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ゆっくりいこう

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2017-05-27

[] ジェフのサッカーがハマって4-2で勝利

 前回の勝利が長崎戦の5-0ということで、今回もまた大味な試合になりましたね。

 やはりハマれば強いジェフと言うべきか、勢いが大事なサッカーなだけにこれが勝ちパターンということになるのかもしれまえん。

 愛媛戦でも特に前半は、良いサッカーが出来ていたと思います。


 一方で愛媛は試合前にも話したように、押し込まれた時の守備の脆さを感じました。

 ジェフがうまく相手を押し込み、先に動いて相手をかわしていったとも言えるのでしょうが、押し込まれた後のマークが甘かったですね。

 先制点のアシストを決めた清武も、2点目の真希も簡単に交わせていた印象です。

■前半のうちにジェフが2点リード

 ジェフはメンバーを変更し、システムも3-1-4-2に変えてきました。

 岡野、近藤、キムの3バックで左WBに乾、アンカーに勇人、インサイドに町田。

 船山、熊谷、アランダがベンチに回りました。


 愛媛はここまで12試合スタメンで前節は途中出場だった小池が、ジェフからのレンタルということで欠場。

 1トップには有田に代わって、西田が入りました。

 今回も3-4-2-1のフォーメーション。



 立ち上りから、ジェフは右サイドに人数をかけて攻め込んでいきます。

 3分には右サイドの町田からパスを受けた清武が、中盤でミドルシュートを放ちますが枠の外。

 6分には町田からのスルーパスを受けた真希が裏を取りクロスを上げ、こぼれ球を指宿が狙いますが相手DFに潰されてしまいます。


 6分にもジェフのチャンス。

 左サイドのキムがスピードのあるクロスを蹴り、ニアの指宿が足元で合わせます。

 しかし、GKパクがセーブ。


 10分にもジェフの攻撃。

 相手のボールを中盤で奪ったところから、町田が落として指宿が右サイドへ大きく展開。

 真希が受けてセンタリングを上げ、指宿が頭で合わせますがGKパクがキャッチ。



 ジェフが攻め込む展開が続きますが、その直後に愛媛の攻撃。

 カウンターで白井がボールを持ちあがると、そのまま中央へ。

 逆サイドで近藤が裏を取って、GKと一対一になりゴール。


 愛媛はこの形ですね。

 狙い澄ました縦パスを出して、それに他選手がしっかりと反応する。

 縦パスの使い方が非常に丁寧で意思の疎通が出来ているので、確実なチャンスになることが多い。



 対してジェフは、カウンターへの守備の反応が鈍かったですね。

 守備に戻る反応が少なく、白井の対面だった勇人も寄せが甘く簡単にパスを出させてしまった。

 結果的に、きれいに裏を取られてしまいました。


 その後もジェフがサイドから攻め込みますが、なかなかシュートまで行けない展開に。

 18分には愛媛のチャンス。

 小島が左サイドでFKを蹴ると、岡野が完全に前を取られて浦田がフリーでヘディングシュートを放ちますが、GK優也がファインセーブ。



 悪い流れとなってしましたが、30分にジェフが同点ゴール。

 右サイドで町田、真希が繋ぐと、勇人がインナーラップをしてさらに中の清武へ。

 相手選手の寄せが甘く清武がクロスを上げ、乾が頭から飛び込んでゴール。


 サイドに人数をかけて縦を取ることは出来ていたものの、そこからチャンスが作れなかったジェフ。

 しかし、このシーンでは勇人が中からボールを受ける動きをして、さらに清武も絡むことが出来た。

 それによってラストパスの距離が短くなって、ゴールが生まれたのではないかと思います。



 そして、36分にはジェフが勝ち越し点。

 左サイドからのロングボールを真希が胸トラップで町田へ、町田がヒールでワンタッチパス、切り込んできた真希が左足でのダイレクトシュートを決めます。

 ここは町田と真希の個人技が光った場面だったと思います。


 さらに、43分。

 清武がドリブルで長い距離を持ち込んで、2人をいなしてミドルシュート。

 GKパクがこぼしたところを、町田が押し込んで前半のうちに3-1となりました。

■後半途中から失速するも4-2で勝利

 前半で2点ビハインドとなった愛媛は、西田に代えて有田を起用します。

 48分、愛媛の攻撃。

 セットプレーの流れから藤田がクロスを上げ、近藤がシュートを放ちますがGK優也の正面。


 53分、愛媛が藤田に代えて安田を投入。

 57分、愛媛は早くも3枚目、河原にかえて大卒新人FW丹羽を投入。

 小暮を右SB、浦田を左SBにした4-4-2になりました。



 1点を返したい愛媛ですが、運動量も落ちパスミスが目立つ展開に。

 ジェフは高い位置からプレスをかけ、ボールを奪う展開に。

 しかし、チャンスまでは作れず、動きの少ない時間となりました。


 しかし、63分に突然ゴールが生まれます。

 ジェフが得た左サイドからのCK。

 清武が蹴ると、近藤がニアでうまくバックヘッドを決めて4-1。



 67分、ジェフは乾に代えて大久保を投入。

 キムが左WBに移り、大久保がCBに入りました。

 68分には町田が負傷し、熊谷を投入してそのままインサイドが入りました。


 70分、近藤が空中戦で負傷交代し、船山を投入して左ウイングに置く4バックに変更。

 その直後、愛媛が1点を返します。

 右サイドでのスローインから、丹羽がキムをかわして中央に繋ぎ、小島が足元でゴール。

 ジェフは近藤の交代もあって、集中力が切れていた印象でした。



 ジェフは足が止まり、マークが甘くなっていきました。

 79分にも愛媛の決定機。

 左サイドの奥でプレスをかけてボールを受けると、ニアでフリーになった有田が受けてシュートを放ちますが、サイドネットの外。


 82分にも、愛媛の攻撃。

 後方からのロングボールを受けた白井が裏を抜け出し、ドリブルで仕掛けてキムを抜きます。

 ゴール前に侵入し中央にボールを供給しますが、GK優也がキャッチ。



 しかし、85分にはジェフの攻撃。

 右サイドで、船山とパス交換をした真希がセンタリング。

 指宿が頭で合わせますが、ゴールの左を逸れます。


 88分にもジェフのチャンス。

 右サイド奥で得たFKを船山が、中盤の勇人で供給。

 完全にフリーになった勇人がシュートを放ちますが枠の外。

 後半アディショナルタイムには、指宿が強引に持ち込みシュートまで行きますが、ポスト直撃でゴールならず。

 愛媛も攻め込んできましたが、シュートまでは行けずジェフが4-2で勝利となりました。

■ハマれば強い今季のジェフ

 ジェフは序盤から右サイドに町田が流れる形で、攻撃を作っていきました。

 そこにFWなども絡み、真希か町田が裏へ飛び出す。

 立ち上りから町田と真希の動きが良く、愛媛はそこを止め切れずに押し込まれていきました。

 さらに町田が中から外に動くことによって、相手ボランチが釣られることも多かった。

 それもあって、愛媛は守備バランスが悪くなっていたように思います。


 ただ、前節も話したように、外を取るだけではチャンスは生まれにくい。

 いくら中央に指宿がいるとはいえ、大外からクロスを上げるだけでは、相手も対応しやすいはずです。

 逆に愛媛は丁寧な縦パスから見事に先制点をあげましたが、闇雲な攻撃ではなくしっかりとチームとしての意思疎通が出来ているからこそ、ああいった確実な攻撃が作れるのだと思います。



 そう感じていたところで、ジェフの同点ゴール。

 あの場面では右サイドからのパス交換だけでなく、中を勇人が走ってポイントを作った。

 ちょうど前節の試合後に話した、ペナルティエリア脇をとってチャンスを作る形となりました。


 サイドから中央寄りの位置を取ることで、クロスだけでなく中へのパスという選択肢も生まれる。

 とはいえ、やはり何度見なおしても、清武へのマークは空け過ぎていた印象でしたが。

 それでも清武のアシスト、乾の飛び込みは見事だったと思います。



 2点目も右サイド寄りの中央を、山本と町田で崩したパターン。

 なんとなく長崎戦で指宿との関係で点を取った、清武のゴールも思い起こさせますね。

 なかなか同じことをやるのは難しい展開だとは思うのですが、この場面でもあの位置からパス交換をしてシュートまで持ち込めたことが大きかったのではないでしょうか。


 序盤からジェフが攻守に圧力をかけ相手を押し込んでいったからこそ、サイドだけでなく中央寄りの位置も取れたとも言えるのかもしれません。

 立ち上がりからジェフの選手たちの動きはよさそうに見えましたし、先手先手で動けていた。

 先日も話したような相手に圧力をかけ続けることで、守備バランスを崩しそこから飛び出す選手を使えていたと言えるのかもしれません。


 

 一方で、近藤が負傷交代してからは、動きが止まってしまったところもありました。

 負傷交代による動揺や、システム変更による混乱もあったのかもしれません。

 ただ、疲れから単純に足が止まったのかなと感じる部分もあります。


 後半途中から足が止まるのは、もう仕方のないことなのでしょう。

 プレスをかけ続けるサッカーがベースなだけに、前半から飛ばし続けて先手必勝を狙うしかない。

 後半途中から失速するのも、織り込み済みで戦うべきだと思います。



 後半途中から相手に巻き返されても、問題が起きないほどのリードを作りあげるか。

 それとも、相手が巻き返す気力が起きないほどに攻め込み続けるか。

 基本的には攻めて攻めて相手を突き放しにかかるしかないサッカーだと思いますし、今回もそれでリードして試合を進められたことが大きかったのだと思います。


 もちろん、足が止まってからの守備の改善も重要でしょう。

 ただ、チームとしては前から行く守備しか考えていないだけに、個々でうまく対応するしかない。

 そうなると限界はあると思いますので、攻撃陣が爆発するかどうかが大事だと思います。



 しかし、前回攻撃陣が爆発し5-0で勝利した長崎戦の直後には、0-3で東京Vに大敗しています。

 そういった傾向から考えても、チーム状況が改善・成長して勝利したというよりも、相手との関係もあってうまくハマるかどうかで試合が決まっているような気がします。

 長崎戦の前の勝利は2-0で徳島戦でしたし、やはり複数点を取って完全に試合を支配することが、勝利の必須条件となっているのでしょうか。


 そう考えると、いかにハマる回数を増やすか。

 ジェフのサッカーが、ハマるためには何が必要なのか。

 そのあたりを考えていく必要があるということでしょうか。

 基本的には名古屋や山口など、守備に不安がある相手には強いといった印象を受けますが…。


 ともかく、次にこの勢いを続けられるかどうかが、何よりも重要ではないかと思います。

 今季のジェフはこれまで連勝がないわけで、相手を圧倒してその試合に勝利したとしても、その後が続かなければ波に乗り切れないと思います。

 夏に向けて波に乗り切れるかが、気になるところですね。

2017-05-26

[] 間瀬監督率いる愛媛とフクアリで対戦

 前節は巻を擁する熊本とフクアリで対戦したジェフ。

 明日は間瀬監督が率いる愛媛とフクアリで対戦。

 2試合連続で、ジェフと関係の深い人物と雌雄を決することになります。


 間瀬監督は日本体育大学卒業後、プロ選手を目指して渡米。

 アメリカやメキシコ、クロアチアなど様々な国のクラブでプレーし、2002年に現役を引退。

 2003年からオシム監督の下、通訳としてジェフに加入しました。



 難解な表現をするオシム監督のオシム語録を生み出した、立役者だったと思います。

 オシム監督退団後もアマル監督の通訳やコーチ、スカウトとしてジェフに貢献。

 その後、岡山や東京Vでもコーチを務め、2014年からはJ3秋田の監督に就任し、今年から愛媛の監督となりました。


 通訳として貴重な経験を持つ方でしたから、そのまま通訳業を進むことも可能だったのではないかと思います。

 それでも監督を目指すという強い意志の下、様々なクラブでコーチを務め、経験を深めて監督となった。

 その姿勢が素晴らしいですね。


 オシム親子からの信頼は厚く、若い選手が多かった当時のジェフにおいて兄貴分的な存在だったとよく言われていました。

 当時のサポーターからも、とても愛されていた人物だったと思います。

 その間瀬さんが監督としてフクアリに戻ってくるわけですから、とても感慨深いものがあります。



 愛媛は現在は7勝3分5敗で8位と、まずまずの好位置につけています。

 粘り強い守備と、そこからの素早い攻撃が特徴のチームとなっているのかなと思います。

 前から懸命に追いつつ、中盤に人が入ってきたら、他の選手と連動してチェックに行く。


 攻撃もカウンターがウリではありますが、ベースとしてあるのはしっかりとボールを動かせることだと思います。

 ボランチの小島と藤田を中心にCBも含めてパスを回し、要所要所でワンタッチを使いつつ、縦パスをスパッと入れた瞬間に攻撃のスイッチが入る。

 その動きが基礎としてあるから、カウンターでも遅攻でも鋭い攻撃が作れているのではないでしょうか。



 前節は名古屋と対戦。

 序盤は名古屋が優勢でしたが、その後は一進一退に。

 名古屋はこだわりのボール回しを見せますが、守備に甘さがあるため愛媛もボールを持てる時間が増えていきました。


 26分には愛媛が先制。

 中盤でパスを繋いでいき、縦パスを受けた近藤がキープ。

 一度中盤に戻して河原が受け、ラストパスに近藤が飛び出して行ってゴール。


 このパスワークも今年の愛媛らしい展開で、中盤でゆっくりと広くパスを繋いで相手を左右に開かせる。

 そして、相手の隙を見て、スパッと鋭い縦パスを繋ぐことによって攻撃の緩急が生まれる。

 愛媛の狙い通りの先制点だったのではないでしょうか。



 しかし、その後は名古屋が押し込む時間が続き42分。

 和泉からの縦パスをシモビッチが落とすと、愛媛選手にボールが当たり、飛び出していった田口に渡ります。

 これを田口がしっかり決めて同点に。


 後半に入って47分、愛媛のカウンターから有田が縦パスを落とし、近藤が持ち上がると小暮が右サイドを駆け上がって鋭いクロス。

 有田が飛び込み触れば一点というボールでしたが、惜しくも合わせきれず。

 55分にも藤田からのパスを受けた小島が反転してスルーパスを出し、河原が抜け出してシュートを放ちますがGK楢崎がファインセーブ。


 この時間は愛媛か、と思われましたが58分。

 右サイドからのパスをシモビッチがワンタッチでうまく裏へ供給すると、八反田が走り込みグラウンダーのクロス。

 これを玉田が決めて名古屋がリード。

 試合終盤には愛媛が攻め込みますが、ゴールは決められず1-2で敗戦となりました。



 名古屋戦では敗れてしまい、押し込まれるとバランスが悪くなる印象も感じましたが、間瀬監督はとても面白いチームを作っていると思います。

 パスサッカーというと名古屋や岐阜などが思い出されますが、現在の愛媛もパスを重要視している印象で、縦パスからいかにチャンスを作るのか明確化されている。

 また、粘り強い守備、ワンタッチでの変化、縦パスのスイッチ、攻撃時のスプリント、そして一体感のあるチームといった特徴はどこかオシム監督風に近いものも感じます。

 ただ、明確なマンマークではないですし、要所要所が近いだけで間瀬監督のサッカーであることには変わりないのでしょうが。


 対するジェフは、前節熊本戦でも相手を押し込むものの、良い攻撃が作れず1-1の引き分けで終りました。

 ただ、失点直後はガクッと動きが落ちたものの、その後は大きく崩れなかったとも言えると思います。

 後半から失速して大量失点というケースも珍しくないですから、そこはなんとか耐えた試合だったということになるのではないでしょうか。



 そこはやはりホームということで、コンディション的に優位に戦えていたのかもしれません。

 これにより熊本戦でも、ホーム無敗は継続されたことになります。

 愛媛戦でもホームが続きますから、それを追い風として戦いたいところですね。


 愛媛は粘り強く守ってくるチームですから、そこをうまくかわして素早く攻めきる形が理想ではないかと思います。

 また、鋭いカウンターがありますから、攻撃を作らせる前に潰すというのが今季のジェフのサッカーでは重要ではないかと思います。

 特に小島と藤田からの縦パスには注意したいところで、インサイドなどの守備力が求められてくるのでしょうか。


 すっきりとしない試合が続いているジェフですから、何とかいい試合を見せたいところ。

 相手を押し込んだ後にどうするのか、足が止まって中盤にスペースが出来始めた時にどう守るのか。

 このあたりの答えが少しでも見えてくれば良いのですが、愛媛戦で底が見えてくるのでしょうか。