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2010年11月08日

110810

フラボノイドはがんを防ぐ

誕生日なのに誰にも気付いてもらえず、むりやり話題をそっちに持っていく人っていますよね。私のことですけど。

さて、イタリアの研究者らがフラボノイドなどの摂取とがんの関係を調べました。

対象となったのは25,672人で、そのうち9,622人ががんと診断された人たちでした。他の16,050人は、がん以外の急性病で病院を受診した人たちです。

訓練をつんだ研究者が、これらの人たちにインタビューし、生活習慣や食習慣を詳しく調べました。

そして6種類のフラボノイドと6種類のプロアントシアニジンの摂取量を算出し、摂取量に応じて5段階に区分しました。そしてがんとの関係を検討しました。

摂取が一番少ない群のリスクを1.0とし、摂取が一番多い群のリスクを比較しました。

するとフラボノイドやプロアントシアニジンの摂取が多いと、さまざまながんのリスクが有意に低いことが分かりました。

すなわち口腔がんおよび咽頭がんのリスクは、摂取が多い人ではそれぞれ、総フラボノイドでは0.56倍と0.60倍、フラバノンでは0.51倍と0.60倍、フラボノールでは0.62倍と0.32倍と、有意に低くなっていました。

さらにフラボノールの摂取が多いと喉頭がんのリスクが低く(0.64倍)、フラバノンの摂取が多いと食道がんのリスクが低い(0.38倍)ことがわかりました。

結腸直腸がんのリスクは、アントシアニジン(0.67倍)、フラボノール(0.64倍)、フラボン(0.78倍)、イソフラボン(0.76倍)と、摂取が多いほど低くなっていました。プロアントシアニジンの重合度が高いほどリスクが低くなる結果が得られました。

乳がんのリスクは、フラボン(0.81倍)とフラボノール(0.80倍)で低くなっていました。

卵巣がんのリスクは、フラボノール(0.63倍)とイソフラボン(0.51倍)で低くなっていました。

尿路がんのリスクは、フラボノール(0.69倍)とフラボン(0.68倍)で低くなっていました。

前立腺がんでは有意の関係は見出せませんでした。

これはいわゆる症例対照研究です。がんの有無とある生活習慣(この場合はフラボノイドなどの摂取量)との間の相関関係を示すものであって、因果関係を示すものではありません。しかしこれだけそろうと、「活性酸素ががんをもたらし、フラボノイドは抗酸化作用でそれを防ぐ」って、なんだか説得力ありますね。

(last updated 11/8/2010 H)