あらきけいすけの雑記帳

2007-11-19 (Mon)

池田信夫Blogの品質管理

1.まず個人への反論の域を越えているのではないかという点

池田信夫Blogにおいて次の2件の投稿がBlog管理者自身の手によって行われている。

ttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d⇒http://s01.megalodon.jp/2007-1119-0057-43/blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d(リンク先はりかえ 2008.1.31) より引用

技術者既得権意識 (池田信夫)

2007-11-14 16:18:05

私の経験では、技術者はコスト意識なしに「いいもの」を追求する傾向が強く、既得権意識が強い。そして今回のように外部から批判されると、「素人が何をいうか」と脊髄反射する。この短い記事にたくさん集まった「はてな」のネットイナゴの反応が、それを典型的に示しています。

中でもお笑いなのは、arakik10というイナゴで、この牧野氏のサイトを引用しながら、「科学計算とWebサーバか何かを同列にイメージしている愚論」と書いている。このarakik10こと荒木圭典は、岡山理科大学の知能機械工学科の助教授で、どうせスパコンがらみの補助金で食ってるんでしょう。匿名のつもりでも、頭隠して尻隠さずで、グーグルで調べれば身元はすぐわかる。文献を引用する前に中身ぐらい読め。

ttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fbfaca6dfadef82fccf2c9349c12ae91⇒http://s01.megalodon.jp/2007-1119-0101-53/blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fbfaca6dfadef82fccf2c9349c12ae91(リンク張替え 2008.1.31) より引用

(*)匿名のつもりでも、きのうの記事について自分のコメントを否定するサイトにリンクを張った荒木圭典のような間抜けもいる。こういうイナゴの実名は、わかり次第、今後も公表する。

以上の2件は批判的な意見に対する反論、批判の域を越えて中傷に相当しかねない。私自身が残念に思うことは、以前より「ネットイナゴ」に対して批判的な態度をとっておられるはずの氏が、自ら「イナゴ」以下の行為に走ったことである。

これについては事態の改善が見られない限り、名誉毀損による告訴の検討に入らねばならないと考えている。

2.自らの主張を押し通すために事実を枉げる

私は「匿名のつもり」は全く無い。これは氏のブログのコメント欄に2度に渡って書き込み、掲載もされた(つまり氏は私のコメントを無視したわけではない)。しかしながら、「匿名のつもり」の部分に対し、事実誤認があったとの訂正がこのエントリをあげた時点で無い(つまり私の訴えは無視されたわけだ)。

当該エントリにおいて私の名前を掲載した趣旨がいまひとつ分からない。というのも、氏が取り上げた人物が趣旨にそぐわない人であるとしか思えないからだ。(そもそもGoogle検索で「arakik10」と検索を掛ければ「あらきけいすけの雑記帳」がトップに来る。同じような事態が、例えば「finalvent」で起こりえようか?*1 )

この節で問題にしたいことは個人名を特定したかどうかではなく、また「個別エントリの内容」の問題でもなく、事実誤認に対する「著者の態度」の問題である。事実誤認の指摘がその当人からあっても、このエントリを上げる時点に至るまで訂正をしていない。

この態度が継続するようであれば、氏は間違いの指摘があっても訂正をしない人であるし、自らの立論の趣旨を固持するためには、たとえ被害者本人の証言であっても無視する人であると見なさざるを得ない。

問題なのは、これが経済政策などの問題のような、ひとつの事実に対する多様な解釈と提言があり得るタイプの問題ではなく、あきらかに名指しされた「被害者」の意思を無視してまで継続されている「事実」の捏造であることである。しかもそれが書籍のような訂正のしにくいメディアではなく、ブログという編集、訂正の容易なメディア上で公然と行われている。

このような例がある以上、氏の「経済」「歴史」等の議論においても、自らの論旨に都合のよいような捏造がなされているおそれを読者はいくばくか想定して読む必要があるのではないか。当然のことながら、氏の著書においても同様のことが行われてきたおそれを想定せざるを得ないだろう。

3.結論

以上の2件を鑑みるに、gooブログの品質を落とすものがあるとすれば、名誉毀損にあたりかねない記載を自ら投稿する池田氏自身であり、これは(私のような下卑た者はともかく)他のgooブログの利用者、また管理をしているNTTレゾナントに対して失礼(あるいは迷惑)なのではないか。

またこのように自分の都合の良い様に事実を捩じ曲げて訂正することをしないのは、(私のような下卑た者はともかく)池田信夫Blogを信頼し愛読している読者に対して失礼である以上に、読者に対する裏切り行為なのではないか。

本エントリの読者のみなさまへ

上記、池田信夫Blogの2エントリのコメント欄を含めた保存、記録をお願いします。

2007.11.23追記

みなさま、コメントありがとうございます。ひとつひとつにお答えしてはおりませんが、みなさまのご意見は私に力を与えて下さっています。一人で突っ張り通す覚悟を決めて始めたこととは言え、やはりみなさまの応援を頂くと元気が沸いてくるものですし、みなさまのお知恵をお貸しいただけるのは有難いものです。

さて、今回の件についてある方より「言論と表現でもって活動している人が提訴すると、「議論を放棄した」と(読者から)評価される可能性もある(だから裁判と対抗言論のどちらが良いか一概に言えない)」というコメントをしばらく前にメールでいただきました。いましばらく「対抗言論」でいきます。(ただ「裁判」戦略に切り替えた場合でも状況はさらにこちらに有利になっているのではないかと思います。勘違いかもしれないけれど。)

それから m-bird さまへ。ジジ臭い説教で申し訳ないのですが、「人間」のような小さいものを相手にケンカを吹っかけるような詰まらないことはして欲しくない。どうせケンカを吹っかけるなら「世界」を相手にして、「世界」の中に自分の領土を切り取りに行くような、そんなことをして欲しい。

今回、ボクが「人間」を相手にしているのは、2001年9月から継続しているボクのささやかなウェブ上の活動に対するささやかなプライドと、ウェブ上の言論の場のあるべき一線を守りたいがためだ。なにがしかの意味で「世界」のためって思わなきゃやってられない。

できれば、こんな捩れた形ではなく、ストレートに「世界」の方を向いてほしいな。

2007.11.26追記

2007年11月23日7時30分に次の内容でコメントを「gooブログの品質管理」エントリに書き送った(日付、時刻は送信直前にとっておいたスクリーンショットの時刻を使っている):

まず削除要求には応じられません。それは私があなたの立論を批判したからであって、あなたが私に向かって投げたような「ネットイナゴ」「間抜け」といった人格への直接の言及ではないからです。もし削除すれば双方のブログの読者に「正当な議論による批判にたいする言論封殺の圧力に屈した」という印象を与えるでしょう。それは世間に与える印象からしても、お互いにとって得策とは言えないのではないでしょうか。

とは言え「愚論」という評言は私としても行き過ぎであったと反省しております。ここに謝罪を表明します。ブックマークの文言を修正しておりますのでご高覧下さい。本コメントの「名前」にリンクを張っております。

ところで「匿名のつもり」の事実誤認訂正についての回答を頂いておりません。あなたの「匿名」の定義は11月22日付のコメントで判明し、正直ビックリしております。そこで妥協案を提案します。次の文言が本文末尾に追加されれば、わたくしはグウの音も出ないでしょう。

(文例)私はブログのid名が氏名のローマ字表記となっていないものは全部、匿名であると見なしている。したがって小倉秀夫弁護士のブログ http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/ も当然「匿名ブログ」とみなしている。

そして、これに少し先行する時刻に、このコメント投稿に対応するように、はてなブックマークの文言を少し書き換えた。しかし、26日6時の段階でこのコメントは掲載されていない。送信がうまくいっていないという可能性もゼロではないので、26日6時20分頃にもう一度コメントの送信を試みた。

2007.11.28追記

一ウォッチャーさまがご指摘になった箇所を確認した。このコメントが「gooブログの品質管理」エントリではなく、「コンピュータの「戦艦大和」はもういらない」エントリに掲載されていたので、ご指摘があるまで気づかなかった。日付が23日なのだが、気づいていたとしても26日の段階での再投稿は一応したであろう。

ttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d⇒http://s01.megalodon.jp/2007-1119-0057-43/blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d(リンク張替え 2008.1.31) より引用

グリッド・コンピューティング (池田信夫)

2007-11-23 09:50:43

Cluster computerもgrid computerに含まれます。

http://en.wikipedia.org/wiki/Grid_computing

なお、あらき氏の件は終わり。彼が削除しないかぎり、いくら議論しても無駄です。

なお次の匿名氏のコメントが掲載されている。

Unknown (通りすがり)

2007-11-28 02:07:12

「愚論」という記述は削除されたようですよ。

http://b.hatena.ne.jp/arakik10/20071114#bookmark-6489320

しかし、上記の実名を挙げた2件の記載内容は掲載されたままである。コメント欄でのやりとりのフェーズは終わったようだ。4時40分頃の時点での両エントリをIE6の「名前を付けて保存(A)」を用いて手許のPCに保存した。

2007.12.9追記

http://d.hatena.ne.jp/arakik10/20071115 の第2段落の冒頭の文章を次のように書き換えた:

ぼくが問題があると考える部分は「目的さえ決まれば、汎用CPUをつなげば速度はいくらでも上がる。」の部分。

ある程度まとまった時間が欲しいのだが…。愚痴っても仕方がないけどね。

*1:finalvent様、妙なところで引き合いに出して申し訳ありません。

一読者一読者 2007/11/19 01:03 上記ブログのWeb魚拓を取得致しました
参考までにリンクを掲載します

http://s01.megalodon.jp/2007-1119-0101-53/blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fbfaca6dfadef82fccf2c9349c12ae91
http://s01.megalodon.jp/2007-1119-0057-43/blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d

m-birdm-bird 2007/11/19 01:14 初めまして。
色々大変ですね、心中お察しします。

私の場合、寧ろ「一学部生にムキになって大人げない所を見せて欲しい」という感じで特攻しちゃってる感じです。

ただ、荒木先生のようにきちんと立場がある方が、ただ声がでかいだけの人間に執拗に嫌がらせされてしまい、誤解を受ける事があると思うと、理不尽に思ってしまいます。

影ながら、応援させていただきたいと思います。
頑張ってください。

GJGJ 2007/11/19 04:26 >名誉毀損による告訴の検討に入らねばならない
>池田信夫Blogの2エントリのコメント欄を含めた保存、記録をお願いします

既に天羽先生が独自に証拠保全を図っておりました。素早い対応

池田信夫による名誉毀損になるかもしれない実例証拠保全
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=6918

BaatarismBaatarism 2007/11/19 21:58 トラックバックありがとうございます。
池田氏が攻撃的なのは昔からですが、今回はさすがに批判の域を超えてますね。

荒木さんのような実名ブロガーをこれだけ手ひどく攻撃すると、それを見ている人には攻撃を避けるために「やっぱり匿名にしておこう」と考えるでしょう。これは匿名発言を批判する池田氏の考えにも反する事態だと思います。だから今回の池田氏の行動は、合理的経済人を仮定する新古典派経済学者らしくない行動ですね。

通行人通行人 2007/11/19 22:20 ご愁傷様です。
池田氏の今までの騒動を見る限りでは、本人から謝罪や訂正がある可能性は低いでしょう。謝罪どころか、騒動を重ねるたびに個人攻撃などがひどくなるばかりです。むしろ、騒動を起こして名前を売るのが目的になっているかのようです。

法的な措置を取られるのも良いですが、もしその負担が大きいようなら、今回の経緯をまとめてgooに連絡し、しかるべき処置を求めるのも一つでしょう。
その場合は、記事の訂正だけでなく、強い不快感を感じたことを伝え、再発防止を含めた適切な処置とその報告を求めるべきです。訂正と謝罪があるまで、blogの公開を差し止めてもらうことなどが考えられるでしょう。
それに対してgooが適切な処置を取らないのであれば、法的な手段に訴える際の根拠になりますし。

余計なお世話かと思いますが、参考までに。

おだなかですおだなかです 2007/11/20 00:04 通行人様の行き届いた配慮には感心してしまいました。仰る通りかと思います。私は今まで池田信夫ブログの熱心な読者だったのですが、これからは一定のバイアスの下でしか彼の書くものは読めないと思います。これまでも、何度か疑問は感じていたのですが…。今回のは決定的です。それからm-birdさんの「汎用CPUをつなげば速度はいくらでも上がる? だったら 、誰も苦労しませ んよ 」には腹を抱えて笑わせていただきました(私にはまったく専門外ですが、そう言われてみれば確かにそうなので)。生兵法は怪我の元ですね。何でも知ったかぶりするのは、ある種の(特に文系の)インテリにありがちなことですが。それにしても朝日新聞や大江健三郎については、事実誤認(あるいは意図的な事実の捏造)についてあれほど執拗に攻撃にするのに、自分のことは棚に上げるというのであれば、いずれ誰も彼の言うことは信用しなくなるでしょう。さようなら、池田さん。

nobusinenobusine 2007/11/20 12:54 これでFAでしょう。天羽先生、GJ!

池田信夫による名誉毀損になるかもしれない実例証拠保全
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=6918
> 批判の範囲を超えて中傷になっている
> 池田さんの脳内「技術者」というわら人形に対して批判しているだけ
> blogのコメント欄であらきさんに対する反論を唐突に書くのは、ただの憂さ晴らし
> 論評の内容で勝負せずに、個人攻撃にすり替えようとする池田さんの意図が見え見えだ

りーさるりーさる 2007/11/20 13:32 あらきさん:
> 今回の件のapjさんの反応を見て、即応しておくべきことを学ぶ。
http://ud037.are.ous.ac.jp/d200711.htm#1119

全くです

mohnomohno 2007/11/21 13:08 心中お察しします。何しろ自分が誰かを批判するときは「普通の論評」といいつつ、自分が批判されると「誹謗・中傷」と騒ぎ立てて議論を封印しようとされるので困りますね。
http://domainfan.com/CS/blogs/mohno/archive/2007/06/05/1570.aspx

ところで、「名誉毀損による告訴の検討」というのは時間とコストがかかることなので、本気ならばともかく、そうしなかった場合にハッタリと取られかねません。あるいは、本当にコストをかけて弁護士料を支払って準備したとしても、受けて立たれず、「やれやれ、こんな無駄なことに労力を割くつもりはないので指摘の部分は削除しておいた」みたいに肩透かしな結果に終わる可能性もありますし。

VanVan 2007/11/21 19:00 はじめまして あまりに酷い話なのでウォッチしていましたが
もうあの頑固な方ははどうしようもないようですね

まぁ「ネットのお子様」相手に「ネットの大人」の話は通じ無いという
「良くある話」だと思いますが、実名が絡むとなると話は深刻になりますよね

大まかな意見は「おだなかです」さんが仰られている事に同意です

まぁ氏の名前がある文献や講演などがあっても話にはかなりのバイアスがかかっている
事を意識する必要があることは今回の事件(?)で勉強させていただきました。

今回の騒動でそのように考える人は少なからずおられるでしょう。
#ひょっとしたら昔からそういう目で見られていたのかも知れませんが・・・(笑)

傍観者としては氏をとことんまで追い詰めて欲しいと思いますが
当事者だったと考えるとアレな輩に貴重な時間を費やすのはもったいないとも思います
まぁどちらに利があるのか分かっている人には分かっていますよ

通行人通行人 2007/11/21 22:38 再度失礼します。
実際のところ、訴訟は負担も手間もかかりますが、単に当該記事を削除させたいだけなら、迅速かつ確実な方法があります。
ご存じかもしれませんが、プロバイダ責任制限法関連で、名誉棄損・プライバシー関係送信防止措置手続きというのが定められております。
詳しくは下記リンクを。
http://www.isplaw.jp/
このガイドラインに、削除プロバイダが情報発信者に照会なしに、情報の削除が可能な
場合が定められています。26ページに「特定個人の社会的評価を低下させる誹謗中傷の情報がウェブページ等に掲載された場合には、当該情報を削除できる場合がある」とし、例外要件の後に「特定個人に関する論評について、その域を超えて人身攻撃に及びような侮辱的な表現が用いられている場合にも、当該情報を削除できる」とあります。
今回の池田氏の記事およびコメントは明らかにこれに該当しますので、上記リンクの所定の書式でgooの運営者に削除の申し立てを行うことで、当該記事を削除してもらうことが可能です。ただ、gooの窓口がここしか見つかりませんでした。
https://goo.e-srvc.com/cgi-bin/goo.cfg/php/enduser/ask.php
あとはgooの対応次第ですが、あれを放置するようならgooの信用も失墜することでしょう。ひとつ、gooの品質管理を試してみてはいかがですか。

GJGJ 2007/11/21 23:11 あらきさんが「検討している」というのは、訴訟じゃなくて告訴です

>名誉毀損による告訴の検討に入らねばならない

匿名希望匿名希望 2007/11/22 14:26 はじめまして。私は、池田氏のブログの読者で、氏の見識に敬意を払うものですが、今回の氏のやりかたには納得できません。氏は交換条件としてコメントのまるごと削除を要求していますが応じてはならないと思います。氏は無条件で問題発言を訂正しあらきさんに謝罪すべきです。一方、池田氏が中傷とされる箇所を指定し、その理由に納得できない限り、あらきさんは応じてはならないと思います。問題点をうやむやにしたまま痛み分けにしてはならないと思います。同じようなことがまた起きるかもしれません。

とくとく 2007/11/22 18:30 あちらも、告訴を必要とする段階へ直行しそうです。

株式会社マグローブから圧力をかけられています (3)
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=6970

一ウォッチャー一ウォッチャー 2007/11/23 11:47 一時は私も池田信夫の熱心な支持者でしたが、傲慢なその態度からこの頃はblogを
チェックするのをやめていたのですが、なんだか酷いことになってますね。
ご愁傷様です。

長いですが引用です。
http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_81fa.html
「また、実名の書き手が、匿名の書き手に比べてネガティブな評価に脆弱なのは上の図
 から明らかです(注5)。実際、実名の書き手というのは匿名の書き手を嫌うものだと
 されていますが、良く見ると嫌っているのはネガティブな評価であって、匿名そのも
 のではないことがすぐに分かります(数年前にも、「褒めるときは匿名でもいいが、
 批判を匿名でするのは許せない」とおっしゃった某評論家のコメントを紹介しまし
 た)。

 そのため、実名の書き手は議論での「負け」が許されません。しかも、書き手の
 アピール対象が素人の場合(文筆業など)、観客は議論の決着を判断できません
 (例えば、原子力発電の専門的な話題など)。実名の配当を守るためには、
 「絶対に負けを認めず、相手の言葉には耳を貸さず、泥仕合になろうとも相手が
 疲れ果てるまで自分の意見を押し付け続ける」という戦略が望ましくなります
 (これは政治家が自分の名前を連呼し続けるのと、本質的には同じメカニズムで
 す)。読み手に「何だか議論が錯綜してどっちの意見が正しいんだか訳分かんない」
 と思わせれば、敗戦処理は成功です。昨今、実名ブログを巻き込んだ議論が
 ぐだぐだの泥仕合に終わるのを見かけますが、これにはそれなりに理由があるように
 思います。これは、「実名の書き手が参加すると議論の質が落ちる」
 可能性があることを示唆しています。」

池田信夫はこの説を地で行っちゃってますね。
池田信夫の態度が段々軟化しているのにも笑えますが。

今回の件で池田信夫は大いに評判を落としたことでしょう。

応援応援 2007/11/23 13:53 対抗言論戦略で謝罪をしてこない場合には告訴ですかね…

> 自分をちょっとでも批判する者はみんなイナゴ扱いするイナゴの親分さんが、最近いよいよ人の道を踏み外して自爆テロを敢行した
> 労働問題の無知を暴露されるや逆ギレして、政策研究大学院の役人出身者の数を数え上げて喚いている
> あそこまで行くと犯罪もの
> さわらぬ疫病神にたたりなし
投稿 hamachan | 2007年11月23日 (金) 00時55分
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_03f7.html#comment-21575768

しまうたしまうた 2007/11/23 14:06 >池田信夫の態度が段々軟化しているのにも笑えます

先方さんはやることをやっちゃっただけに、びびって謝罪するでしょう
ほうとうに笑えますね

VanVan 2007/11/23 19:09 一ウォッチャー さんも引用
>「褒めるときは匿名でもいいが、批判を匿名でするのは許せない」
某氏の行動を表現する言葉としてあまりに適切で目から鱗が落ちた気がします。

職場の上下関係などの狭い世界ではよくある話なのでしょうが、
その感覚をネット表現までに広げて強要しようとしてるのがバ(以下自粛)

私的には某氏の今までの業績やこれからの情報発信にたいして「?」を
つけまくると言うことになりそうです。

> 告訴くんへ> 告訴くんへ 2007/11/24 16:24 少し手間をかけないと自分の正体がわからないようにしているのは明らか。
学生や会社員ならともかく、大学助教授がそういう態度をとったらだめでしょう。
少なくとも実名表記とは言い難いですね。まさに「頭隠して尻隠さず」
どうも、名前の平仮名表記にこだわりがあるようですが、それは内輪では通っても、
他人は知ったことないですから。珍名・難読でもないですし、日記を読む限り、
漢字廃止論者でも制限論者でもないようですからね。本人がどういうつもりであろうとも、
正式な漢字表記でない限り、他人には本名を出しているようには思えませんよ。

そもそも、相手の主張をいい加減な根拠で「愚論」呼ばわりするのも十分、誹謗中傷に値する行為ですよ。
「愚論」と先に行ったほうが悪いだろ。おろかな議論をするということは、結局、おまえはバカといって
いるのと同じ。議論についてだけ言ったとか、いいわけにもならない。先にいった人があやまるべきだ。
愚論とけなされて、まぬけといいかえしただけだろ。もう、くだらないからいいかげんにしてほしい。
無駄なエネルギーばかり使ってるね。くだらないスパコン公共事業を止める署名活動でもしたほうが建設的だ。

一ウォッチャー一ウォッチャー 2007/11/24 16:30 池田先生信者の”> 告訴くんへ”くん、2chのまとめご苦労様です。
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/eco/1179574511/

仕事速いねー。というか突っ込みいれる私の仕事も速すぎですかwww

一ウォッチャー一ウォッチャー 2007/11/24 19:23 多分最後のカキコになると思いますが、再び引用です。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~teorema/professor.html
「ラッセルは、その自伝の中で、学生時代のケンブリッジでのある経験について感動を
 込めて述べています。それは、授業中に学生から間違いを指摘された教官が
 「自分は永年こう教えてきた。しかし君の方が正しい。」と答えたことで、
 彼はこれを深い感慨をこめて「知的誠実」と呼んでいます。しかしA、B両教官の
 振る舞い、すなわち自分の知らない分野に平気で口を出すこと、論文をよく読みも
 せずに罵詈雑言を投げ付けたりすることはそのような誠実な態度の逆であり、
 正しく「知的不誠実」の名で呼ばれるべきことだと思います。」

私は学歴何ぞで人の価値が測れるなんて全く思ってないですが、
上武大学なんていうところで教鞭を取っていると知的不誠実な態度を取らざるを得ない
学生にたくさん出くわすんでしょうか?

mohnomohno 2007/11/25 00:06 > 訴訟じゃなくて告訴
そうでしたね。しかし、正直、公権力に頼るのは難しいのではないかと思います(民事不介入原則もありますし)。
ところで、普通にハンドル名を使っていて、プロフィールも隠していないのに、批判したら「匿名による誹謗だ」って言われるのって、理解を超えますね。というか、そういう「> 告訴くんへ」の書き込みが匿名だというのは悪い冗談ですかね。

yamayama 2007/11/25 14:40 がんばって下さい
今回の池田信夫の態度には、無関係な私も本当にむかつきました。(前から嫌いではありましたが)

一ウォッチャー一ウォッチャー 2007/11/26 20:13 自ら戦線放棄したようですが。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fd6f41ee4f521ae5adf73b7980c8a26d
> なお、あらき氏の件は終わり。彼が削除しないかぎり、いくら議論しても無駄です。

このような人物が駆逐されてこそ日本の未来があるものと信じます。

VanVan 2007/11/26 22:24 > なお、あらき氏の件は終わり。彼が削除しないかぎり、いくら議論しても無駄です。
そもそも議論始まってないし・・・
論争相手のコメントを排除している時点で議論から逃げてるし・・・

もう宗教系かMLM関連の掲示板を連想してしまいますね(大笑)
ああ、論争に負けた輩が「立つ鳥 跡を濁しまくり」ながら遁走する時にも似てるか・・・

相手にするのは無駄とはいったん書きましたが、法的にやれる道があるのなら
ぼこぼこにしてほしいと言うのは一外野の希望です。

mohnomohno 2007/11/27 01:17 > 2007.11.26追記
池田氏が「彼が削除しないかぎり、いくら議論しても無駄です」と書いたのは、これを読んだ後なのですね。
自分に都合の悪いコメントは承認しないという典型的な例ですね。

GJGJ 2007/11/28 07:14 >上記の実名を挙げた2件の記載内容は掲載されたままである。コメント欄でのやりとりのフェーズは終わった
>4時40分頃の時点での両エントリをIE6の「名前を付けて保存(A)」を用いて手許のPCに保存した

いよいよですね。

一ウォッチャー一ウォッチャー 2007/11/28 21:40 池田信夫個人のブログなのでコメントをどれほど編集しようが池田信夫自身の勝手ですが。

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/7a0b5fd9f33ff6d2be7f8e8255b7007f
では
「Unknown (Unknown) 2007-11-23 05:50:11
 岡山に住み着いているイナゴはまだ鳴かないのでしょうか。
 地球シミュレータというのは、岡山の野山のを保全してイナゴがすみやすい環境を
 残しておくための計算をするのでしょうか。」
こんなコメント承認してますね。
自分に都合のよいコメントばかり承認しているとしかいえませんね。
このコメントが不愉快だとあらきさんが抗議したら池田信夫は削除するんでしょうか。

また
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5293d396b69a6498f9edb72581480fc4
ではbuyobuyoなる人物を「今回は問題を根絶するまで徹底的にやる」と息巻いてますがw
buyobuyoなる人物を追い詰めるよりももあらきさんの2007.11.26追記に
万人に納得できるように反論して貰いたいものです。
ま、彼のblogですからどう対処しようが彼の勝手でしょうけど。


あらきさんの2007.11.26追記には
小倉弁護士が匿名であるとの論理的な説明がある限り彼のblogには掲載されないのでしょう。
多分相手を選んで叩き易い人物を叩いているんでしょうね。


池田信夫が「徹底的にやる」ようにあらきさんも「徹底的に」対処していただければと思います。

ike-sasuike-sasu 2007/12/04 19:52 あらきさん、こんにちは。

>gooブログの規定を読む余裕がなかなかできないな。
http://ud037.are.ous.ac.jp/d200711.htm#1130

頑張って下さいね。一日も早いご解決を陰ながら祈っています。

こんなのこんなの 2007/12/28 01:22 >ここ1週間ばかり私は“戦争状態”にあります。私はブログを書いているんですが、池田信夫さんという方が、福井さんと似たようなことを言っていて、要は、役所も企業も組合も左翼も全部フリーターの敵であると。
>組合を全部なくして、解雇を自由にしてしまえば皆さん幸せになるんだというようなことを言っているので、一知半解で勝手なことを云うんじゃないと反論したのですが、そうするとものすごく反発がきました。
>本人が反発するのは予想していましたが、他にもいろいろな人が私のブログにドッとやって来て、「この天下り官僚が」「死ね」とかいっぱい書いている。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_5cf1.html

arakik10arakik10 2007/12/28 11:58 これですね(^^
http://homepage3.nifty.com/hamachan/bigbangkouen.html

Physical  ArarchyPhysical Ararchy 2007/12/30 10:02 池田信夫の「市場価値」
 今回のあらき氏への名誉毀損も含め、上記のサイトの人物に対する池田氏の非難中傷については、池田氏のブログ上での言動から判断する限り、彼の個人的なルサンチマン、あるいは不遇感というモチベーションによって動かされていると解釈することが可能である。もっともこうした解釈は全て想像の域を出ないし、何らかの事実に基づいたものでないことをお断りしておく。
 私の素朴な疑問とは以下のようなものだ。もし池田氏が恐らくは本人が自認し、また彼のブログの「ネットイナゴ」が称賛するような見識と学識の持ち主であるとするならば、なぜ彼は○○大学大学院という、世間的にはあまり知られていない大学の教授でしかないのであろうか。それに対して予想される第一の答えは、日本の大学の人事の閉鎖性にあるというものだろう。日本の大学事情を少しで知っている者には説明するまでもなく、日本の大学ほどギルド的な既得権の保持に汲々としているところはないからだ。結果としてそれで割を食うのは若くて優秀な人材である(いわゆるポスドク問題)。この問題については、池田氏のブログのコメントにも同様の書き込みがあったと記憶する。
 しかしこの究極の閉鎖社会はもちろん完全に新参者に対して閉ざされている訳ではない。江戸時代における幕府や諸藩の人材登用や、「階層社会」であると思われているイギリスの上流階級において見られるように、一部の「きわめて」優秀な存在はこの「閉鎖社会」に入り込む余地がある。そうでなければ「閉鎖社会」は本当に閉塞して倒れてしまうからだ。
 特に池田氏の母校であるT大学などは、近年他大学からの優秀な研究者を吸い上げることに熱心であるという印象を受ける。ではなぜ池田氏にはそうしたチャンスが回ってこないのであろうか。もちろんこれは現時点での池田氏がそうであって、今後そうならないという保証はないので、あくまで現時点での疑問であるが。
 想像される理由の一つは、池田氏が専門の経済学という分野で他の専門家からあまり評価されていないのではないか、ということだ。そもそも氏が自らのサイトで誇らしげに紹介している「博士論文」(の概要)についても、もしそれが学術的に重要な価値を持つのであれば、氏が罵倒する岩波書店からとは言わないまでも、日本の通信行政・通信市場を経済学に分析した好著として、他のしかるべき出版社から刊行されていても良いはずである(もっともこれも現時点での感想なので、今後そうなるのかもしれない。しかしそれにしても論文が完成してから刊行するまでの時間はすでに十分にあったと思われる。あるいはすでに出ているのかもしれないが)。ところが池田氏の著作として氏のサイトで紹介されているのは、それこそ30分で読み終わるような新書の類が大半である(一部専門的なものもあるようだが、学術的にどのような価値があるのかは門外漢なので私にはわからない)。
 そもそも池田氏にそんな学識と才能があるのなら、英語もよくお出来になるようだし、日本のT大学などとケチなことは言わず、スタンフォード大学やシカゴ大学やLSE (London School of Economics)といったところからお呼びがかかるように、刺激的な論文をバンバン量産すれば良いではないか。今年は誰がノーベル経済学賞を取るかといった下馬評にいそしむのではなく、結果として無理ではあっても、自分がその候補になるように努力するのが研究者の根性と言うものだろう。それとも氏はそのような精力的な学術活動を行いながら、ブログで「先生」「教授」と礼賛されて悦に入っている(と私には思える)超人的な方なのであろうか。
 さて、ここからは完全に私の「妄想」の域に入るのでそのつもりでお読みいただきたいのだが、池田氏が上のブログ主に対して罵詈雑言を浴びせ、「役所も企業も組合も左翼も全部フリーターの敵である」いう言辞を弄するのは、要するに自分の不遇感という怨念に動かされているのではないかということだ。最近はあまり見かけないが、彼の初期のサイトにあった「書評」と称するものの多くが、実質的には著者に対する個人攻撃でしかなかったのと同様に。
 彼が攻撃する日本の労働市場の硬直性という概念の中には、恐らく日本の大学の閉鎖性が含まれているのだろう。と言うか、むしろそちらが中心なのではないか。確かに日本の(有力)大学から団塊の世代を中心とする無能教授達が一斉に解雇され、池田氏を含めた新規参入組に門戸が開放されるという「革命」が起きれば、池田氏ならずとも快哉の声を上げたくなる人々は大勢いるだろう。また私は、既得権を守ることに血道を上げている(もちろんそういう人たちだけがいる訳ではない)日本の大学の専任教員や文科省の立場に与するつもりはない。
 ただ、日本の大学の多くは放っておいてもそのうち実質的に崩壊するだろうし、本当に実力があって、目端の利く者はそうなる以前に海外に逃げ出しているだろう。日本のプロ野球に見切りをつけたイチローのように。
 私が言いたいのは、それが全てではないとしても、池田氏が自らのルサンチマンを発散するための場としてブログを利用し、周囲の「イナゴ」を煽り、結果として不用意にあらき氏や上のブログ主を非難中傷するような行為をしているのだとしたら(改めて断っておくがそうだと言っているのではない。あくまでこれは私の「妄想」である)、中・長期的に見れば、それは決して池田氏のためにはならないということだ。ブログで無知蒙昧な民を啓発するような言論活動を行うのも結構だが、それよりも本職の経済学の分野で後世に残るような著作を一つでも残した方が良いのではないか。少なくとも氏が研究者であると自認するのであれば。もっともこれも現時点での想像であって、本人はすでにそうした構想に取りかかっておられるのかもしれない。その日を楽しみに待つことにしよう。もっともその日が来ればの話だが。

Physical ArarchyPhysical Ararchy 2007/12/30 10:21 訂正

上記文章中に誤植を見つけたので訂正。

日本の通信行政・通信市場を経済学に分析した → 経済学的に

それから、追加。

本職の経済学の分野で後世に残るような著作

は、もちろん英語で書かれなければならないだろう。

arakik10arakik10 2008/01/03 06:32 Physical Ararchy さま、長文のコメントありがとうございます。
私自身は、池田信夫氏に対する批判の戦略としては、氏自身を包括的に批判する方向性はあまり有効ではなく、むしろ個別の議論をきちんと論として批判するべきではないかと思っています。例えば、対山形浩生戦、対NATROM戦、対hamachan戦のように、個別の議論で議論の基礎になる部分をきちんと整理して追及するべきでしょう。
池田信夫氏のウェブ上での「利用方法」としては、氏の議論に対して(論の是非を吟味するという意味で)批判的なサイトを訪れると、参考になる意見や資料参照やレビューがあるように思われます。最近ではhamachan氏のサイトで戦前の日本の労働問題の歴史のレビューを見つけて、とても勉強になりました。

kidskids 2008/01/08 17:55 池田氏は裁判で負けても反省しないでしょうから、告訴してこの記事を消すことになるより、このページが「池田信夫」をyahooやgoogleで検索したときに上位に来るようにしたほうがいいような気がする。

Physical Ararchy Physical Ararchy 2008/01/24 17:07 あらきさん
 池田信夫対策に関するご提案には、YesでもありNoでもあります。なぜなら彼がブログでやっている個人攻撃は、典型的な掟破りの「ケンカ」だからです。こういう人物を相手にして、一見したところ「ケンカ」のようでありながら、実際には一定のルールに基づいて行われる学術的な「議論」、あるいは百歩譲って知的なレベルでの最低限の「対話」を求めても無駄であるように思われます。あらきさんも書いておられましたが、たとえば学会では相当辛辣なやり取りが交わされるのはごく普通のことです。しかしその一方の当事者がよほど「デムパ」な人(学会の鼻つまみ者=誰からも相手にされない人)でもない限り、そこで行われる攻撃を個人に対する中傷であると受け取る人はいません(まあイエローカードすれすれのはよくありますが、池田信夫のような露骨な中傷はレッドカードです)。
 ところが池田信夫がやっていることは、たとえば川合康『源平合戦の虚像を剥ぐ』(講談社選書メチエ,1996)の中の記述を喩えとして用いるならば、相手の馬を射るような、当時の合戦では「掟破り」とされた行為です。もちろん戦争は仁義なき戦いであり、勝てば(あるいは勝ったように見せかければ)それで良いのです。その意味で、あらきさんが(あらきさんだけではないと思いますが)池田信夫のこれまでの個人攻撃を「〜戦」と表現されていることは意味深です。hamachanさんは池田信夫の論争のやり方を三つのパターンに分類しており(池田信夫氏の三法則 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/3_a7ad.html)なるほどと思いましたが、これを源平合戦流にパラフレーズすると、次のようになります。

(1) 自分の気に入らない相手に向かって、突然、一方的に「一の矢」を放つ。
(2) 矢を射られた方が呆然とし、かつ事態に気づいて反撃すると、相手ではなく、乗っている馬を狙って(すなわち論点をずらせて)「二の矢」を放つ
(3) そこで自分(池田信夫)は一方的に戦線から離脱し、「勝利」の鬨の声を上げる。
(4) 後は彼に付き従う雑兵共(ネットイナゴ)がわらわらと押し寄せ、滅茶苦茶に刀を振り回して相手を防戦一方に追い込む。
(5) それでも相手が抵抗の姿勢を崩さない場合は、無視して、さっさと別の戦場へと移動する。決してがっぷり四つに組んだ本格的な戦い、あるいは長期戦には引きずりこまれないようにする。

まあ、ケンカのやり方としては常道に則った見事なものなのでしょう(私はケンカなどしたことのない臆病者なのでケンカの流儀はよく知りませんが)。こういう人物に対抗するためには、あらきさんの仰るように、個々の事例を検証し、池田信夫の個人攻撃による個々の「被害者」、さらには私のようなサポーターが長期戦を継続して、少しずつ彼にボディブローを加えていくしかないでしょう。
 ただし前回の私の書き込みのように、単なる推測に基づいた週刊誌的なお下劣な発想も、池田信夫のような人間に対しては良いのではないですか。
 池田信夫のあらきさんへの名誉毀損については、以前コメントを書かれた方の提案にもありましたように、あらきさんがgooの事務局に削除要求を出されることを希望します。いずれにせよまだ「戦い」を放棄しないように願っています。

apjapj 2008/01/29 12:08 池田信夫氏から私に、関連blogエントリの削除要求が来ましたので、公開いたしました。

nucnuc 2008/01/29 19:33 お久しぶりです。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070429#p1
をふと思い出しましたので紹介まで。

GJGJ 2008/01/30 11:33 池田信夫氏からのメール :: 事象の地平線::---Event Horizon---
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=7608

morikemorike 2008/01/31 03:16 Physical Ararchy様
池田信夫氏の博士論文の一般向けver.(確か『情報技術と組織のアーキテクチャ』)を出版したNTT出版は、社会科学系の出版社としては優れたほうにはいると思います。青木雅彦『比較制度分析に向けて』ですとか、ミルグロム=ロバーツ『組織の経済学』は経済学の人だけでなく、政治学でも注目されています(制度論がちょっとした流行なので)。

そうそう池田氏の論敵である山形浩生氏もこの出版社から『誘惑される意志』という本を翻訳してますね。また池田氏の前の職場の上司(つーか、敵?)であった公文俊平氏も本を出しています。

社会科学の業界では知られた出版社なので、そして昔NTT出版の攻略本に助けられたこともあるので、ちょっと擁護させていただきます・・・NTT出版だけを。

Physical ArarchyPhysical Ararchy 2008/02/04 14:19 morike様
 情報提供ありがとうございました。あらきさんが上のコメント(arakik10  2008/01/03 06:32)でも述べておられるように、池田信夫ブログの「利用方法」として、彼に批判(と言うよりも誹謗中傷)された方々のサイト、さらにそれらに関連したサイトを見ることで問題への理解が深まり、新たな視点ならびに情報が得られるということがありますね。ご紹介いただいた本は、池田氏自身のものも含めて読んでみたいと思います。
 さて、今回の一連の騒動の少なくとも専門的な側面からの議論については、「いち学生」さんがこのサイトでも紹介してくださった牧野氏自身のコメント(http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/note058.html)によって、池田氏風の言い方をすれば「この問題はこれにて決着」した感があります。ただし改めて指摘するまでもないことですが、「決着」しないのはこれからも半永久的に、とまでは言わないにせよ、少なくとも池田氏が生きているくらいの間はネット上に残り続けるであろう、氏にとっては不名誉きわまりないその軽率な発言と、それに対して寄せられたさまざまな批判、要するに「池田信夫にとっての不都合な事実」の集積です。
 この点で池田信夫氏は根本的に戦略を誤っている感があります。たとえばこれがテレビ番組や新聞や週刊誌の記事であったなら、いわゆる「やらせ」や虚報の類は、人の噂も75日という喩えの通り、時間の経過と共に忘れ去られていきます。もちろん新聞や週刊誌の場合は、図書館にでも行って過去の記事を検索すれば「不都合な報道」をいつでも見ることはできますが、そんな面倒なことするのは、少なくとも一般の人にはあまり居ないでしょう。ところがネットではそうは行かない。
 池田氏は「火事と喧嘩はブログの華」だと放言し、他者を無責任に中傷することで自らのブログの閲覧数が急増していると述べています。それが虚勢なのか本音なのか、私には判断しかねますが、いずれにせよ馬鹿なことをするものだというのが私の感想です。なぜならそうした扇動的な書き込みによって一時的にはPVが上がるにせよ、中・長期的に見れば、それに対して行われる批判、反論の蓄積によって、氏はじわじわと自らの首を絞めていくことになると予想されるからです。しかも池田信夫という実名のままで。それがどれほど手痛い打撃になるか、氏にはわかっているのでしょうか。
 たとえば「池田信夫? ああ、あのスパコン(と池田氏が称するもの)の問題について素人同然の無知をさらけ出した上に、その誤解の上にあらきけいすけ氏を中傷した人ね」(もっとも当初の出来事の順序は逆ですが、事後的に事態を整理すればこのようになり得ます)とか、「あらき氏の立場を守るために魚拓を取っておいたapjさんに対して、人格を疑われるような誹謗中傷を繰り返しただけでなく、非難する相手が所属する大学の学長宛に書簡を出そうとして物笑いの種になった人ね」というように…。 
 そもそも、少なくとも今回の一件でわかった池田氏のブログでの「問題提起(実質的には話題作り)」の方法は、これはすでに他の方がどこかで指摘されていたと思いますが、

(1) 問題をAかBか、というように極端に単純化する。
(2) その過程で、自らに反する立場を代表する「悪者」を(意図的に)作り出し、その人物を非難し、その愚かさをあげつらう。
(3) 自らの立場を補強する(専門分野に関する無知を覆い隠す)ために、その分野での何らかの「権威」に頼る。

というものです。
 今回のあらきさんをめぐる「中傷」の一件では、池田氏による上記(1)から(3)までの全ての仕掛けが露呈してしまった訳です。しかもこれは、基本的には池田氏自身がブログで批判している(と思いましたが)旧態依然たる日本の新聞やテレビの「イエロージャーナリズム」の手法と同じです。比喩的に言えば、かつての池田信夫ブログが「クローズアップ現代」位のクォリティを保っていたとすれば、今の氏のブログは朝のワイドショーと同程度でしかない(これはあくまで喩えであって、氏のブログがワイドショーであると言っているのではない)。従って今後「視聴率」(PV)を稼ごうとすれば、マンネリ化したパターンで、せいぜい知的な装いを凝らしただけのセンセーショナリズムを煽り続けるという方法しかない。
 そしてその過程で、氏から謂れのない誹謗中傷を受ける「被害者」の数が増えていくのかも知れません。しかし上にも述べたように、こうした「被害者」が相互にネットワークを作り、一時の感情に走らず、事実と推測を明確にした上で冷静な反論を続ければ、(たぶん)損をするのは池田信夫氏の方です。
 こうした状況は、ネット上で他のプレーヤーに対して有益な情報を提供することによって、結果として自らも有益な情報を手にすることになるという利他主義的な立場を取るのか、それとも一時的な利得の追及のためにネット上で他者を犠牲にしても構わないという利己主義的な立場を取るのか、そのいずれが有利かという「ゲーム理論」の問題なのではないのでしょうか。もっとも私は「ゲーム理論」の専門家でも何でもないので、単にそのような印象を持つだけですが。そして爬虫類の世界ならいざ知らず、少なくとも人間社会において最終的にどちらが「得」をするかは、別にゲーム理論など知らなくても、単なる常識で判断できることのように思いますが…。そもそもこうした問題は、経済学がご専門(必ずしもそうではないらしいですが)の池田氏が考えるべきことでしょう。池田氏が「経済学者」だと言うのであれば、自らがブログで行っている行為の「損得」をよく計算されてはいかがでしょうか。

追伸:以前のエントリーであらきさんに、池田氏による中傷に対してgoo事務局に削除要求を出してはどうかと提案しました。これは、今回の書き込みの内容とは矛盾するように思われるかもしれません。しかし私が望んでいるのは、池田氏にとっての「不都合な発言」は削除されようがされまいがネット上に残るにせよ、氏が行っているような心ない行為をネット上から追放するために、その最低限のルール作りとして、削除要求を出してはどうかという意味です。もっとも皮肉なことに、それは池田氏自身がネットでの他者の言動に対して望んでおられることのようですが…。もっともあえてそのようなルールに頼らなくても、ネットの「市場原理」に任せておき、池田「銘柄」に対する情報がプレーヤーの間で広く共有されるにつれて、いずれ池田氏のような人物(の発言)は「市場」(ネット)から追放されてしまう(誰も買い手が付かなくなる)のかもしれません。

apjapj 2008/02/07 11:02 Physical Ararchyさん、
 あてはめてみますと、あらきさんの場合はしばらく保ったようですが、名誉毀損云々については最初から失敗しているのではないかと。
>(1) 問題をAかBか、というように極端に単純化する。
→「間抜け」と書いたのが名誉毀損かどうか、と単純化
>(2) その過程で、自らに反する立場を代表する「悪者」を(意図的に)作り出し、その人物を非難し、その愚かさをあげつらう。
→名誉毀損になるかもしれない、という、「反対の立場の人(=天羽)」を非難。
>(3) 自らの立場を補強する(専門分野に関する無知を覆い隠す)ために、その分野での何らかの「権威」に頼る。
→「権威」がどこにも居なかったわけですが。
 山形大学のコンプライアンス部門やら学長やらに頼ろうとしても、名誉毀損の判定のような法律上の問題では役立たないし、そもそも私がプロである弁護士を雇って名誉毀損訴訟2つの攻撃防御の真っ最中で、それなりに専門書や判例もあさっている上、いつでも気軽にプロの見解を訊いてこれる状態なのは私の方だし。

Physical ArarchyPhysical Ararchy 2008/02/08 15:09 「池田信夫にとって不都合な事実」

 apjさんコメントありがとうございました。ご指摘の通り、今回の池田氏のapjさんへの攻撃は、私が分析したよりもさらに拙劣な手法によるものですが、そもそもなぜ今年の1月29日になって、氏が突然削除要求のメールを送りつけてきたのかが興味深いところです。apjさんの「証拠保全」の魚拓はその二ヶ月以上も前から存在していたのですから。池田氏が今さらのように行動を起こさなければ、今回のあらきさんへの中傷事件は、少なくとも池田氏のブログに集まる「信者」にとってはそのまま忘れ去られていた可能性が大です。ではなぜ池田氏は、apjさんに脅迫じみたメールを送りつけるという行為に出たのか。
 以下は例によって、まったく私の憶測ですのでそのつもりでお読みいただきたいのですが、牧野論文をめぐる池田氏のあらきさんへの中傷事件は、池田氏にとって「不都合な事実」そのものだったのではないでしょうか。自らの事実誤認と、その結果としての軽率な発言の「証拠」がネット上で曝され続けることが、氏にとっては足の裏に刺さったトゲのように気になって仕方がなかったのではないですか(もっともそのトゲを無理に引き抜こうとして大暴れした結果、さらに傷口を深くしてしまったように私には思えるのですが)。その意味で今回のあらきさんの事件に関して、apjさんが取って下さった「魚拓」は、予想以上の効果を上げたと言うことができます。
 こうした状況になった場合、上のコメントで「一ウォッチャー」さんがお書きになられていたように、知的に誠実な人間ならば素直に自分の誤りを認め、謝罪すべきところは謝罪すればそれで済むことです。それを開き直って強弁を重ねるからこういうことになるのです。
 残念ながら私にはそれだけの能力がないのですが、もしこのサイトをご覧になっている方でやってやろうという方がおられるのであれば、「池田信夫にとって不都合な事実」と題された魚拓サイトを立ち上げてみてはどうですか。(もっとも「池田信夫にとって不都合な真実」と題されたエントリーはすでに存在します。http://d.hatena.ne.jp/metanest/20070224#1172291000 ただし残念ながら一回だけの書き込みで終わっているようです)。その中には、もちろん今回のあらきさん、apjさんへの非難中傷に関する魚拓だけでなく、以前のhamachanさんやNATROMさんをめぐる記録も含まれることになるでしょう。
 今まではこうした「池田信夫にとって不都合な事実」を把握するには、個々のブログをたどって過去のやり取りを見るしかなかったのですが、こうしたサイトがあればその手間が省けます。また今後、池田氏の非常識な個人攻撃による新たな被害者が出た場合は、とりあえずここに魚拓を貼り付けておけばよい訳です。
 何しろ相手は一日100万PVだと豪語しているのですから、仮にその1%が提案されたサイトを見るとしても一日1万PVにはなります。うまくいけばアフィリエイトで小遣いくらいは稼げるかもしれません、というのは冗談ですが。