ほの暗いところで、確かに共鳴している気がする。

Deep River

Deep River

幸せになろう、なんて相反していく自分に言い聞かせるみたいで。
他人の、すごく共感させられた作品を出した時の年齢と、自分の年齢を比べて到達度をはかることがよくある。19,20の時の一枚を、21,22の私が聞いて、まさに今のことだと思ったし、なんて早熟なんだ、と驚いた。
こういうケースは多々あって、いつだって私より少し若い。私の環境の構築が年齢のわりに下手なのか、向こう側があまりに早熟すぎるのか。面白い。

なんで、「悲しい」の一言のために、こんな、回りくどい方法で。
言葉があっても言えないこともあるけど、言葉があるからこうやってぼかして、何とか外面を保ちながらも生きながらえようとすることも。
他人の残酷さがお腹に響いてる。ダイレクトに目頭や鼻にこないのが、その深度を語っているように思うよ。
試金石の日々は終わりにしようって誓った16,7の頃から、何も変わってないんじゃないか?摩耗していく。

バイアスがかかっても、信念を曲げるな。と、上司が自分の部下に言ってた。正しいことをした人にかける言葉としてはよくある言葉だけど、あまり正しいとは思えない行動をした今回でも、それを言った上司をすごく尊敬した。部下のキャパオーバーした現状と、昂ぶった感情と正当性を諭すようなテンポだった。○○して当然、と自分の正しさを主張することは、時に傲慢な怒りを生む。自分は間違っているのかもと少し思うだけでいい。今回はそれが少し欠けていたようにも思う。けれど、自分にかかった負荷は、どうしても僅かでも下に流れてしまうのもわかる。ある種仕方ないとも思うし、もっとデリケートに扱う意識も欲しい。だからこそ響いた言葉なのかも。そういうスタイルならずっとそれで貫け、お前がそう思うならな、というような、上司の優しさのような叱咤。