Hatena::ブログ(Diary)

少年サッカー お父さんコーチのためのコーチング・クオリティ このページをアンテナに追加 RSSフィード

コーチングクオリティ

2008-12-07

[]Vol.28 ヤングプレーヤーの育成環境を考える

「ヤング」プレーヤーって・・・(苦笑)


個人的な笑いのツボはさておき、今回の特集2は、2005年宣言実現に向けて6ということで、反町氏(前U-23日本代表監督)と吉田氏(技術委員・前U-20日本代表監督)の対談を、布氏(JFA技術委員会委員長)が進行役を務める形で記事が掲載されています。


北京オリンピックやワールドユースなどを通じて感じた、強豪各国と日本の若手育成と成長の違いとウィークポイント改善の提言などが書かれています。


詳細は、同ニュースを読んでもらえればと思いますが、その中で特に気になった点を紹介しておきますね。

「シュートで終われ」ではなく「ゴールで終われ」

シュートの数は多いが、得点が入らないことに関し、反町氏は以下のように語っています。

小学生や中学生なんかも「サンキュー」なんて言っているのを聞きます。

「シュートで終われ」とか。

「シュートで終われ」ではなく「ゴールで終われ」なんですよ。

私も激しく同意します。

小学生の試合でも、この「シュートで終われ」は、呪文のように叫ばれています。

シュートまでやりきるという姿勢は大切ですが、プロセスとシュートそのもの、そして得点を奪ったかどうかということを考えて欲しいものです。


「シュートで終わることが大切ですよね。そうすれば、相手ゴールキックになり、楽になりますから・・・」


某氏のテレビ解説では、必ずと言っていいほど耳にするセリフですが、このテレビ解説が大きな原因ではないかと感じています。

皆さんいかがでしょうか?


個人技術と個人戦術の徹底の上に個性を積み上げる

サッカー先進国では、必ずと言っていいほど、各年代に突出した選手が現れますが、だいたい15歳を過ぎたら、選手が特別なものを持っているかどうかがわかるそうです。

では、なぜ日本では15歳を過ぎても、そのような選手が現れずらいのかを、布氏は次のように語っています。

基本的には「止める」「蹴る」ですよね。

シュートも正確に蹴れる。


〜〜中略〜〜


何かがもっと若い年代で足りないというのは、個人の技術と個人の戦術を例えば15歳のところまでで徹底できていないのではないか。

そこが徹底された上で、その個人個人の個性を見ていかなくてはいけないかな、と思います。

なかなか簡単にはいきませんが。


公式戦というタフな試合でこそ、この個人技術と個人戦術を積み上げていく必要があります。

育成と勝利のバランス感覚が、指導者には求められています。


海外の若手プレーヤー育成環境

Jリーグでは、若手プレーヤー(トップもしくはサテライト)の経験が大切だとわかっているにもかかわらず、試合出場機会に恵まれない選手が多いことが課題になっているそうです。

で、海外の場合はどうかというと、Bチームが3部リーグや4部リーグに出場している国があるそうです。


スペインでもプロクラブのサテライトリーグはないが、各クラブのセカンドチームは実力により3部リーグ等でシーズンを通じて厳しいリーグ戦を戦っている。

いくら将来を期待されたプロクラブの若手選手中心のセカンドチームといっても、3部リーグでは簡単には勝てないのが現状である。


こうした厳しい環境での経験を積み、トップチームに上がり、だめならまた経験の積みなおしというシステムが出来上がっていることが、素晴らしいですね。


最後に、西村氏(JFA技術委員・ナショナルトレセンコーチ)が、U-21世代の強化と活性化について、試案を書かれています。


特にゴール前での攻防を多く創出し、その中での個を強化する意味から8対8のゲームを中心に実戦的形式で行う。


U-21世代でも、8対8を導入する方向なんですね。

驚きました。


日本では、「サッカー=11人」という固定概念が強く、「8人」というサッカーに理解を示してくれない指導者が多いのではないかと感じています。

JFAがはじき出したデータによると、8人という人数が最も良いらしいのですが、小学生のうちは、そのカテゴリに何人が集まるかということを前提にして、地域協会の公式戦でもレギュレーションを決めちゃえばよいと思います。


良い「ヤング」プレーヤーを育成していきましょう!


「ヤング」・・・。


どうしても受け入れられないや。。。(苦笑)


★応援クリックお願いします!⇒にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

2008-10-09

[]Vol.27 JFAテクニカルスタディ〜大会レポート

先日送られてきたJFAテクニカルニュースVol.27に、目を通しました。

今回の特集1は、JFAテクニカルスタディとのことで、様々な大会のレポートがまとめられていました。

  • UEFA EURO 2008
  • 北京オリンピック2008
  • 日本クラブユース(U-18)
  • 高校総体
  • 日本クラブユース(U-15)
  • 全国中学校サッカー大会
  • 全日本少年サッカー大会

こうやってみると、今年夏は、多くの大会が開催されていたんですね。(ビックリ)


個別の記事はさておき、よく出てくる言葉なのに、いま一つ理解しきれない言葉があったので、今日はその言葉の意味を調べてみました。


モビリティーのサッカー

モビリティ(mobility)という単語を、gooの辞書で調べてみました。

モビリティー [mobility]

(場所・階層・職業などの)可動性。移動性。「―の高い社会」

goo辞書:三省堂提供「大辞林 第二版」より

動きながらのサッカー


サッカーとは、そもそも動きが伴うものなので、いま一つピンときませんね。


湯浅健二の「J」ワンポイントによると、動きのダイナミズムと訳されていました。


ダイナミズム 【dynamism】

(1)内に秘めたエネルギー。力強さ。活力。

(2)機械や人間の力強い動きを作品に表現しようとする,芸術上の一主義。

goo辞書:三省堂提供「デイリー 新語辞典」より

モビリティーのサッカーとは、


力強い、もしくは活力のある、エネルギッシュなサッカー


という意味のようです。


アタッキングサード

攻撃している三塁?


んなわけありませんか。。。(苦笑)


新人ボランチ日記によると・・・


ディフェンシブ・サード

ミドル・サード

アタッキング・サード


の3つに分類されていて、アタッキングサードとは、一番相手のゴールに近いエリアとのことです。


言葉の定義


言葉の定義って難しいですね。

今回、このエントリは、あくまでも私の勝手な解釈による解説です。

JFAが定義しているのが、ここにあるよ!というのがあれば、ぜひ教えてください。

よろしくお願いします。



★応援クリックお願いします!⇒にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

2008-02-20

[]指導者の質の向上 〜ベクトルは同じじゃないのかな

2015年トップ10に向けてのロードマップの続編です。

これで最後にします。

5.トレーニング環境:指導者の質の向上

 究極には、指導者の質があらゆる問題に関わる。

 育成年代の選手たちが、全国で日常的に質の高い指導を受けることができるよう、数多くの質の高い指導者がベクトルを共有し活動していること。

 JFAテクニカルニュース Vol.23より

えっと・・・。

ベクトルはみんな同じじゃないでしょうか・・・。

というのが、率直な感想です。


個人的には、ベクトルという曖昧な言葉を都合のよいように解釈し、何となくその方向性を目指すための手段や手法に傾倒しすぎてしまい、根本的な部分が抜け落ちているんじゃないかなと思っています。


まずは、指導者が、サッカー哲学や育成理念・信念をしっかりと持ち、指導者、保護者、選手の三者がこれらを共有することが大切なのではないでしょうか。

これらの共有が図れないことには、どんなに議論を重ねたところで、話しあいは平行線をたどり、結論を出すことはできません。


ベクトル・・・


なんかごまかしのセリフのようで、個人的にあまり好きな言葉ではありません。



★応援クリックお願いします!⇒にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

2008-02-19

[]U-12年代の重要性の認識とキッズ年代の充実

2015年トップ10に向けてのロードマップの続編です。


U-12とキッズ年代とは、隣り合った世代です。

U-12とU-18という2つの世代のように離れていないので、その繋がりはイメージしやすいと思いますが、その前に、キッズ年代とは何歳のくらいのことを指すのでしょうか?

キッズとは、もともとU-12年代に至る過程全体を想定したものであり、だからこそU-10までとしていますが、一部、それが十分に理解されておらず、U-6のことというイメージが強いケースがあります。

 JFAテクニカルニュース Vol.23より

JFAでは、キッズ年代をU-6〜U-10の世代を指しています。

一般的にキッズというと、園児を対象と考えがちですが、違いますので注意しましょう。


さて、私も新年度からU-8(正確にはU-7となりますが・・・)を指導することとなりますので、キッズ年代に関する情報はこれまでよりも敏感になります。


小学生は6年間、中学3年間、高校3年間という12年間ですが、世界のサッカー界では、2年刻みでの育成がスタンダードとなっています。

年齢日本の学校サッカー
18歳高校3年U-18
17歳高校2年
16歳高校1年U-16
15歳中学3年
14歳中学2年U-14
13歳中学1年
12歳小学校6年U-12
11歳小学校5年
10歳小学校4年U-10
9歳小学校3年
8歳小学校2年U-8
7歳小学校1年
6歳園児U-6

※早生まれの人はレギュレーションにより上記とは異なる場合がありますので、ご注意ください。


皆さんはご存じだと思いますが、U-16(高校1年生以下)年代は、高校受験が終わったばかりで体がなまっていたり、高校サッカー部の1年生ということで試合経験が不足していたりということで、世界大会での成績が芳しくなかったようです。

そのため、国体の少年男子はU-16大会となったことをはじめ、さまざまな取組をしてきたために、大きな成果を上げているようです。


小学校年代も、各年代における取り組みを真剣に考えなくてはいけません。


例えば・・・。

  • U-12で8人制を推奨するのであれば、全日本少年サッカー大会を、8人制にする(そもそも全日本を廃止してしまうというのもありかもしれませんが・・・)
  • U-10では、5人制(フットサルみたいなの)にして、ゴールスローを採用する
  • U-8では、フットサル。その他1対1や2対2のドリブル大会を行う

などが考えられます。

実は、これらの取り組みのいくつかは、私のチームでは積極的に採用していますし、新年度からのU-7は、他のチームとのトレーニングマッチでも1対1や2対2のドリブル大会などを真面目に開催するつもりでいます。

この試合の意味を理解し、一緒に取り組んでくれそうなチームもあります(というか、絶対にやらせます!)ので、夏ごろにはレポートできると思います。


コーチングクオリティの信念は、「サッカーという競技を通じて、子供を子供らしく育成し、次のステージに送り出す!」です。

U-12の次のステージとは、U-14になります。

U-8の場合は、U-10が次のステージということになります。


ゴールデンエイジ(9〜12歳)を良い状態で迎えることこそが、キッズ年代の指導者に課せられた最大の使命、責任となります。

その使命、責任の中には、11対11の試合での勝利というものは、これっぽっちも入っていないことをご理解ください。


ということで、キッズ年代における育成の重要性と目的を理解した上で、U-12世代につなげていくことが重要となります。


U-12年代の重要性の認識についての詳細は書けませんでしたが、キーワードはこんなところです。

  • 指導者の充実(公認A級コーチU-12の新設)
  • トレセン(モデル地区トレセンのトライアル)
  • ゲーム環境の充実(8人制の推奨)

機会があったらエントリします。


★応援クリックお願いします!⇒にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

2008-02-12

[]競技環境:リーグ戦文化の定着のためには政治力も必要なのかな

2015年トップ10に向けてのロードマップというエントリの続きです。


リーグ戦の重要性は、私のチームでも認識しています。

いわゆる招待試合と呼ばれる大会を、さまざまなカテゴリで年間4大会主催しています。


内訳は、8人制大会が2つと、11人制大会が2つ。

総あたりのリーグ戦は3つで、初日予選リーグ、2日目がトーナメント方式が1つとなっています。


総あたりのリーグ戦が多いのは、リーグ戦によるメリットが大きいことと、各チームとの交流を目的としているので、来ていただいた全てのチームの皆さんと、試合を通じて交流を図りたいという願いがあるからです。


一方、地元協会主催の大会では、春に総あたりのリーグ戦。

9月ごろと1月ごろに、トーナメント戦がそれぞれあります。

11月には、協会主催の招待試合があり、これは初日リーグ戦、2日目トーナメント戦となります。

これらは、各学年、いずれも11人制で開催されています。

その他、5年生が8人制県大会の予選会として、8人制の大会を1日で行います。

新人戦は、8人制。

幼稚園大会は、5人制。


やはりトーナメント戦が多くなってしまいます。

協会としても、リーグ戦を増やしたいのは山々ですが、グランドを確保するのが難しく、また、招待試合の増加により、日程を確保するのも難しくなってきました。


リーグ戦の定着には、小学校のグランド頼みという環境を変えていかないと、実現は難しいです。

これは、ジュニアユース年代にも通じる課題だと思います。


政治力


考えていかなければいけない問題なのかな・・・。


★応援クリックお願いします!⇒にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ