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ベテラン有力選手の契約満了に思う

 横浜FMの松田、山瀬、坂田、河合、波戸、京都の柳沢、清水の伊東、市川、甲府の藤田、草津の高田、水戸の大橋、広島のストヤノフなどなど、ベテラン有力選手が相次ぐ戦力外通告を受けています。
 本当に全員集めたら有力なチームが出来てしまうんじゃないでしょうか(笑)
 もしかしたら今後もこういったニュースは続く可能性もあるのかもしれませんね…。
 巻もアムカル・ペルミからのオファーがなければ、この中の1人に含まれていたのかな…と思うと人事には思えません。


 それ以前に、サッカーファンの1人としても悲しい事態ではないかと思います。
 1つ1つのニュースを見ればさして珍しいことではないのかもしれませんが(やり方などの問題は置いておくとして)、Jリーグ全体がベテラン選手を軽視する方向にあるのだとすれば…。
 もちろん不景気の影響は大きいのでしょうけれども…。

 
 元川悦子さんもこのようなコラムを書かれています。 

しかしながら、まだまだ戦力になりうるベテラン切りを防がなければ、日本サッカー界はいい方向に進まない。現状のように「30歳定年制」が横行していたら、サッカー選手に魅力を感じる子供がまだまだ減ってしまう。「サッカーなんか稼げないし、選手生命も短い。1ケタ年俸が高くて40歳までやれる野球の方がいい」と言う親は実際に多いのだ。そういうネガティブな傾向に歯止めをかけるためにも、クラブ側は「ベテランは高い」という固定概念を捨てたらどうだろうか。サッカー選手は結果が全て。これまで高年俸だった選手でも、今季の働きぶりが悪ければ下げるのは当たり前だ。いきなり「ゼロ円提示」をするのではなく、まずは減額前提で話し合い、それで折り合いがつかなければ退団という形に持っていくべきだ。
J SPORTS

 このあたりは昨日話した通り、同じ意見です。
 また、熊本GK南も同様の意見を自身のブログで話してくれています



 若年層に関しての重要性は(実際の改善はまだまだなのかもしれませんが)多くの意見が出ていると思うのですが、ベテラン選手の生きる道と言うのもまた大切なのではないかと、こういったニュースを聞くと改めて感じされたれます。
 有力選手やクラブの功労者が「最後までやりきった」と思える土壌が崩れてしまえば(もちろん実力などの問題でそこまでいけないケースも多数あるのでしょうが)、若年層の育成もサッカー文化も発展も夢物語なのかな…なんて。
 難しい問題ではありますが、今は解雇された選手達が次の良いステージに立ってしっかりとサッカー人生を全うできることを祈るばかりです。