2017年度 卒業生

お久しぶりです。寺内です。
台湾論文とか就活とかしてたら、4月で新年度になってしまいまして、2017年度の振り返りができていないと思ったので、急遽2017年度のまとめみたいなことをしたいと思います。
明日が青井研のキックオフなので、振り返るとしたら今しかないということで。

B4は1月28日に卒業設計の公開講評会、M2は2月15日に口頭試問があり、最終成果物を発表したわけです。
今回はそれをメインに報告します。
※それぞれの内容は随時更新していく予定です。



M2修論

あっしーさん
自治会報誌『砧』にみる住宅地成城の戦後史」
かおるさん
多摩川流域における産業の空間編成に関する研究 ─ 日本最大の砂利産業の史的展開 ─ 」
富さん
「近世・近代における多賀神社境内環境の改変過程に関する研究 ─ 大江新太郎主導による昭和大造営の歴史的位置をめぐって ─ 」★建築史交流会発表
きいこさん
民間信仰組織の都市空間史 ─ 近代浅草における〈地域稲荷〉の変容 ─ 」★トウキョウ建築コレクション中島直人賞
あやさん
東京港内港地区の埠頭形成史 ─ 品川埠頭の水際に着目して ─ 」
きょーへーさん
「ドイツにおける国民国家形成と「表現主義建築家」 ─ シュプレーボーゲンをめぐる諸提案を通じて ─ 」★建築史交流会発表
ゆーみんさん
「横浜戦後復興における防火帯建築の理想 ─ 官僚技術者内藤亮一と街区型建築群の面的開発に着目して ─ 」★トウキョウ建築コレクション川添善行賞


私自身M2はすごく尊敬していて、研究室の活動だけでなく、修論にかける熱量・考察力などを見てて「M2すげぇな」と純粋に思ってました。
そんな先輩たちは謝恩会で「M1は“ライバル”だと思ってる」と言ってくれたけど、私は全然そんなこと思ってなくて、いろいろ悩むことや考えていることに対して、真摯に対応してくれる“先輩”だったなぁって感じてます。
M2たちから得られたものは多く、見習わなければいけない反面、超えていくべき存在であり、これから1年間活動していくときのいい目標だと。
でも、M2とは違った私たちの特色が出ると研究室も面白くなったりするのかなとか思ったり。新M2の5人でどうにか盛り上げたいものです。


直前まで Diving を作成するM2

まだまだM2に伝えたいことは山ほどあるけど、社会人になっても関わりたいですね。ときには飲みに行って議論したいなぁ。



B4

けーすけ
「大地を編む ─ 名も無きLandscapeと計画の結び目で ─ 小中学校+図書館の提案」
ちいちゃん
「Factory as a park ─ 自然・産業・人間の新しいネットワーク」★次点
みきてぃ
「Sense of wonder チャイルドスケール3つのオーダー:size, move, collective behevior」★次点
さくしょー
「Patina for Antique Enthusiasts <調度品のオブジェクト解釈>」
としき
「アクティビティが描く二枚の地図 ─ 歯抜け街の可能性 ─ 」★佳作(上位11)
ちゃんまん
「地域を醸す ─ 新しい酒蔵のかたち ─ 」
たなっしー
「高円寺南四丁目計画 ─ 都市の新たな平面における試論 ─ 」


率直言うともっと絡んどけばよかったと反省してます。私が研究室自体に距離を取って活動していたので、しょうがないっちゃしょうがないのですが。
卒業設計に関しては「もったいない」と思ってしまうものばっかです。
どれもテーマは面白し、考えていることも納得できるのに、それを表現できていなかったり、純粋にやり切れていないところだったり・・・
そういうところは我々先輩がもう少しお尻を叩いてもよかったかもしれないです。
青井研を5人が卒業するので、かなりさみしいですが、この1年で青井研で学んだことを是非とも生かしてほしい。
それを別の環境で発展させて、また話を聞きたいところですね。



とりあえず卒業&修了おめでとうございました。