2016-05-05 皐月の異 声も出なくなった。 いつの間にか上手いこと句読点を操るようになった。 頭痛の現象を観察することも、頭痛の原因を探ることもしなくなった。 砂山が崩れていくように、自分の何かが形を無くしていく。 そんなことも耳の奥で少しだけ小さな音として感じるだけの今。 人生というものが、よく分からない。