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イ・ジュヨン移籍決定とGKルイス・オヘダ獲得の噂

 ネット上でルイスと呼ばれているアルゼンチン人GKがジェフの練習に参加していると話題になっていたので、7日の夜に頑張ってネット検索したところ、Luis Alberto OjedaのWikipediaがジェフ所属となっていたことを発見しました。
 今のところ正式な発表やニュースは見つかっていませんが、Wikipediaの履歴を見てみると、6日には編集されていたようです。
 ファンやサポではなく関係者によるものではないかと思いますので、加入の可能性は十分あるのかなと思います。



 ルイス・オヘダ…あるいはルイス・オジェダは現在27歳、183cmのアルゼンチン人GKで、動画を見ると前へのスピードのあるGKといった感じでしょうか。
 こちらのサイトによると、U-20アルゼンチン代表などにも選出経験があるようです。
 2008年からプロとしてアルゼンチンでキャリアを積み、2015年からはメキシコ2部のヴェナドスに移籍。


 先ほどのスペイン語Wikipediaには掲載されていませんが、今年に入ってヴェナドスからメキシコ1部のベラクルスに移籍した模様です。
 Wikipedia今夏ベラクルスの退団項目メキシコリーグの今夏移籍一覧のベラクルス欄にルイス・オヘダの名前があがっており、TBAなどと書かれています。
 ベラクルスに移籍したものの出場機会がなく退団となり、移籍先を探していたということでしょうか。
 


 一方で、ここ数試合のジェフは控えGKに経験の浅い大野を置いていましたし、GK不足での補強ということでしょうか。
 海人は獲得時にも話しましたが、元々怪我は多く不安材料の1つだったはずです。
 また、もし岡本も負傷していたということであれば、緊急補強も必要な状況だったのではないかと思います。


 ただ、人数を合わせるだけならば、日本人GKでも良かったのではないかと思います。
 どうしても外国人選手補強となると、サラリーの面でも諸費用の面でも高くつくところがあるでしょう。
 そう考えると正GK候補として補強しなければ、元は取りにくいのではないでしょうか。


 優也は確かにシュートへの反応は素晴らしいものの、ボールを持ってもたつく場面が目立ちます。
 横からのボールの反応も怪しいところがありますし、補強ポイントの1つではあったと思います。
 しかし、現状だとジェフは外国人枠がいっぱいです。



 現在の外国人枠を振り返ると以下の通り。

(1) 試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる。
(2) 登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする。
Jリーグ公式サイト

 (2)について考えるとアランダ、ラリベイ、サリーナス、イ、キムといるため登録枠がいっぱいで、これにルイス・オヘタを補強すると人数が超えてしまい選手登録ができない状況です。
 そこで、イが讃岐にレンタル移籍となったのではないでしょうか。


 イに関しては高さはあるし長距離でのスピードもあったのかもしれませんが、アジリティの面での問題が大きかった。
 細かなプレーにおいての課題もあって、ここまで試合出場は2試合のみにとどまっています。
 キムの加入でアジア枠の問題もありベンチにも入れていない状況が続いていましたし、本人にとっても讃岐への移籍は良かったのではないでしょうか。
 讃岐も順位面では苦しい状況ですが、選手の良さを引き出し、選手を育てるのがうまいチームだと思いますので、移籍先で頑張ってほしいと思います。



 ジェフとしてはこれで登録枠は空いたことになりますが、出場枠は確保できていないことになります。
 外国籍選手3人+アジア枠1人ですから、このままだと外国人枠をラリベイ、アランダ、サリーナス、ルイス・オヘタで争うことになります。
 現状でも頻繁に入れ替え外国人選手がベンチから外れることも珍しくないですが、GKともなればメンバーを入れ替えるのは難しいと思います。


 このまま獲得となれば今はラリベイが主力となっていますし、アランダとサリーナスが出場枠を争うという可能性が高くなります。
 かなり贅沢な外国人枠の使い方ということになるでしょうし、経済的とは言い難いように思います。
 もちろん今後更なる放出もあり得るのでしょうが、アランダは言うまでもなく、サリーナスも使い方次第で十分戦力になりうる選手だと思うのですが…。



 今夏のジェフは為田や矢田など、それなりに選手のいるポジションに補強を続けている印象です。
 ラージグループからコンディションを良い選手を選ぶ方法を取っているだけに、どうしても選手層が厚くないと成り立たないところがあるのかもしれません。
 さながら"ミニ・レアル・マドリード"を作り上げるのが、エスナイデル監督のチームでは理想ということになるのでしょうか。


 ただ、"ミニ・レアル・マドリード"と言っても所詮はJ2レベル。
 多くの選手を補強しなければいけないのであれば、その分特出した選手は補強できないかもしれない。
 この方向で行くのであれば、そういったリスクも覚悟しなければいけないのかもしれません。



 個人的にはキムや溝渕は守備に不安があるし、CBやSBを補強すべきではないかと思っていました。
 あるいは高橋をテストしているというアンカーか。
 しかし、他にCBがいてもキムをこだわって起用していたり、アランダをアンカーとしては使わなかったりといった状況を考えると、エスナイデル監督の起用法はかなり偏っている印象があります。
 それだけにDFやアンカーなどは、追加補強が難しいところがあるのかもしれません。


 夏の補強ですから、本来は即戦力を期待したいところでしょう。
 しかし、GKは指示出しなども非常に重要なポジションですから、言語の面も含めてコミュニケーションがどこまで早く成立するか。
 過去に海外挑戦した日本人GKも言語の面で苦労した選手が多い印象ですし、そこが大きな壁となる可能性もありますが、安定感のあるGKは補強ポイントではあったと思うので、今いるGKたちと高いレベルでポジション争いを見せてほしいところですね。