『冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ』『ミカるんX 1 』

クリストフ・クリタ  『冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ』 評価:C+ /満足度:C+
 「純度の高すぎるフィーチャー・レトロ・ストーリーはトワイライト・アンティークと区別が付かない。」
 読んでいて、これが21世紀に描かれた漫画だという事を忘れそうになることが幾度かありましたわね。 無邪気に「少年期の夢」と語るには影の射す物語が多いのだけれども、醸し出される「世界を踏みしめていく」感はなかなかよろしかったと思います。 でも、何か物足りない(たぶん「語り手」としての経験かな?)のですよねぇ。 あと、手塚治虫やら宮崎駿やら大友克弘やらなんて名前が脳内で駆け巡ってましたけど作者の経歴みて納得。 異色ですのう。


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高遠るい 『ミカるんX 1 』 評価:C /満足度:C
「まったくもう、この子達ときたら図体ばかり大きくなって。 いつまで経っても子供のままなんだから。」
 メンタリティがおもっいきり「にんげん」な宇宙人連中に大笑いしつつ読んでました。 ウルトラガール・ヴァイオレンス浪漫つうか「戦うにんげん賛歌」ですか。 あと百合。 ゆりんゆりん。 そりゃ表紙に赤いバラも咲きますよ! 炭素生物の命なんざぁチリも同然的な描写を踏み潰すキャラクターの明るさがらしくもあり。 


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冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ (BEAM COMIX)ミカるんX 1 (チャンピオンREDコミックス)