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Apes! Not Monkeys!  本館

2009-04-11

[]これは笑える! 『レッドクリフ Part II』

f:id:apesnotmonkeys:20081226100616j:image:right

注はネタバレを含みます。

あのエピソード*1とこのエピソード*2をくっつけるのは合理的な脚本だし、曹操のヒールっぷりがスケールアップ*3しているようで途中までは「いい感じか?」と思ってたんだけど…。もうあれ*4をつくるシーンあたりからこっちがコメディ・モードに入ってしまって。要するに思い入れ過多であれこれ要素を盛り込みすぎ*5でそれがリズムを崩しているから見ていておかしくなるんじゃないかと思うんだけど。あれ*6はたまんなかった。もしこう*7なってたら笑い死んでた。で、これはひょっとして文化的なギャップのためにこちらがツボを外してるのかもしれないけど、あそこ*8ははっきりと脚本の頭が悪いところだった。

前評判では紅蓮の炎に包まれる大船団が売りだったわけだが、その後の陸戦シーンがけっこう長い。周瑜がオマハ・ビーチのトム・ハンクス状態。探すのは嫁だけど。

























*1:10万本の矢狩り。

*2蔡瑁、張允の謀殺。

*3:蒋幹をサクッと殺してしまうところとか。

*4:団子。

*5:「デブ助」がどうとか、要らんでしょう。

*6:団子山盛り。

*7周瑜が口をもぐもぐさせながら号令、とか。

*8曹操が見事な芝居で伝染病患者を励ますシーン。奮起した患者たちが元気な兵士に混じってシュプレヒコール。それじゃ隔離した意味ないよ!

dimitrygorodokdimitrygorodok 2009/04/11 16:07 私自身はまだ見てないんですが、これだと評論家の町山さんが映画特電で美味しく料理してくれそうでちょっとwktkです(w

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2009/04/11 20:48 映画特電は古い映画のネタが中心ですからねぇ。『映画秘宝』の対談があったころなら間違いなくとりあげられたでしょうが。

画面が安かったら怒ったと思うんです、この脚本(笑)

amenhotep_neoamenhotep_neo 2009/04/12 18:10 SF作家の梶尾真治さんがけっこう誉めてたんですよ>パート2 観に行くかいかないか、とりあえず今夜のパート1のテレビ放映を観て決めます(^o^)。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2009/04/12 20:04 基本的にパート1と同じトーンでつくられてますから、

>とりあえず今夜のパート1のテレビ放映を観て決めます(^o^)。

が正しいご判断ではないかと思います。

dimitrygorodokdimitrygorodok 2009/04/13 02:34 ○Apemanさん
 そうですね。この頃はトラウマ映画ネタが多いので古い作品中心な感じですが、それでもウォッチメンやダークナイト、トロピックサンダーなど琴線に触れる作品なら新しい物でも取り上げてますので、町山さん次第と言う気もします。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2009/04/13 09:17 dimitrygorodokさん

調べてみたら『レッドクリフ』はI、IIともアメリカでは公開されてないみたいですね。
http://www.imdb.com/title/tt0425637/business
http://www.imdb.com/title/tt1326972/
アメリカの観客の反応とか、知りたかったですねぇ。

dimitrygorodokdimitrygorodok 2009/04/13 15:02 >調べてみたら『レッドクリフ』はI、IIともアメリカでは公開されてないみたいですね。
 それじゃ町山さんも暫くは触れそうに無い罠。ウィキペディアによれば欧米向のバージョンもあるそうなので、それがアメリカで上映されればアレかもしれないですが今のところは不透明ですね。(あー、もうチョッと調べてからコメントすればよかった)

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2009/04/13 21:59 >ウィキペディアによれば欧米向のバージョンもあるそうなので

なんかそっちの方がテンポよさそうですね(笑) まあもっとも、短くなったらなったで「あのエピソードが無い」とか不満に思ったりするのかもしれませんが(^^;

BigHopeClasicBigHopeClasic 2009/05/10 18:52 >基本的にパート1と同じトーンでつくられてます

ようやく今日見てきました。
私は逆の感想で、妙に戦闘シーンの作り方のトーンを変えたなと。

Iのクライマックスが、同じ非現実的でもたとえばテレビゲーム的、あるいは京劇的なものでどこか明るさを残すものだったのに対し、IIはおっしゃる通り、ノルマンディー作戦を彷彿とさせるもので、どこか陰鬱な影が残る。

もちろん、たとえば日本人の多くにはニュアンスが理解不能な団子のシーンなどをもって、そうした要素が同じトーンであるという点は同意しますが、全体として見たときに、爽快感という点ではずいぶん違って、二本の映画に分けた意味があったように思いました。

思い入れ過多とか詰め込み過ぎとか、そういう部分はその通りだと思いますけれど、それはある程度仕方ないのではないかと。中国人と日本人を両方満足させて、日本人だけでも、正史派、演義派、吉川派、その他フィクション派、ゲーム派、などなどいるわけですから、そうした人々すべてに対して一定程度の満足を与えられるデキには達していたという意味において、自分の点は高い方です。
(そもそも三国志の映画化はムリだという自分の中の前提があるので、単純に映画を評価するということよりはゲタを履かせているのですけれど)

個人的に一番笑いどころだったのは、硫黄島では爆弾抱えて結局生き延びた中村獅童が、赤壁では見事に爆死したところですね。わざわざオリジナルキャラこさえてまで死にたかったのかと。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2009/05/10 22:02 >Iのクライマックスが、同じ非現実的でもたとえばテレビゲーム的、あるいは京劇的なものでどこか明るさを残すものだったのに対し、IIはおっしゃる通り、ノルマンディー作戦を彷彿とさせるもので、どこか陰鬱な影が残る。

これは仮に一本の映画にしたとしても「中盤の山場」と「終盤の山場」では戦闘場面の描写にニュアンスの違いが出る、という作劇上の要請によるものだろうと判断しました。パート1が陰惨だと2で客が入りませんし(^^;

>全体として見たときに、爽快感という点ではずいぶん違って、二本の映画に分けた意味があったように思いました。

たしかに続けてみるのと間を空けてみるのとでは体験として違う、ということはあるかもしれませんね。

>わざわざオリジナルキャラこさえてまで死にたかったのかと。

これはむしろ逆で

「悲壮感を演出するためにはメインキャラの誰かを死なせたい」「しかし『演技』では赤壁で死ななかった誰かを殺すとファンの反発が恐い」「じゃあ架空のキャラをつくって死なせよう」

という要請と、

「日本市場対策として中村獅童は使いたい」「中国市場をにらむと金城武の孔明はともかく中村獅童に甘寧をやらせるのは反発が恐い」「それなら甘寧を意識した架空キャラにしよう」

という要請とが一致した結果ではないかと。

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