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January-16-2008 [ ao to ao 1 ] - Minoru SATO (m/s, SASW) + Ami YOSHIDA

Minoru SATO (m/s, SASW) + Ami YOSHIDA

f:id:aotoao:20080224225629j:image

' COMPOSITION for voice performer (1997 and 2007) '

1. 1997

2. 2007


minoru sato : composition, mixing

ami yoshida : voice


cover drawings by saiko kimura


物理的な現象とその概念をテーマに制作活動を行うレーベルとして、その圧倒的なまでの作品群によって国内外で絶大な支持を得た『WrK』を運営してきた佐藤実 (m/s, SASW) が、ハウリング・ヴォイスという特異な奏法によって、即興演奏/音響シーンのみならず各方面で異彩を放ち続ける吉田アミのために1997年(!)に作曲・録音された作品' COMPOSITION for voice performer ' が、10年の時を経てリリース。

これは即興演奏者に再現可能であると想定された演奏をしてもらう「パフォーマンス作品」を目指したものであり、それらを実際にくり返し重ねる事によってその意図されたものの性質とその変化をみようとする作品です。

ストラクチャーやテクスチャーが問題とされるようなもはや形骸化しきった即興演奏とは違い、それらが予め排除されているような吉田アミの音によって、過去の記憶を意識的に参照し繰り返される無機質な即興演奏から成るパフォーマンス作品とはいかなるものかを探求した佐藤実による1997年に録音された' COMPOSITION for voice performer '。

2007年にも再び同じコンセプトで録音され、作品のもつ多様さを再認識することになるとともに、この10年間における吉田アミのハウリングヴォイスの変遷もが垣間見える貴重な作品となりました。



interview - (http://ontonson.com/interview/2008/02/_ms_sasw_1.php)



review

安直な物語性や喜怒哀楽を徹底して排除した、ハードコアなまでに無機質なハウリング・ヴォイス。発するのは裏・ブログの女王としても知られる吉田アミ。ヘヴィ・メタルにおける情念系のスクリームとは好対照に位置する蚊の鳴くような肉声は、聴取の意味を根本から問う契機になるはず。なんだこりゃ!?と思ったらまずは自分で考えてみること。

■ 『STUDIO VOICE』 2008年03月号 vol.387号 誌上より転載。


asunaが主宰する注目の新レーベル”ao to ao”第1弾!物理的な現象とその概念をテーマに制作活動を行う佐藤実と、ハウリング・ヴォイスによって即興演奏/音響シーンでも異彩を放つ吉田アミによるコラボレート作品。「音楽は音とは関係がない」と喝破されるほどまでサウンドと楽曲性が切り詰められてきた現代において、ノイズ/音響シーンのメロディーや「うた」への憧憬や回帰が散見されている。細分化し閉塞感に覆われた音楽シーンへ風穴をあける、「声」と「音響」のプライマル・スクリームとなりうるか!! 8cmシングルCDという可愛いパッケージをあなどるなかれ!

■ 土佐有明 - 『コムコム.com』誌上より転載。


Asian BeautyやCALIFORNIA DOLLSでの音楽活動、また文筆家としても活動する吉田アミとspekkからasunaとのコラボレーション作品を発表し、インスタレーション、パフォーマンス、出版、執筆など国内外問わず支持を集める佐藤実。吉田アミのヴォイスパフォーマンスであるハウリング・ヴォイスのために佐藤実が作曲したという作品で、97年と2007年に同じコンセプトの元に制作された2つの楽曲を収めた、まさに10年という時を経て完成された作品。吉田アミによって即興的に発せられた音を、幾つも重ね、編集されたヴォイス・ミルフィーユ。笛の音や鳥の鳴き声、ヤカンの水が沸騰した音や金属音など聴き方によって頭の中でいろんなイメージへと変換される吉田アミの声。10年の間の変容も聴いて取れる興味深い一枚。

■ 『magic book records』ウェブサイト上より転載。



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