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aon9* diary

2008-02-18 折元立身トーク・パフォーマンス「指人形」

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川崎市民ミュージアム「写真ゲーム」展で、折元立身さんの

トーク・パフォーマンスがあったので行って来ました。

折元サンの作品は、今まで色々な場所で目にしていたけれど、

本人のトークを聞いたのははじめて。


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東京マラソンに行かず、わざわざこちらに来てくれてありがとう!

という言葉から始まったトーク。

「処刑-パン人間」の写真作品を日本のギャラリーに持って行った時に、

日本では通用しない...と、どこに行っても受け入れてもらえず、

ドイツギャラリーに持ち込んだところ、何でもっと早く

持って来なかったんだ!と即座に展覧会が次々に決まったという。

マネなどの古典絵画に出てくるパンがずっと気になっていて、

人間とパンを合わせたパフォーマンスを行うようになって、

それを写真に納めるようになったと話していた。

川崎市民ミュージアムで「処刑-パン人間」を発表した時、

イラク戦のまっただ中で、日本のメディア中に絶対にタブーと言われ、

NHKで決まっていた放映も、上の許可が下りず放送中止になったらしい。

日本の場合、アートという表現をする場にもかかわらず

戦争、政治、SEX、麻薬などの表現は絶対的にタブーで、

アイデンティティを持った表現は邪魔物扱いされるけれど、

逆にヨーロッパや他のアジアの国に行くと、それが明確にされて

いないとダメだ..という言葉を聞き、今だにそんな事を言う

日本のギャラリーメディアがいるんだ..と

思うとやりきれない気持ちになった。

イラク戦の時の「殺すな」デモの時も感じていたけれど。。)

折元サンの作品の場合、写真でも絵画的な要素も強いので、

日本の写真界では、写真という扱いもされないらしいけれど、

ヨーロッパでは、普通の写真ギャラリーでもその辺りのボーダー

なくなってきて、自由にリアルな表現がされているらしい。


サンパウロの美術館で500点以上の作品を出展している

大展覧会をしているらしく、100件以上の日本のメディア

案内状を送っても、帰って来て迎えてくれるのは、ばあさんだけ..

と話していた。



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サンパウロの路上で、子供に飴をあげたら\10で売ってくれたという

かわいらしい毛糸の指人形と、自身で紙粘土で作ったパンク指人形を

つけてのパフォーマンス。アルツハイマーうつ病を患ったお母さんとの

ポスターの前で行われたパフォーマンスに、今を生きている強い

エネルギーをもらった気がした。

61才の折元サンが言う、毎日美味しいフレンチを食っているような

ヤツからは生まれてこない、貧しい日常生活から生まれてくるアート..

「日本のメディアは無視〜そんなの関係ねぇ〜」とおどけてみせる姿に、

本当にガツンとやられたトーク・パフォーマンスでした。



回転回の屋代サンの、博物館フランスの城で

自身が床に寝転がって回転している作品も、

恵比寿で見た作品と違った感じで、面白かった。

写真とドローイングが一体化した城田圭介さんの作品や、

ヘルシンキから日本に住む友人に向けて書いた手紙を

ヒントに古本屋を巡り、一行について解いていく過程を

写真とビデオに納めた三田村光土里サンの作品が良かった。

日本でも写真と現代美術の表現のボーダー

もっと無くなれば面白いのに、と強く感じた展覧会でした。

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川崎市民ミュージアムに向かう前に、武蔵小杉の駅近くの

商店街にあった豆工房で、小杉スペシャルブレンドの

コーヒー豆を購入。その場でローストしてくれて、

待っている間コーヒーガラパゴス)と炭かりんとう

出してくれました。なかなか美味しいコーヒーだったので

明日の朝、淹れるのを楽しみに。。

深川雅文深川雅文 2008/02/20 23:11 川崎市市民ミュージアム学芸員の深川です。折元さんのミニトーク楽しんでいただいたようでうれしく思います。すばらしいコメントをありがとうございます。折元さんも喜ばれると思います。aon9さんのお言葉が作家を激励してくれる部分もあると思います。コーヒー屋さん情報もありがとうございます。行ってみます。では。

saksak 2008/02/21 16:24 深川 サン
aon9のsakと申します。
数あるブログの中から、見つけて頂いて本当嬉しく思います。
お忙しい中、わざわざコメントありがとうございました。
私のような素人の拙い文で、折元サンの作品の良さが伝わるかどうか。。
普通の生活をする私にとって、久しぶりに身体にガツンと響いてくる
アーティストの言葉を聞けて、本当に良かったです。
また折元サンのパフォーマンスなどがあれば、是非参加したいと思っています。
これからも現代美術と写真のボーダーラインを超えるような
素晴らしい作品を見れる事を楽しみにしています。

豆工房のコーヒー豆は、その場で焙煎してくれるので
新鮮な豆を楽しめます。種類も沢山ありました。是非是非。
武蔵小杉の商店街にあと一軒気になったコーヒー店が
あったのでそれは次回の楽しみにします。。

深川雅文深川雅文 2008/02/21 19:00 sakさん、コメントどうも。折元さんにsakさんのページをプリントアウトしてファックスでお送りしました。折元さんはコンピュータは見ないので。とても喜んでらっしゃいましたよ。初夏頃、新たなパフォーマンスを計画されているようです。お楽しみに。今週末は前沢さんのワークショップがあります。参加型です。お気軽にどうぞ。詳しくは「Exhibition Viewer 写真ゲーム」のブログをご覧ください。sakさんのこのページのこともそこでコメントさせていただいています。

saksak 2008/02/22 19:17 深川サン
丁寧なコメントありがとうございます。
折元さんに私のような者の文を送って頂いて、
本当ありがとうございます。
あまり考えず、書きなぐってしまったので、
違うよー...と言われそうですが。とても嬉しいです。
アーティストからもらうパワーを、日々の生活の中で
どう活かしていけるか、考えたいと思いました。
ブログの方でも紹介して頂いてありがとうございました。
折元さんの新たなパフォーマンスは川崎で発表されるんですか?
今から夏を楽しみしています。

深川雅文深川雅文 2008/03/15 18:02 sakさん、深川です。sakさんが取り上げていただいた折元立身さんのトークの内容をアップし始めましたのでお知らせいたします。折元さんのパフォーマンスは5月頃、都内のギャラリーで開催予定です。これまでにない形でのパフォーマンスになりそうですよ。楽しみですね。では。

saksak 2008/03/20 20:32 深川サン
お知らせありがとうございました!
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
HPの折元さんトークの文、読ませて頂きました。
あの時は折元さんの話すパワーに圧倒されて、
聞き流してしまった話しも、活字になると一言一言
じっくり読み返せて、とても良かったです。
折元さんのパフォーマンスは5月頃なんですね。
2004年の川崎のパフォーマンスは体験出来なくて
残念だったので、次どんな形で拝見出来るのか
今から楽しみです!