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  今宵、すべての劇場で。

2007-08-12

[]「恋愛」富士ロック第1回公演

小劇場界きっての美女(だとわたしが密かに確信する)葛木英が、クロムモリブデン板倉チヒロを相方に選んでの二人芝居。4人の作家たちによる短篇が4編並ぶショーケース形式で、顔ぶれもそれなりに豪華な20分×4本勝負。

深夜の居酒屋のトイレで元カノと遭遇する青年の悲喜劇(「たちはだかるもの」池田鉄洋作)、12年ぶりに月の任務から帰った男と彼を待っていた女(「月とルチオ」山中鐘?ン?Y作)、互いの名前をしらないまま月に一度の逢瀬を重ねた男女の物語(「月に一度だけ〜Only Once a Month」渡邊一功作)、自宅の浴槽に囲った人魚がボーイフレンド(「泡〜ユニットバスの人魚」葛木英)というラインナップ。

作者のラインナップだけでお客を呼べそうな顔ぶれともいえそうだが、それぞれのカラーは明確に出ているものの、決定的な作品がないのが寂しい。ただし、ふたりの役者としてのステップボードを意図した企画と考えれば、これだけバラエティに富んだ作品を演じ分けた成果は、それなりのものがあったに違いない。

個別の作品としては、ふたりの役者が普段にない不思議な雰囲気をかもし出す「月とルチオ」がファンタスティックで面白かったが、つかみどころのないまま終わってしまうところが歯痒い。自らの脚本を提供した「泡〜ユニットバスの人魚」は、アイデアが面白く、等身大の葛木英が想像できる面白さがあった。

演出は、最初の作品に森下亮(クロムモリブデン)のクレジットがあったように記憶しているが、他の作品にはなかった。なお、間に挟まれた「フェロえもん」という脱力系の連続アニメが愉快。実は、これが一番面白かったりして…。(90分)

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■データ

客席に森下亮の姿を見かけたソワレ/王子小劇場

劇作家池田鉄洋猫のホテル )、山中隆次郎(スロウライダー)、渡邊一功(リュカ.)、葛木英(メタリック農家)

出演 / 葛木英(メタリック農家)、板倉チヒロ(クロムモリブデン

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