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Apes! Not Monkeys!  本館

2016-05-03

[]食卓への影響? あるでしょ!

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絶滅したら食卓から消えますな。影響ありますな。規制なんかよりよっぽどでかい影響ですよ。なにしろとりかえしがつかないんだから。

しかし「ニホンウナギは乱獲などで養殖に必要な天然稚魚が激減」「太平洋クロマグロは、海を回遊する成魚が1995年から12年までに約7割減少」なんてことが書いてある記事に「食卓への大きな影響はひとまず避けられそうだ」なんてあるのはもはやホラーというべきでしょう。

[]ということで、いまさらながら録画を見た

上の記事で思い立って、録画したっきり見ていなかった(見てもどうせろくなもんじゃないのがわかっていたので)、1月26日放送の「ガイアの夜明」を見ましたよ。サブタイトルは【新たな“食材争奪戦”ニッポン式で挑む!】。ヴェトナム沿岸で穫れるキハダマグロを日本に持ってこよう、というはなし(他にレタス栽培の話題も)。日経新聞がスポンサーだから当然といえば当然なんだろうけど「日本人が求める品質」だの「鮮度」だののはなしばかりで、資源の持続可能性という視点は文字通り皆無。見たら腹が立つのがわかっていてみる方がバカなんでしょうよ、ええ。

2016-04-24

[]橋下徹 vs. 『新潮45』訴訟高裁判決について

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 橋下徹・前大阪市長は「演技性人格障害」などと書いた月刊誌「新潮45」の記事で名誉を傷つけられたとして、橋下氏が発行元の新潮社(東京)と筆者の精神科医・野田正彰氏に1100万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が21日、大阪高裁であった。中村哲(さとし)裁判長は、記事は意見や論評の範囲内と判断。110万円の賠償を命じた一審判決を取り消し、橋下氏の訴えを退けて逆転敗訴とした。

 同誌は、橋下氏が大阪府知事時代の2011年11月号で「大阪府知事は『病気』である」とする野田氏の記事を掲載し、高校時代の橋下氏について「うそを平気で言う」などの逸話を紹介。「演技性人格障害と言ってもいい」と書いた。高裁判決は、記事は当時の橋下氏を知る教員への取材や資料に基づいて書かれ、新潮社側には内容を真実と信じる相当の理由があり、公益目的もあったとした。

同誌11年11月号が出た当時にこのブログでもとりあげた記事をめぐる訴訟の高裁判決です。この種の訴訟では高裁判決が最高裁でひっくり返ったケースが VAWW-NET 対 NHK、光市事件弁護団 vs. 橋下徹、チャンネル桜 vs. NHK などいくつかありますが、いずれも被告に有利な逆転判決となっていますので、このケースが最高裁でひっくり返る可能性はあまりないのかもしれません。

気になるのは真実相当性を認めた根拠が「当時の橋下氏を知る教員への取材や資料に基づいて書かれ」とされている点です。法廷での論戦をフォローしていたわけではありませんので新潮社および野田氏がどれほどの取材を行っていたのか詳細はわかりませんが、おそらく教員への取材が中心だったのでしょう。そうした取材に基づいて「うそを平気で言う」と記述しただけならいいのですが、この場合は精神科医である著者が「演技性人格障害」といった医学的な概念を用いているところに留意する必要があります。精神科医がこのような概念を用いる際に要求される真実相当性の水準はそれなりに高いものであるべきだ、と私は考えるからです。

すでに述べた通り具体的な事情に通じていませんので、判決が不当であるとまでは考えませんが、「言論の自由が守られた!」と手放しで喜べる判決でもないように思います。

2016-04-09

[]「自白」が「具体的で迫真性に富ん」でいるのはあたりまえ

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2005年に発生した旧今市市の女児殺害事件に関して昨日下った無期懲役判決について、報道では被告人の捜査段階の自白について「想像に基づくものとしては特異ともいえる内容が含まれている。体験した者でなければ語ることのできない具体的で迫真性に富んだ内容だ」(4月8日の『朝日新聞』)と評価された、などとされています。

この裁判については詳しくフォローしていたわけでもありませんので「冤罪だ」と主張するものではありませんが、「具体的で迫真性に富んだ内容」云々という評価が独り歩きしてしまう(自白が「具体的で迫真性に富んだ内容」なら有罪にしてよい、という印象を与えてしまう)ことには危惧を覚えます。取調官がまとめる自白調書が「具体的で迫真性に飛んだ内容」になるのはある意味あたり前だからです。以前に『供述調書作成の実務』という書籍をとりあげたことがありますが、それには次のような“心得”が書かれています。

 捜査は、裁判において、適正な事実を認定し、かつ適正な量刑を得ることが最終目標であり、そのためには、まず被疑者を取り調べて真実を供述させることが事件の真相を解明する上で重要である。そして、その被疑者の供述を証拠とするためには供述調書を作成して、裁判の場に提出しなければならない。供述調書は、証拠となるものであり、裁判官に読んでもらい、納得してもらえるものでなければ意味がないのであり、供述調書の作成にあたっては、取調官において犯罪の構成要件を正確に把握した上、被疑者の供述をありのままに録取するとともに、犯行の動機、犯意、犯行状況など、それぞれの構成要件に即した要点を的確に押さえた供述調書を作成することが必要である。

こんにち冤罪であったことが明らかになっている事件の裁判でも、虚偽自白調書に同じような評価が下された事例があったことを忘れるわけにはいきません。上記のような姿勢で取調に望む取調官は「犯行の動機、犯意、犯行状況など、それぞれの構成要件に即した要点」が書けるようになるまで尋問をくり返すわけで、無実の人間にも「「具体的で迫真性に飛んだ」自白はできてしまうのです。

さすがにこの判決を受けてメディアには「自白に頼らぬ捜査を」という声も出ています(東京新聞の社説など)。他方、どんな事件でも客観的証拠が潤沢にある……というほど世界は都合よくできてはいません。こうした制約のなかで冤罪を減らす(と同時に、捜査側の不手際により無罪になってしまう真犯人を出さない)ために、調書を一問一答式で記録する――別途「要点を的確に押さえた供述調書」を作成しても構わないが、そうした調書は否認事件では証拠にしない――といったことも「すぐにできる対策」なのではないでしょうか。

2016-03-31

[]『サウルの息子』

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すいません、酔いました。カメラワークに特徴があることは聞いていましたが。乗り物酔いはしないのになぜかグラグラ揺れる映像には酔うんですよ。気分が悪くなると目をそらして視野の周辺でぼんやり観たり目を閉じたりで、しかも使用される言語がハンガリー語とかイディッシュ語なので、字幕が読めないとたまに出てくるドイツ語の「気をつけ!」とか「働け!」とかくらいしかわからないので、ストーリーもぼんやりとしか把握できず。

DVDになってから、休み休み鑑賞してまたとりあげたいと思います。

2016-03-27

[]開幕3連戦

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1〜3番が(実質)新戦力というオーダーが吉と出るか凶と出るか……というのが気になって、久しぶりに開幕カードの3試合をガッツリ観た(テレビで、だけど)。個人的におおいに期待している横田選手は、左投手との対戦が多かったせいか、払うようなバッティングが目立ったのがちょっと気になるけれど、まあとりあえず結果は出たし。