Hatena::ブログ(Diary)

ゆっくりいこう

[Twitter] [Facebook] [Bookmark]

2015-02-11

[] 2014シーズンを振り返る ジャイール編

 2014年のジェフ選手を振り返る今シリーズ。

 ダラダラとやってきてしまいましたが、ようやく今回で最後ということになります。

 長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。


 2013年にジェフに加入したジャイールは、その年のちばぎんカップでスタメンフル出場を果たし活躍。

 そのまま開幕戦にもスタメン出場し、以降もレギュラー選手としてプレーしていきました。

 しかし、個人突破力は高いものの守備や連携プレーにおける課題が大きく、徐々に出場機会を失っていくと、2013年の7月にUAEのエミレーツ・クラブにレンタル移籍が決定します。

 2013年のジェフでの成績はハーフシーズンで、16試合に出場し4ゴールという成績でした。



 エミレーツ・クラブでは15試合に出場し7ゴールという成績だったようですが(PKでゴールを決めるシーンなどはネット上の動画で確認できました)、完全移籍での買い取りとまではいかなかったのか、2014年前半には再びジェフから鹿島にレンタル移籍ということになりました。

 しかし、鹿島での出場も5試合にとどまり、スタメンは2試合のみ。

 出場時間も短いもので5月16日の第12節名古屋戦に出場した以降は、ベンチ入りの機会すらなく鹿島でのプレーは終わってしまいした。


 2014年7月に鹿島でのレンタル期間が満了となり、ジェフに復帰が決定。

 ジェフは関塚監督が就任しジャイールのようなドリブラーが必要になるかと思ったのですが、結局リーグ戦では11月1日の第3節磐田戦、11月9日の第40節松本戦の2試合で途中出場したのみ。

 出場時間も合計で30分にとどまりました。

 結局チーム内でのドリブラー役は、谷澤が担当した形となりましたね。



 基本的にジャイールの印象は、以前と変わっていません。

 9月10日の天皇杯4回戦長崎戦では久々にスタメン出場したジャイールを見ることが出来ましたは、前半の45分で交代させられています。

 この試合の前半は非常にチーム全体の出来が悪い試合内容だったわけですが、その中でもジャイールはうまく試合に絡めていなかったと判断されたのでしょう。


 確かにボールを持って仕掛ける、というテクニックにおいては一級品の選手。

 ドリブルだけでなくクロスやシュートの精度も高く、ラストプレーの質を期待できる選手でした。

 しかし、自身で試合を決めることばかりを考えて、ボールを持ち過ぎてリズムを悪くしたり、相手を抜き切れないと無駄に斜めにボールを持ち込んでしまったり、近くの選手を使えなかったりと、連係プレーが期待できない選手でした。

 ドリブル突破に関してもマークの厳しい中央では相手を抜けないことが多く、サイドの深い位置でしか相手に勝てない印象がありました。

 そして、守備においても穴を作ってしまうところはこの2年間で変わらず、逆サイドが攻め込まれても戻ることなどほとんどなく、同サイドで戻ったとしてもアリバイ的な動きしかできませんでした。



 こういった評価は鹿島でも大きく変わらなかったようですし、関塚監督になったジェフでも同じでした。

 2013年前半の方が、まだ成果は残せていたことになります。

 結局試合に出場できないのはチームではなくジャイール自身の問題であるわけで、そこを変えられなければ少なくともJリーグでの活躍は厳しいでしょう。

 そして、残念ながら改善の兆しも、なかなか見られなかったように思います。


 CFとして起用するにはフィジカルは強くなく、競り合いも避ける方向にありますし、基本的にはSHの選手ではないかと思います。

 であるのなら、SHとして最低限の守備はしなければいけないわけですが、そこが計算できないのですから辛いものがありますね。

 鈴木監督はトップ下のナムがサイドに流れて穴を埋める形で、ある程度守備を免除する方法も試してしましたが、それでもボールを簡単に失い攻守の切り替えが遅く、非カウンターの起点となっていました。



 途中出場なら連携面や守備などを何とかごまかせる可能性があったとしても、ジェフとしては外国人枠の選手をそういった形で使うくらいであれば、若い日本人選手などに期待したいところではないでしょうか。

 ベンチスタートを前提とするには年俸も安くはないでしょうからコストパフォーマンスも悪くなりますし、ジャイール自身もその役に納得する選手ではないでしょう。

 そういったところから、チーム全体の雰囲気は悪くなる可能性も考えられますしね。


 攻撃の才能を感じるからこそ、非常にもったいない選手と感じる印象で、それだけに辛口になってしまいます。

 「もったいない」と言うのは、あくまでもチームが活かせるかどうかではなく、本人の問題という点で感じる部分が大きいく思います。

 本人の将来を考えると、いっそより厳しいリーグにいってやらなければいけないこと、学ばなければいけないことを経験すべきではないかなとも思います。

 いくら攻撃センスがあるといっても、ブラジル人選手の中でずば抜けた能力があるかというと、そうではないようにも思いますし。


 本人は出場機会を希望するかもしれませんが、レベルの低いリーグで"無双"状態を経験したところで、あまり良い経験にはならないのではないでしょうか。

 更なる成長を遂げるためには、一度しっかりと自身の課題に向き合わないといけない選手なのではないかと個人的には思います。

 その才能を活かせられるようになるために、成長してほしいですね。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/aratasuzuki/20150211/1423605796