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Apes! Not Monkeys!  本館

2018-08-07

[]Web世界「袴田事件特集」

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岩波書店の月刊誌『世界』のウェブマガジン「WEB世界」が「袴田事件特集」を組んでいます。現時点で、4本のコラムが掲載されています。

大崎事件への取り組みで知られる鴨志田裕美弁護士は、東京高裁の決定やその報道において焦点化されたDNA鑑定ではなく、“履けないズボン”のタグに関する検察の嘘などの「手続的不正義」に的を絞り、それだけでも再審開始の理由になると指摘されています。

2018-07-29

[]本日のホラー

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本日、といってももう昨日ですが。買い物に行って鮮魚売り場を通ったら、イイダコかと思うようなサイズの「明石産 真ダコ」が売られている。タコと言えば鯛と並んで明石近辺の瀬戸内海を代表する水産資源なのにこのざま。一昔前ならアサリとしても「小ぶりかな?」と思ったであろうサイズのハマグリも売られている。どちらも、とてもじゃないが手を出すきになれない代物だ。たとえ「どうせ私が買わなくてもすでに死んでいる/じきに死ぬ」のだとしても。

なにぶん高齢化が進んでいる昨今だから、売り場には私と同年輩かそれ以上の世代の客がうようよいる。彼らは自分の記憶にあるはずのかつての鮮魚売り場と比較したりはしないのだろうか? 阪神間でも明石よりモロッコ産のタコが幅を利かすようになって久しいが、タチウオの産地が「オマーン」となっているのをどれだけの客が気にしているのだろう。

小難しい本など読まなくても、鮮魚売り場で目を見開いているだけで、水産資源の危機はわかるはずだ。20年前、30年前を知っている世代にはそれを意識した消費行動をする義務がある。

2018-07-12

[]日野町事件、再審開始決定

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 滋賀県日野町で1984年、酒店経営の女性(当時69)が殺害された「日野町事件」で、大津地裁(今井輝幸裁判長)は11日、強盗殺人罪で無期懲役が確定し、服役中に病死した阪原弘(ひろむ)元被告(当時75)の再審開始を認める決定を出した。

再審開始の決め手となったのは次の2点です。

 第2次再審請求では、阪原元被告が金庫の投棄現場まで捜査員を案内したとする「引き当て捜査」の写真ネガを検察側が開示。現場にたどり着くまでが写真19枚で「再現」された実況見分調書が作られ、自白の信用性を裏付ける証拠とされてきたが、このうち8枚が帰り道で撮られた写真と判明した。

またしても検察が不利な証拠を隠していたわけですね。

 また、弁護団は殺害方法に関する専門医の新たな鑑定書も提出。「自白の方法では遺体の首に生じた圧迫痕などを説明できない」と訴えていた。

こちらは自白偏重、というより「自白があるという事実偏重」で、客観的証拠と自白の齟齬を軽視した誤り、ということになろうかと思います。

なお再審請求審の争点については、決定が降る前に京都新聞が比較的詳しく整理しています。

また時事通信が配信した決定要旨は次の通りです。

2018-07-11

[]録画していてこの事態

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 4月に大津地裁で開かれた殺人未遂事件の裁判員裁判で、滋賀県警の取り調べが「どう喝に準ずる」として、検察側が証拠提出した警察官調書を一部撤回していたことが9日、関係者への取材で分かった。取り調べは録音・録画されており、可視化された証拠書類の不採用は珍しいという。

(中略)

 伊藤寛樹裁判長は「威圧し、どう喝に準ずるほどの言葉で、警察官が欲する答え以外の供述をするのが著しく困難だった」と指摘し、検察側は証拠提出していた警察官調書を一部撤回。地裁は、検察官調書も証拠採用しなかった。

(後略)

録画されていて、場合によっては裁判で録画が証拠になることがわかっていてこれなんですから、可視化されていない取り調べで一体何が行われているか、想像に難くないですね。

2018-06-24

[]痛恨の記憶喪失!

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先週の記事でジャーナリストの児玉隆也(故人)がイタイイタイ病の「カドミウム原因説」へのバックラッシュ記事を書いていたことについて「驚きました」と述べたのですが、なんと8年前にNNNドキュメントがやはりイタイイタイ病をとりあげた際、コメント欄で gansyu さんにこの児玉記事のことをご教示いただいていたということが判明しました……。

これはやはり責任をとって、当該記事を読まないといけないですね。旗本偏屈男さんにご教示いただいた批判本もあわせて。