2018-05-24 自刻表 詩 物語 その街には 時が無かったそれでも レールの向こうから 時々、時がやってきた無限に変わり続ける場所で 無限に狂い続ける時計には もはや正確な時間など無かった進化しているのか 退化しているのか 順番という概念すら 成立しなかったどこからが生で どこからが死なのかある者は空を見上げ ある者は地を見下ろし 時を探していた駅には 時刻表のようなものがあった行先には時刻が書かれ リストには、その時刻への 移動手段が書かれていた