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aotoao

January-31-2008 [ interview ] - the medium necks

MN interview by EXPERIMENTAL ROOMS (http://www.experimentalrooms.com/)

EXPERIMENTAL ROOM #2にも出演してくれたフィメール・ユニット、ザ・ミディアム・ネックス(略してミディネク)が、新作2ndアルバム『stars, stars』をリリース。少女のように儚く透明な歌声と繊細なインストゥルメンタルによるサウンドと、おとぎ話のようにどこか不思議でありながらもほのかな温かみを持った切り絵やコラージュのヴィジュアル・イメージ。そんな「音」と「映像」によって紡がれる彼女たちの「創造物」は、シンプルな構成でありながらも無条件に惹きつけて止まない魅力に溢れています。

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THE MEDIUM NECKS 飛田左起代 インタビュー  (聞き手: experimental rooms 星野真人)


ER:飛田さんのソロでの活動から、Org.、International Friendship Societyでのバンド活動後、どのようにしてミディネクは結成されたのですか?

MN:Org.、International Friendship Societyのレコーディングと並行して、吉田さん(吉田苑子:the medium necksのメンバー。)とOrg.のアルバム・ジャケットの制作、アレハンドラ&アーロンのインスタレーション作品の手伝いなど少しずつ共同での作品づくりが始まりました。


ER:結成にあたり何かコンセプトはありましたか?

MN:「いいの作りたいね。」くらいの気分でしたが、ミディネクでは気分を表現するのが重要だなと思っています。


ER:どのような意味を込めて「The Medium Necks」と付けたのでしょうか?

MN:意味のないものが良いと思って付けました。文法も間違っていて、戸惑う名前だと思います。「ミディアム」自体には精霊の言葉を伝える人という意味があるのを後になって知りましたが。


ER:去年11月にCosta MusicやAsunaと共に新潟に来て頂きましたが(EXPERIMENTAL ROOM #2)、そのときのライヴ、新潟の印象などはいかがでしたか?

MN:松本から新潟までの移動中に車の窓から虹を1回、消えかけた虹を2回見ました。暖かく迎えて頂いたことも嬉しかったですし。。。「正福寺」での演奏はゆったりと、リラックスして出来た珍しいライブだったと思います。絨毯がたくさんあって素敵でした。あとお酒もおいしかったです。


ER:このときにようやく初めてミディネクを見ることができました。音楽にただ映像を付けたと言うよりももっとクリエイティヴィティで、「音楽と映像」による交互作用から生まれるアート的な感覚を感じました。これについてはいかがですか?また「音楽と映像」について何か意図しているものなどあれば教えてください。

MN:そういう印象を持たれているか確信はないのですが、自分の曲は時々シリアス過ぎると感じるときがあります。吉田さんの映像があることで音楽により身を任せられる、より楽しめる場になっていると思っています。意図せずに、映像の動きがリズムの代わりに感じられる時もあると思います。


ER:またこのときの映像と共に展開されるライヴを見ていた女性の方が「可憐さだけじゃなく毒々しさも持ち合わせていて、乙女をまっすぐ見据えた視線」と感想を述べていました。同姓からのこういった感想についてはいかがですか?

MN:嬉しいです。特に日本の今の文化に感じることで、ロマンティックなものが変質してとてもネガティブに思えます。平坦なイメージの可愛さ、女の子への幻想ではないですが、偏った一種の幻想に自分達自身を追い込むことはしたくないので、その反発はあるかも知れません。ただ自分の経験や自分を表現すると自然に女性であるということにぶつかります。性質的にギターにも向いてないなと感じるときもありますし、声も代えられないですし。。。そういった個性としての女の子は良くも悪くも表面に出てきてると思います。


ER:1月16日に新作2ndアルバム『stars, stars』が正式にリリースされましたね。どのようにして今作は制作されたのですか?

MN:思い立って、今日はピアノ、今日はギターという風に3年間のあいだに録音したものからピックアップしました。前回と違うのは最終的に嵐くん(Asuna)にミックスして貰ったことで、音楽のいい面を残して貰えたと思います。「black seep」は自分でも忘れていた音源でしたが、アルバムの中ではとても大切な曲になりました。


ER:今作は去年11月の新潟公演のときも一緒に共演してくれたAsunaこと嵐氏の新レーベル"aotoao"からのリリースになりましたが、その経緯を教えてください。

MN:1st.アルバムの様に、自分達でリリースしようか迷っていた時期に "aotoao"設立ということになり、制作の面でもそうですが、嵐くんは信頼出来るし良いタイミングで作業を進められました。


ER:ミディネクは音楽や映像のみならず、アクセサリーや服などのアパレル関係の制作も行っていますね。制作にあたり何かコンセプトなどありますか?

MN:秘密のモデルは何人かいますが、自分の必要に迫られて制作しています。自分の気分に限りなく近い服を着ることが、心地よいので作っています。


ER:最近のお気に入りのアーティスト/バンドがありましたら教えてください。

MN:Lau Nauはなんだろう。。。と思うところがミディネクにすごく近くて好きです。写真家では『stars, stars』のジャケット写真を撮影してくれた植本一子さん。本は『スナグルポットとカドルパイ』のメイ・ギブス。映画では『ライラの冒険』を吉田さんが観た話を聞いて、ダイモンを知るのに夢中です。Costa MusicのギターのKortlandのバンド、Chatty Cathyにも夢中です!


ER:それでは最後に今後のミディネクの予定を教えてください。

MN:2月16日千駄ヶ谷loop-lineでライヴがあります。4月にTara Jane O'neilのジャパンツアーがあるのですが、ミディネクはその松本公演で演奏する予定です。


(INTERVIEW in January 2008)

www.experimentalrooms.comより転載。