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2011年09月16日

091611

低マグネシウムは糖尿病のリスク

カルシウムと骨、鉄と貧血の関係は良く知られています。しかしほかのミネラルの役割や重要さは、そこまで知られていません。

マグネシウムは体内で数多くの生理反応に関与します。平滑筋や心筋の弛緩や収縮にも関与し、欠乏すると糖尿病、高血圧、動脈硬化、不整脈、突然死などのリスクを高めるとも言われます(こちら)。

中国とアメリカの研究者らが、マグネシウムと糖尿病の関係について、これまでの論文を総合的に評価しました(ソースはこちら)。

==要約==
研究者らは2011年1月までに報告されたマグネシウムの摂取と糖尿病についての前向きコホート研究をPubMed(米国医学図書館のデータベース)から検索し、さらに各論文の引用している論文までも調べました。

合計536,318人を対象とする13の論文がメタ解析の対象になりました。うち24,516人が糖尿病を発症しました。

マグネシウムと糖尿病の関係を検討すると、マグネシウムの摂取が多い人では2型糖尿病のリスクが低い、という有意な逆相関が認められました(相対リスク0.78、95%信頼区間0.73–0.84)。

地域性、追跡観察期間、性別、2型糖尿病の家族歴などが公平になるように調整した後でも、この関係は大きく変わりませんでした。

なかでも過体重(BMI ≥25 kg/m2)の人では有意な逆相関が見られましたが、標準体重の人では有意差はありませんでした。

マグネシウム摂取が100mg/日増えるごとに、相対リスクは0.86倍に減少するという結果でした(95%信頼区間0.82–0.89)。
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研究者らは念のため、食物繊維が実は結果に影響していたり、マグネシウムとの関係が見出された研究ばかりが論文化されているような、偏り(バイアス)の可能性も調べました。どちらの問題もないようだ、と報告しています。

以前にも、マグネシウム不足は糖尿病のリスク、という論文を紹介しました(こちら)。どうもこの関係はかなり確かなもののようです。

マグネシウムは大豆、海藻類、ナッツ類に多く含まれています。不足しがちだと思う方は、サプリメントでカルシウムとともに摂るのも良い方法です。

(last updated 9/16/2011)

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