恐れ多いですが。

みなさんこんにちは 新井家具本館 スタッフの木挽です


今回は少し踏み込んだブログを書いてみたいと思います

テーマはズバリ 新井家具 本館の売上アップ

正直、諸先輩方を差し置いて、若輩の業界2年生の木挽ごときがこんなことを書くのもどうか

と思いましたが、社長から 「なんでも思ったことを書いてよい」

「本館店長には何度もブログを書けと言っているのに一向に書かない、だから文句言う資格はない」

という言葉をいただいているので、厚かましくも書かせていただきます

さて前置きが長くなりましたが

おかげさまで本館の売り上げもここ数年で驚異的な回復をしました

これは店長や十河さんなどの仕入れの努力のたまものだと思います、聞いた話ですが

前任の方の体制のときは、月の売り上げが480万円という、ベッド館の一日の売り上げにも及ばない時もあったとか

480万円なんて、赤字も赤字大赤字です、もしペッド館がなければ潰れていたかもしれません

先日社長と、近所のたこ焼き屋さんでビール飲みながら、色々とお話ししたなかで、色々とヒントをいただきました

社長が僕に聞きました 「本館の価格設定は安いと思うか?」 

僕は 「間違いなく安いと思います」と答えました、価格提示して他店さん売り負けた記憶がないからです

「じゃあ、なぜ来店のお客様の全員がウチで買ってくれない?」 と聞かれたので

「気に入られた商品がなかったか、よそで気に入った商品があり、ウチにはその品(メーカー)が見当たらなかったから」と答えました

それに対して社長は正解とも不正解とも答えずにただ 「売り場にインパクトがないから」 と答えました

ご来店のお客様の多くは、それこそ真剣にこれから長期間使用される家具を選んでいらっしゃるわけです

ウチもそれなりの品数を展示しているから、ひとつやふたつの気になるアイテムがあるはず

でもそれがいったい高いのか安いのかわからない、販売する側の我々は、よそがいくらで販売しているから、ウチはそれより安いと分かっているが

お客様にはそれが分からない

結果、なんとなく流して見て回られ他店さんへと流れていくことになる

ベッド館は以前、商品にメーカ―名と商品名、価格はもちろんのこと、同一品を販売している他店名と他店での販売価格を明記していた

それによって、お客様が商品を吟味する目が、より深くより真剣なものに変わったと話してくれました

まぁ普通の感覚ではそんな喧嘩上等の表記はできませんが、それをやってしまうところがウチのある意味凄いところなんでしょうね

今現在は、メーカーからの懇願でそういった表記はしていませんが、今はそれをする必要も無くなったとも社長は言っていました

ここで僕は少し反論しました、「ベッド館は他より原価も安く仕入れているし、それが出来るけれど本館はそこまでのことが出来るかどうか・・・」

と尋ねると

「じゃあペッド館も初めから他所より安く仕入れが出来ていたと思うか?」 と尋ねられ考え込んでしまいました

そうですペッド館も初めは無理して安売りしていたんです、それが「最低価格証明」を続けていくうちに、いつしか採算が合うようになってきたんです

「後は、どうしたらインパクトのある売り場に出来るかは自分で考えろ」 とだけ言って、そこで仕事の話は終了

後は何時もの陽気な酔っ払いの社長に戻りました

いつも思うのですが、凄くまじめな話をするときの社長と、酔っ払い社長の切り替えが極端で、たまについていけない時があったりします

スイマセン(汗) ちょっと脱線してしまいました、話を戻します


それで、僕なりにどうすればインパクトのある売り場にできるか? ということを考えてみました

どこにもできないことをすればいいと思います、具体的に言うと

どこの家具屋さんも他所の家具店さんとの価格競争を嫌います、ですから展示している商品のメーカー名や、商品番号を隠したり

場合によっては芸名をつけてごまかしたりしているようです

じゃあ逆に、よそが嫌がることをウチがすすんでやったらどうなるでしょうか?

全てのプライスカードに弊社の限界の価格を表記して、メーカー名、シリーズ名、商品名、その全てを公開してしまいます

つまり、「どうぞ、ご存分に調べてください」 そして万が一他店が安かったら、可能な限りよりお安くさせていただきます

正直言って、前にペッド館がやっていた手法そのものです

でもこれを行い、こういうことをやっています、とお客様にアピールすることで、お客様の滞店時間も長くなり

商品をご覧いただく真剣度合いも深まると思います

また、「他店で見たんだけれど同じものが安くなる?」 なんてお問合わせも増えて、利益は少なくても結果的に売り上げが上がり

ベッド館がそうであったように、無理して続けているうちに採算が合うようになってくるのではないでしょうか?

こんど本館の店長に進言してみようと思っていますが、採用されるかどうかは


わかりませ〜ん   うんうん  よきかなぁ〜


                         おしまい