知能機械の観察

瞬と磯歩きをしていると、瞬が訊く

「ふじつぼ だれが つけたん?」
いや…フジツボは生き物だから自分で生えてるんだよ■最近「○○は なんの なかま?」という質問が多い■舜、質問をしようとするとき、自分のボキャブラリーをサーチしているのか、一瞬、ためらうような間が入る。まるで英会話で単語を思い出せないときの自分を見るよう。

1970年代末、1980年代初頭の断絶

以前からメモしておきたいと思っていたんだけど、この三つが現れる前と後で世界(というか素人目にも分かる程の音楽、映画、テレビ番組の「表現の基本的な様式」)が違うような気がする:


  1. 1978:スターウォーズ

    素人目には、これと「未知との遭遇」からSF映画が子供だましのチャチなセットではなく、SFXというシステマティックな映像表現の基本技術として発達していったような気がする。これでもうかったお金が次の技術開発につながったのが大きいと思う。


  2. 1979:イエロー・マジック・オーケストラ

    素人目には、これ以降「電子楽器」「電子音楽」(例えば冨田勲)ではなく、シンセサイザーが普通の「楽器」になり、これらの利用が普通の音楽制作のスタイルになったと思う。

    最初はクラフトワークディーヴォといっしょくたにされて「テクノ」というジャンル分けをされていたんだけれど、ここから「浮気なぼくら」まで、シンセという「楽器」を軸として何が表現できるのかをずーっと「実験」していたんじゃないかという気がする。


  3. 1981:オレたちひょうきん族

    この番組以前には、まだ「俗悪番組」という表現が(例えば「8時だョ!全員集合」に対して)生きていたような気がする。この辺からタガが外れはじめたような気がする。

自分がこの時期に中学、高校生であったので、単に受けたショックが大きいだけなのかもしれない。