に建物の間口と住所を記入していきます。
また、同時に分かりやすいよう、地積図のどの部分が道なのかを色付けしていきます。

その後は実測班と町歩き班とに分かれ、作業を進めて行きました。
実測班で日本時代に建てられたと思われる建物や、水路の上に建てられた建物を中心とした実測を、
町歩き班は町の三合院の位置のプロットや、インタビューを行っていきました。
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日本時代に建てられた建物の実測の様子
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水路の上に建てられた建物

夜は各班が調査した情報の報告、またそれを元に、
次の日の調査の計画を毎晩遅くまで議論しました。
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毎晩の議論の様子

以上のように毎日充実した調査を行っていくことが出来ましたが、
町の計画に関する決まりが書かれた資料が運良く見つかった永靖と違い、
仮説立てや情報の整理が難しかったというのが、正直なところ。
現在も持ち帰ってきた情報を元に、作業を続けています。
この結果は来年の学会で発表することになると思うので、それまで気長にお待ちいただければ…。

協力して下さった二水の町のみなさま、有難うございました!

最後に写真をいくつか。
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田中の夜市での青井家の様子
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ホテルでくつろぐ寺、恭平さん、富さん
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最終日の町歩きでポーズをキメるあっしーさん
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ホテルにあった人形
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毎晩通った定食屋さんでの集合写真

B4 河野

2016年度 台湾調査前半!

遅れてしまいましたが、2016年度の台湾調査の報告です。
今年の台湾調査前半は8/10-15の5日間で永靖郷という町を調査しました。
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永靖の街並み

前半のメンバーは、青井先生・亭菲さん・恩田先生・陳さん
(M1)芦谷・富山・中井・西・(B4)河野・今・杉本・寺内・保川です。

永靖ではジョージさんのおじさんの餘三館に泊まらせていただきました。
(これがめちゃくちゃでかい!)
陳一族(ジョージさんの先祖)は永靖の中でも有権者であり
「永靖経営に関する合約事」という誓約書?が残っていたため、
着いてすぐそれを解読しました。
そこからまず永靖の歴史、調査の対象・方法などの指南にすることができました。
4つの街区規制で「1東西大街 2北勢横街 3南勢対面横街 4大宮前両片横街」が重要だとわかりました。


まずは永靖の街に出て廟の前の道路に面した建物の間口をすべて測り、
地籍図との比較をして現状の把握を行いました。
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その後、街歩き班と建物実測班に分かれました。
街歩き班は、誓約書にも書いてあった4つの街区を明確すること、
永靖という町がどう変遷したのか、
建物がその土地の所有者がどこまで連続で同じだったかを知るために、
インタビューをしたり地籍図と比べたりしながらフィールドワークをしました。

街歩き班と同時に、建物実測班も動いていて、
インタビューで重要であると思った建物や
竹造・木造・RC造など時代に応じた建物を中心に実測し、
その時代背景の裏付けやその空間の特徴を捉えることができたと思います。
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実測図面


夜はそれぞれの報告、仮説立て、次の日の動きを確認するなどを
議論し、意見の交換をしました。
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ミーティング風景

昼:フィールドワーク・実測 夜:ミーティングを繰り返して
永靖を時代ごとに地図上に復元すること、
建物類型から時代背景を追うことを中心に進めていくことができました。
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仮説1
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仮説2


誓約書もあったため、かなり深いところまで掘り下げられ、
面白いストーリーが見えてきたため、
永靖の形成過程が浮かび上がってきたと思います。


自分は実測班として動いていたため、
その建物の図面を書き、空間構成・構造などを具体的に理解することができました。
フィールドワークと理論の繰り返しの中でストーリーが構築されることもわかり
この後の卒業設計にも生かすことができると感じました。

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来年も行くと思うので、今年の経験を生かしたいと思います。




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最後に仲良し兄弟とぐっすり今ちゃん

B4 寺内

2016-10-19

【訂正】 2016年度青井研究室説明会のお知らせ

説明会の日付に誤りがございました。申し訳ございません。

下記の日程で学部3年生向けに青井研究室の研究室説明会を行います。

研究室での行事やプロジェクト、ゼミなどについて説明をするので興味がある方は一度聞きに来てみてください。

青井研の雰囲気ってどんな感じ?青井研って何やってるの?と疑問のある方はぜひお越しください!
まだ考えてるんだけどよくわからないという方や迷ってるよーといったとりあえずというみなさんも大歓迎ですよ!


青井研究室 説明会

第1回  2016年10月13日(木)18時10分〜 @A1102
第2回  2016年10月2019日(水)18時10分〜 @A1102(A館11階 青井研究室)

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M1 あしたに

2016-10-16

2016 Furniture-Project

今年もB4で進めていた家具プロジェクトですが、それが先日竣工し無事終了しました。

今年は神代雄一郎先生の資料を入れる棚と
先生が書いた最大で4200mmもある巨大図面を閲覧することができる机をつくりました。
ユーザーが自由にふるまうことができる場所であるために、
ふるまいを想定しつつ、机のデザインを追求することを目標に設計を進めていきました。

まずはふるまいから平面計画を進めて、天板のかたちを決めていきました。
神代部屋によって周辺の空間が9つに分割される中、
一連の動作と天板の関係性、また今回手をつけない場所と関わり方の検討がポイントとなりました。

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天板を連続させて行為の流れをつくります。
資料を取る、図面を見る、本を座って読むことを流動的に起こることを想定。
さらにテーブルの端を柱に収束させることでほかの場所まで影響させないようにしています。


棚は先輩方の作り方を参考。
棚を3つに分けてつくり最後に天板でつなげていて、天板が強調されるように1つの材でつくっています。

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机の脚のデザインとして窓際全面に机が水平線上の続いているので
「いかに軽やかに見せるか」ということに重点を置いてスタディを繰り返しました。
そのため青井研家具プロの新しいチャレンジとして面材ではなく線材を使って、
構造的にも合理的なデザインを考えていくことにしました。(初期段階は面材と線材の融合)

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途中ミハデザインの光本先生の事務所にお邪魔して、
線材の太さやつなげ方、主に構造の話を中心にエスキスしていただきました。
最終的に施工方法や構造的合理性、線材の見え方のデザインから、
幕板と横架材を上下にわけて脚をボルトでとめる案としてまとまり、板割り、発注、施工へと進めていきました。
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2日間で施工しました。まずは棚。


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同時並行で机の脚。

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いろいろハプニングはあったけども、何とか完成!

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脚はこんな感じ!
ボルトは斜めに2つ使うことで剛接合になってます!


木目など細かいことを気にする人が数名いたため、話し合いも進まなかったりしましたが、
結果的には活発に議論できたのでよかったのではないかと思います。
やっぱり自分でものをつくるのは楽しいと感じました。

最後にエスキスしていただいた光本先生ありがとうございました。

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来年はなにをつくるのかなー
B4 寺内