冬時間の最後の日

3月の最後の日曜にヨーロッパは冬時間から夏時間へ切り替わる。
夜中2時になった瞬間、それは3時になってしまうらしい。

今日は今年の冬時間の最終日。

だからということはないけれど、6時間かけてミュンヘンの中心部を歩いてきた。
今日はミュンヘンお散歩日記です。

土曜市場

土曜の午前中、大きなところは一日市場が立つ。
野菜、果物、チーズ、ワイン、パン、花などのお店がずらっと軒を並べ
人々は口の大きく開いた籐籠を手に手に集まってくる。
絵本で赤頭巾ちゃんがワインを入れてもっているあのカゴみたいなの。
ここでは今も現役で活躍中です。

(ホテルを出てすぐの歩行者天国の道にも移動店舗がやってくる)

今年は暖冬というものの、今週に入り寒の戻りが来て雪がふっていた。
それでも土曜はなんとか雨も雪もあがり、寒いながらも市場にはたくさんの人。
買い物ついでに屋台のホットドックを食べたり、ビールを飲んだり。

ここを通り過ぎて地下鉄にのり、6駅くらいでミュンヘンの中心部へ出るのだけど
まずは遠回りしながら一駅歩くことにしました。

住宅街の小さな公園

大きな車通りから逸れていくと車の入れない遊歩道にでる。
大きな池に沿って細かい砂利の道が続いている。
池の水鳥も、さすがに寒いのか陸に上がっているのが多かった。

(こちらもお散歩中)

それでも池のほとりの柳の黄緑が目に柔らかく、春の兆しはそこここに。
(小さいといってもこんな規模)

公園を抜けて駅へ向かう。
家々は密集して並んでいるけど、一軒ずつが広い。
そして一戸建てなら当然庭つき。
集合住宅ならプランターのおけるベランダつき。
本当に民家かと思うほど、どの家も窓辺や庭を綺麗にしている。

(ヨーロッパは路駐が基本)

Odeonplatz

途中下車して普段は夕食を食べに行くだけの町の昼の顔をみて
美味しい韓国料理屋の支店を発見したりして小一時間寄り道。
そして再び地下鉄にのってミュンヘンのど中心の一駅手前で下車。
Odepnplatz駅を降りるといきなり大きな建物がある。

(これの謂れは知らない。)

Residenzも目の前にある。
この中の公園をそぞろ歩き、初めて来たときは雪に埋まっていたのに・・と
感慨深い気持ちで写真撮影。

(芝も緑になって春めいてきました)

残念なことに、ここでデジカメの電池が切れてしまった。
小さな青い花が咲いているところや、いかにもドイツらしいガラス張りの建物や
馬にのって公園を巡回する係員の人の写真をとりそびれました。

大きな市場

買い物客で賑やか、というよりごった返している道を一駅あるくと
ミュンヘンの真ん中 Marienplatz駅に到着。
以前、吹雪のなかで人形が踊っていた新市庁舎がここにある。
大きなデパートがあり、広場からはショッピングストリートが放射状に伸びている。
ここから、これまで歩いたことのなかった方向へ進んでみると。
大きな市場に出ました!

(水色と白のタワーは市場のマーク?)

扱っている商品もこっちの方が豊富。デリカデッセンや、スープのお店
フレッシュジュースのお店や魚屋さんなど盛りだくさん。
すべてが屋台なわけではなくて市場の外枠にあるお店はちゃんとした建物だったりする。

(果物は魅力的)

(巨大ピクルス発見)

立ち食いできるホットドック屋や魚介のホットドックとか
ホットサンドのほかに、ホットハニーワインプレッツェル、ビールなど
買い物しながら飲んだり食べたり半日遊べる備えがある。
スープ屋さんもあったし、フレッシュジュースも売っていた。
そんなわけで昼食は、ホットドックハニーワイン
どちらも寒空の下でも美味しかった。

お花屋さんには許可をもらってチューリップを撮影。
もっと寄って撮って、とアドバイスいただきました。
おじさん、ありがとう。

(花屋さんはたくさんある)

市場がある広場の中にも小ぶりな彫像が立っている。
昔から市場だったのか、ご立派な軍人さんや天使じゃなくて
普通のおばさんの像があった。

(よく見ると愛嬌満点)

この後も町を延々歩くこと6時間。
普段行かない道も、いつも通る道も歩きつくしたけど
明日も歩きます。

(ホテルのそばの市は終わってしまいました)

今日の戦利品や他の写真はfotolifeで見てください。
(これ以上乗せるとページが重くて開かなくなるので・・)