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ゆっくりいこう

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2017-10-05

[] 相手陣内でボールを奪われ独走されて失点

 京都戦、1失点目は田村のミドルシュートも素晴らしかったですが、基本的には相手のロングボールに対してジェフが対応しきれなかったことが問題だったのではないかと思います。

 あれだけ何度も闘莉王に落とされていれば、いつかは良い形を作られても仕方ないと思います。

 落とされた後のセカンドボールへの対応でも後手に回っていた印象で、失点時以外にも闘莉王が落としてチャンスメイクという形をいくつか作られていました。


 2失点目は乾のパスミスから仙頭にボールを奪われ、対応に行ったキムもかわされて裏を走られ失点という形でした。

仙頭啓矢選手「(相手のラインは高いので、自陣でもボールを奪えればチャンスになると思っていた?)ミーティングでもそういう情報はあったし、前回対戦で自分も出場していて、そういうところからチャンスを作れていたのも頭の中にありました」(京都公式サイト

 記者と仙頭にも指摘されているように、ジェフはラインが高い上に後方に人数が少ないため、相手陣内でボールを奪われたとしても、チャンスを作られてしまう可能性がある。

 そこから相手に独走されてピンチに…というパターンも、珍しくない印象です。



 少し状況は違うものの、思い出すのは水戸戦での失点。

 あの時も全体が前掛かりになり中盤でバタバタしたところから、こぼれ球を清武が後方で拾ってGKにバックパスをしたところを、前田に奪われてやられてしまいました。

 清武のミスではありましたが、あの時も話したように、キムが前に潰しに行ったことにより、清武がGKに長い距離のバックパスをせざるを得なくなり、ミスをしてしまった印象があります。


 京都戦でも先に失点して全体が前掛かりになり最終ラインが高くなった状況で、乾のパスミスでボールを奪われ対応しに行ったキムがかわされてやられています。

 通常ならあの高さでボールを失ったとしても、少なくとも独走状態にはならないはずですが、全体のラインが高いので一気にピンチになってしまう。

 そして、キムも高い位置にいたため余裕がない状況で対応しに行って、相手にかわされてしまったといえると思います。



 しかも、この場面では多々良も随分と高い位置に出ていたため、相手陣内にいたキムが最終ラインとなっていたのではないかと思います。

 この状況だとハーフウェイラインがオフサイドになるので、かなりリスキーな状況だったと思います。

 もちろん乾のパスミスが失点のキッカケではありますが、後方でのバックアップ体制も整っていなかったと言えるのではないでしょうか。


 こういった問題がイレギュラーなものならば良いかもしれませんが、頻繁に起こっている問題だと思います。

 全体が前掛かりになって、後方に選手が少ない。

 特にキムが前に出て行って、その裏を取られる…。



 CBが攻撃参加などをすること自体は決して問題ではないと思うのですが、その時のリスク管理をどう整理するのか。

 例えば3バックの場合はCBの1人が出て行っても、残り二人でバランスを取って守ったり。

 あるいは4バックでも、ダブルボランチの一角が下がって穴を埋めたりといった対処は出来るはずです。


 ただ、1ボランチの4バックでSBも攻撃時に高い位置を保つ形で戦っているのですから、その状況でCBも前に出て行くと1バックのような布陣になってしまう。

 それが頻繁に起これば、京都戦のような失点が増えるのも仕方がないような気がします。

 もちろん奪われ方にも問題はあるでしょうが、まったくカウンターを受けないということはありえないわけですし、最低限の準備は整えていなければいけないと思います。



 いずれにせよ京都戦の2失点目のように、あっさりと失点するようなことが減っていかなければ、勝点を伸ばすのも難しいように思います。

 では、あのような失点を減らすためにどうするのかと考えると、誰が前に出たら誰がカバーするのかというような、状況に応じた基礎的な約束事を明確にすることが必要となるのではないでしょうか。

 それが出来た上で、局面での対応というものが求められるのではないかと思います。


 それにしても京都は、高卒ルーキーの岩崎や大卒ルーキーの仙頭、まだ22歳の田村など今後が楽しみな選手が多かったですね。

 灰汁が強いものの実力派のベテランも多いですし、これでもう少しバランスが取れてしっかり戦術が整えば、もっと上に行けるのでは…と思ってしまったのですが、それは多分周りから見たジェフも同じなのでしょう。

 お互いに来年の今頃は、どこを争っているのでしょうね。

[] マクラーレン・ホンダの提携解消と今週末の鈴鹿

 久々のF1カテゴリーです。

 今月、長期的な契約を結んでいたマクラーレンとホンダが、提携を解消することを発表しました。

 マクラーレン・ホンダのここまでの経緯を振り返ってみたいと思います。


 今回のマクラーレン・ホンダのパートナーシップは、2013年5月に発表になりました。

 マクラーレンとしては約20年間もの間、メルセデスのエンジンを使用し、ミハエル・シューマッハー擁するフェラーリ黄金時代のライバルとして君臨。

 98年、99年、2008年にはドライバーズタイトルも獲得していました。



 マクラーレンの株も保有しており、蜜月な関係かと思われていましたが、メルセデスの株主の意向などもあって独立を決定。

 2010年にブラウンGPを買収すると、ミハエル・シューマッハーが現役復帰を決め、大きなニュースとなりました。

 ちなみに、ブラウンGPはホンダF1チームを買収したチームで、ホンダは金融危機もあって08年限りで撤退を決めるのですが、08年の開発を早々に諦め翌年にすべてを注ぎ込んでいたため、そのチームを買収したブラウンGPは圧倒的な速さで09年のチャンピオンに輝いています。


 メルセデス独立当初は目立った結果も出せなかったため問題もなかったのですが、徐々に成績を伸ばしていき14年にはターボ復活も含む大幅なレギュレーション変更に見事に対応し、チャンピオンに輝きます。

 一方のマクラーレンは少しずつ成績を落としていったこともあって、メルセデスエンジンユーザーの中での優位性が失われていくことに。

 そこで金融危機なども落ち着き、大幅なレギュレーションの変更に合わせてF1復帰を検討していたホンダと組んで、勝負をすることを決めたという経緯となるはずです。



 マクラーレンからすればチャンピオンに返り咲くには、ホンダと組むしかないという考えだったのでしょう。

 一方のホンダはマクラーレンと組んで輝かしい成功を納めたセナ・プロスト時代の第2期に比べて、第3期は大きく低迷してしまいました。

 当初はシャシーも含むオールホンダでの参戦を見込んでいましたが、社内での慎重論などもあって結局エンジン供給にとどまることに。


 そこで声をかけたのが新興チームBARで、名門ウィリアムズなどの名前も挙がっていましたが、共同でのシャシー開発などを目指すということであえてBARを選んで参戦。

 しかし、やはり新興チームということで、多くの部分で未熟でチーム内での政治的な駆け引きにも苦労していた印象です。

 たばこ広告の全面禁止によりBARのメインスポンサーBATが退き、06年からはホンダF1チームとなりますが、結局2000年から2008年までの8年間で1勝しかできずF1撤退となってしまいます。



 ホンダとしては第3期では新興チームと組み、さらにワークスチームとしても参戦し、シャシー開発や政治的な仕事、あるいはスポンサー集めなどもしなければいけなかったことが、失敗だったと分析したようです。

 そのため、今回は名門マクラーレンと組むことによって、エンジン開発に集中する。

 それが成功への近道であると考えたようです。


 しかし、モータースポーツファンからは、懐疑的な見方も多い4期目だったと思います。

 近年のホンダは国内外限らず、モータースポーツの分野では苦戦していることが多かった。

 さらに第3期の大きな失敗もあって、いきなりマクラーレンと組むのは厳しいのではないかとも思っていました。



 実際、15年から復帰となったホンダですが、開幕前のテスト段階からトラブル続きでまともに走れませんでした。

 14年からの参戦も可能だったと言われおり、あえて1年の開発期間を空けての参戦だったにもかかわらず、トラブルが多発してしまったことに大きな失望を持って迎えられました。

 トラブル続きで、シャシー開発にも影響が及んだのではないかと言われています。


 マクラーレンのシャシーにも問題があるのではないかとは言われていましたが、前年に比べて150ポイント以下の成績で表彰台にも上れずじまい。

 16年後半には若干成績が伸びたものの、今年開幕前のテストでもパワー不足などが露呈したところで、マクラーレンとしては契約解消の道を探していたそうです。

 そして、ついに先月、マクラーレンはホンダとの契約を解消し、来年からルノーエンジンを積むことが発表になりました。


 マクラーレン首脳やエースであるフェルナンド・アロンソからはホンダへの不満の声も多く上がっており、これ以上は我慢できない状況だったということなのでしょう。

 アロンソもここ数年圧倒的な強さを見せているメルセデスに勝つには、ホンダにかけるしかないという思いでフェラーリから移籍してきただけに、失望も大きかったのかもしれません。

 シャシーの方ももう1つなのではないかと言われていただけに、いくらなんでも言い過ぎなのでは…という意見も多く出ていましたが、名門チームなだけにメンツというものもあったのかもしれません。



 ただ、来年はルノーとの参戦になるマクラーレンですが、うまくいく保証はないと思います。

 というのも現在F1に参戦するエンジンだと、メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの順に争いっている状況で、ルノーとホンダの性能差はそこまでないかもしれません。

 マクラーレンとしてはルノーを搭載することで状況がわかる…ようするに、来年活躍して苦戦の理由はホンダであると証明したいところがあるのだろうと思いますが、そううまくはいかないかもしれません。


 実際、長年ルノーエンジンを搭載しているレッドブルは、ルノーを批判することも多く、ついには今年からは他エンジンを搭載しようと交渉したものの契約が難航。

 結局、ルノーエンジンにタグ・ホイヤーのバッジをつけて、搭載するに至りました。

 それだけルノーとの関係は悪化していると言えると思います。



 一方でホンダは、来年からレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソと組むことになりました。

 当然姉妹チームですからチームの規模も小さいわけですが、ここで評価を高めれば再来年ルノーに不満を持つレッドブルと組むことが出来るかもしれない。

 そう考えれば、決して悪くはない選択と言えるのではないでしょうか。


 さらにトロ・ロッソなら、日本人ドライバー起用の融通もマクラーレンより効くかもしれない。

 ただし、現在F1に出走するためには、ライセンスポイントというものが必要で、他カテゴリーで一定の成績を納めなければ乗れないことになっています。

 そのため現状のままでは、すぐに日本人ドライバーを乗せるのは厳しい状況です。



 残念なのは、今になってマクラーレンホンダのパフォーマンスが上がりつつあること。

 これが初年度序盤に出来ていれば…とも思いますが、昨年の今頃もそう言われていましたし、シーズン終盤だからこそ開発が追いついたとも言えるのでしょう。

 そのためそう楽観視できることではないのかもしれませんが、いずれにせよ最後まで来季に希望を見せられるレースを期待したいところです。


 今週末はホンダのホーム鈴鹿ですから、恥ずかしくないレースを見せてほしいと思います。

 上位勢に目を向けると、ここにきてメルセデスが若干勢いを落としており、フェラーリやレッドブルが挽回し始めています。

 今季はメルセデスのハミルトンでほぼ決まりかなと思うだけに、チャンピオン争いに関しては盛り上がりにくい状況かもしれませんが、ここ数千は混戦模様となっておりレース自体はどうなるかわかりませんし今年も楽しみです。



 ホンダに関しては、F1を甘く見ていたというコメントが首脳から出たことが個人的には残念でした。

 第3期初期にも同じようなコメントが出ていましたし、第3期の反省を活かせていないということであれば、苦戦するのも当然ではないかと思います。

 マクラーレンにも問題はあったと思いますが、良いエンジンを作れさえすれば当然文句も出なかったはずです。


 逆に言えば良いものが作れなければ、どのチームであってもうまくはいかないだろうとも感じるわけで、行き着くところはそこではないでしょうか。

 マクラーレンとの契約解消の中で、F1撤退も噂されたほどですし、もはや失うものは何もないはず。

 マクラーレンもルノーと組んで自分たちの力を証明したいと思っているでしょうが、その状況はホンダも同じはずなわけで、来季こそはホンダスピリットを見せてほしいですね。