あらきけいすけの雑記帳

2007-09-19 (Wed)

これはひどい:奇抜な攻撃

お茶の水大、「ニセ科学批判」がらみで提訴される | スラドによれば「原告は、書き込みを行った者でかつ掲示板の管理者でもあるapjを外して、大学だけを提訴した」とのこと。apjさんがんばれ!「独立当事者参加」という制度は知らなかった。

怪2怪2 2007/09/20 15:05 自由度を確保したいのなら、学外サイトを使えばいいのに…。意味不明過ぎます。

>大学側の果たす責任と発信者の果たす責任を切り分けて、表現の内容については発信者が責任を負うというのが、自由度を確保する一つの方法だと考えています。http://slashdot.jp/comments.pl?sid=374583&cid=1221878

apjapj 2007/09/21 19:27 あらきけいすけさん、
 なんか、またふまくんが名前を変えて現れたみたいですが↑。
 ウェブサイトを使っての情報発信は、研究・教育に携わる者の社会貢献業務の一部になりつつあるので、個人の自由とかそういう話はとっくの昔に超えてしまっています。お堅い方ではウェブページを見て舞い込んできた鑑定依頼がありましたし、まともな方の企業からの相談が何件もやってきたりしてます(来週辺り、お茶大の冨永先生の方にまた一件企業との面談が入った模様)。(有料の)研究委託まで、ウェブサイトがきっかけでやってきてます。この手の活動は、大学がチェックしている教員個人評価にも入るし、最終的には外部評価のデータにもなります。
 学外サイトでやれというのは、実は全くの見当外れなんですよ。ってか周回遅れ、しかも2周以上遅れたものの見方です。ここ数年は、ウェブへの反響が業務への評価(最近特に言われている産学連携や社会貢献などの項目)に、割とダイレクトに結びついているのが現状です。

arakik10arakik10 2007/09/21 21:06 apjさま
コメントありがとうございます。上記「怪」人物の書き込みに対して、直接の誹謗中傷といいきれないと思えたので、消せませんでした。現状のapjさんの理解をコメントしていただいて有難うございます(逆にコメントを書いていただくお手間をかけることになって済みません)。学者のアウトリーチに関する見解がいただけて、ボクとしてはありがたいです。
それからhatenaのデフォの設定を使っているので、「怪」人物の書き込み元は特定できてません。

なるほどなるほど 2007/09/21 23:23 大学の業務としてなさっているんですね。なら、ダイレクトに大学の責任です。

apjapj 2007/09/22 02:24  あらきさん、怪云々と、ふまの投稿は消した方がいいと思います。
 さて、何とかして大学の責任か個人の責任かに決めたがっている人がいますが、その前提がそもそも間違っているんですね。大学の業務かどうか?という二分法で処理できるものではないから、紛争が必要になる面があるんですよ。
 まず、教員個人の主張の内容について、大学が直接コントロールすることができないんです。大学というのは、もともとそういうシステムなんです。主張の内容で教員を処分するシステムを作ったら、弊害が大きすぎるんですね。このため、トンデモな主張をしたりトンデモな本を書いたりする教員を、そのことを主張したという理由で処分することはできない。「統計力学は間違っている」と主張する某先生が別におとがめ無しでいる理由です。
 また、教員個人は、いくつかの面において個人で「営業する」ことになっています。普通の科研費の応募、受託研究から、それ以外の社会連携に至るまで、すべてにおいてです。まあ、産学連携で契約書を交わす時は、大学と企業の間という形になったりしますが、どういう「営業」をしてどういう「仕事」をするかは、個人の活動にかかっています。その教員個人による営業の部分は、個人的活動であると同時に大学の活動でもあり、その具体的内容について大学が決めるということは、普通はやっていません。大学による事前チェックもありません。例えば、産学連携の枠組みを用意するのは大学の仕事、個別の仕事をアピールしてどんな実験をするか決めて契約まで持っていくのは教員の仕事、なんてことになってます。
 そうすると、今回のように、外部との紛争が起きた場合は、個別具体的な責任の切り分けをどうするかを、それぞれのケースについて判断していくしかないんですね。
 まあ、やり方はいろいろあるでしょう。大学側で全責任を負って、紛争を終わった後で内部処理をする方法もとれるし、個人がまず責任を負って大学には紛争解決後の報告を上げる方法もとれるし、最初から連帯して責任を負うというのでもよい。ただ、個別の紛争の起こり方は多種多様であるため、どれが妥当かを一般論で導き出すことはできないでしょう。
 こういう状態なので、やっぱり、紛争をやってみて落としどころを探すしかないんですよ。

apjapj 2007/09/22 03:10 あらきさん、
 コメントのうち、本件ウェブサイトが天羽の個人のものである、という誤解を招くものについては、削除をお願いしてもよろしいでしょうか。明らかな間違いなので、広めない方がいいです。
 一応、きくちさんのところに書いたものを、こちらにも書かせて下さい。
 本件ウェブサイトの場合、責任者は冨永教授ですので、営業方針を決めた人=冨永教授、その許可のもとで作業してる人=私、となります。だから、「天羽個人のページ」と無制限に呼ぶのもは、明らかに間違いです。責任者名は、分かりやすいところに明記してあります。これまでは、たまたま天羽個人が書いた内容が、責任者の冨永教授の営業の方針とほぼ一致していた、というだけのことです。それが、「天羽個人のページ」に見えているのは、たまたま冨永教授との意思疎通がうまくいっていたからなんでしょう。実際、冨永教授の指示でコンテンツ内容の一部削除をしたこともありますので、私は、責任者の意向にはしっかり従っております。
 
 なお、今回は、紛争の内容が名誉毀損で、私が発信したものについて起きており、通常、名誉毀損訴訟の当事者に発信者は含まれるものですので、当事者参加を申し出たまでのことです。

apjapj 2007/09/22 03:12 訂正
×「天羽個人のページ」に見えているのは
○「天羽個人のページ」に見えてしまったとしたら

arakik10arakik10 2007/09/22 08:05 apjさま。「個人のものである」という誤解を招くコメントは消しておきました。問題あったら、また言ってください。

apjapj 2007/09/22 22:24 さて、ダイレクトに大学の責任だという、二分法に基づく書き込みがなされているので、ちょっと反論しておきましょうか。
 ウェブを使って何かを発信するなどというよりも、遙かにダイレクトに大学が定めている業務の一つに「学生実験の指導」なんてものがあります。この学生実験で、不幸な偶然が積み重なった事故で学生が大けがをする可能性は、ゼロではありません。そんなことになったら、民法の問題発生となります。そういう時のために、我々教員個人は、賠償金を工面するための保険に入っています。ダイレクトに大学の責任になるならば、個人の保険なんか必要ないはずですが、現実には被害発生の内容に応じて、大学と個人の責任の振り分けが(裁判所で)決まるでしょうし、その結果として教員個人が責任を負うこともあり得るんです。
 つまり、業務でやっているからといって、常に大学の責任のみになることが当然に決まっているわけじゃないんですね。
 このあたりは、ニセ科学と同じで、二分法で考えてもダメなんですよ。

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